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ソバナ の " 菜 " は食通の証

見た目だけで涼やかな気分になれる野草がある。

木漏れ日が気持ちいい深山の林の中。
漏斗型の青い小花をたくさん吊り下げた ” ソバナ ”。
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可愛い小花が林を抜ける風にゆらゆら揺れている。

名前の由来には「蕎麦菜、岨菜、杣菜(そまな)」などの三つの説がある。
茹でる時に蕎麦の香りがするから " 蕎麦菜 " 。
険しい岨道(そばみち)に生えているから " 岨菜 " 。
山で仕事をする樵(きこり)を ” 杣人(そまびと)”と言い、彼らが好んで食べたから " 杣菜(そまな) " がなまって " ソバナ " 。

名前の由来は様々で面白い。

食べたことはないけれど ” ソバナ ” の ナ は、食用になるから菜であって、杣人が好んで食べるのだからさぞ美味しいのだろうけれど、こんなに綺麗ではどんなに美味しくても食べられないよねぇ。
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和名の由来は本当に面白い。
こんなに綺麗なら、その美しさが名の由来になっていてもいいものなのだが...。

ソバナ の " 菜 " は食通の証。
日本人は食いしん坊だ!








by eilakuyagarden | 2018-07-30 20:43 | 野草の暮らし | Comments(0)


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台風接近にご用心を!

予想外の進路で接近してきた台風12号。
最近、雨が少なかったのでありがたくも感じていたけど、やはり予想外の動きが怖くもあります。

軽井沢の西隣りの御代田町も雨風がこれまでになく強くなって、アパートが揺れます。
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横なぶりの雨と強い風に公園の高いアカマツは激しく揺さぶられ、強い風音が鳴り響いている。正直ちょっと怖いです。庭も大丈夫かなぁ、心配です。

これまで大丈夫だったからが通じない、想定外の台風。
長雨に経験したことのない酷暑、激しいゲリラ豪雨に大雪。
当たり前にすごしてきた日本の四季が変わってきている。

庭仕事を通じても、子供の頃から経験してきた日本の当たり前の季節感が大きく変わってきてしまっているんだなと強く感じるこの頃です。

どうか進路にあたる地域の方は最大限の警戒を。





by eilakuyagarden | 2018-07-28 20:46 | 永楽屋ガーデン | Comments(0)


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夏のさし色 フシグロセンノウ

手入れを終えた夏色の庭。
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眩しい緑をより美しく引き立てる夏の花達。
個性的なホスタ、淡いピンクのチダケサシに濃いピンクのキョウガノコ、青紫のシオン、キキョウの青花は夏の定番。
それぞれがあまり主張しないくらいのボリュームで、庭にちょっと彩(いろ)を添えるくらいの方が涼しげでイイ!

でも、この花色を視覚的にグッと一つにまとめて、さらに全体を美しく魅せてくれている花がいる。わかりますか?



それがこの " フシグロセンノウ "。
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蛍光オレンジの少し鮮やかなフシグロセンノウの花。
優しい草姿なのだけれども、緑の草原や、少し薄暗い林の中に自生している姿は、たった一輪でもココに居るよってわかるくらい個性が強い。


この夏の庭には、まだたった3輪しか咲いていないけれども、この夏のさし色が入るだけで庭がグッと引き締まって、全体の彩をまとめてくれる。
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写真を見ながらこの花がいない場合の庭色をちょっと頭で想像してみてください。
ねっ、少し間が抜けて、色が広がって、寂しい感じがしないですか?

色のバランス、形の組み合わせ、その大きさや個性、もちろん植物の好きな住環境。
それらを考え、成長した数年後の庭の姿を想像して植栽をデザインし、その季節ごとのさし色を考えたり。これがガーデナーの腕の見せ所。腕が鳴ります。


夏のさし色はやっぱり ” フシグロセンノウ " がいいな。
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さし色だから増えすぎたら減らして、ポイントで咲くようにすることも大事です。

皆さんの夏色の庭にもフシグロセンノウのさし色を一輪、いかがですか?










by eilakuyagarden | 2018-07-27 11:55 | 野草の暮らし | Comments(0)


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サギソウ の舞

年々ヨシの勢いにおされて、どんどんヨシ一色になり始めていた湿地。
失われつつあった湿地の植物たちの住処を整備して、もっと気持ち良く暮らせる場所に蘇らせた。結構大変だったけど、この小さな湿原には軽井沢が基準標本産地になっているヒメマツカサススキなどが暮らしていて、それらを保護しつつ、もっと元気に暮らせる場所になってもらうため、沢山の湿原の環境を好む野草たちを仲間として迎え、今はワタスゲ、イブキトラノオ、ニッコウキスゲ、ヒオウギアヤメ、ミズチドリ、ミズトンボ 、カキラン、ヌマトラノオなどが元気に暮らしている。

その一角。
イグサ、アブラガヤの中に、真っ白な小さな花が一輪咲いている。
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わかりますか?

これは、今年の春に植えたばかりの 「サギソウ」。
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ラン科ミズトンボ属の多年草。
美しい白鷺(シラサギ)が羽を広げて湿地に舞い降りたようにみえるのが名前の由来。
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夏の暑さも忘れる、涼しげな花姿。綺麗だねぇ。

翼を広げたサギに見える部分は花の唇弁(シンベン)という部分。
花粉を運んでくれる虫達にココにいるよとその存在をアピールしている部分。確かに、これだけ目立てば虫も見つけやすいというものだ。ただ、この唇弁の姿は人間にとっても魅力的で、湿地の開発による生息域の減少以上に、園芸採取による生息数の減少が顕著で、レッドデータプランツとして環境省では[準絶滅危惧(NT)]、長野県では[絶滅危惧IA類(CR)]に指定されている。

子供の頃、夏になると園芸店にサギソウの苗が必ず大量に並んでいて、家にも買ってきた苗が夏の間だけ花を咲かせていたけど、花が咲き終えたら一年草のごとくの扱いだった。水槽で越冬して翌年も咲いていたのがいた気もするけど、その希少性を知らない(もしくは希少でもなかった)子供の頃のこととはいえ、なんだか無下な扱いをしていたなぁと反省する。

だからこそ、今はサギソウが沢山舞う湿原を取り戻していきたいと強く思います。

今年舞い降りたサギソウの数は少ないけど、いつかこの湿原を白く染めるくらいの舞いを見せてくれるといいなぁ。
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サギソウ の舞。

乱舞する日がきますように。





by eilakuyagarden | 2018-07-25 21:00 | 失われゆく植物たち | Comments(0)


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痛っ!

朝一の通勤路で牛に癒され、蓼科の庭に着く。
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春から関わっているこの庭。
ここまで、庭の現状を理解し問題点を明らかにするため、ここまで時々来てはこの庭の植生を観察し、今いる草の成長を見守って来た。

そしてこの夏。この庭の一角は見事に草薮と化した。
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別荘建築の際にどこからか持ち込まれた土が、この辺りにはない不要な草の種を沢山運び込んで、その草が広がった。爽やかな牛との癒しの時間の後には、草との戦いが待っているのである。

で、この草薮をまずはなんとかするために、残すべきものを見極めながら、いらない草を手作業でひたすら抜いていく。
草が種をこぼす前に、しっかり根から抜いて、いらない草を全てやっつける。
土を掘り返して、根ごと、繋がった根茎ごとキッチリ抜いてやる。

かといってこの藪に無防備に突っ込むと痛い目を見るので、まずはこんな感じで長い棒でガサガサと草むらを探る。
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大丈夫だねって確認して、どんどん草を抜いていく。
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順調に作業が進んでいた時、そう、それは突然の痛みだった。

石積みの間に入ったヨモギの根茎を掘り起こそうと山菜堀を土に突き刺した瞬間、親指と人差し指の間に痛みが走り、一匹のクロスズメバチが針を突き刺していた。
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クロスズメバチは地蜂と呼ばれる地中に巣を作るハチで、攻撃性は低くてよほどのことがない限り刺したりしてこない。でも、今回はハチにとっては余程のことだったのだろう、僕がめくった土の下に巣があって驚いて出て来たハチに刺されてしまった。

暑さもあって今年はハチも活発に動いているらしく、僕がハチに刺された翌日にも、すぐ近くで作業していた別の業者さんがハチに刺されていた。

しっかりハチに刺されないように藪をガサガサして安全確認してから作業したけど、流石に地中の巣はわかりません。同じ地中に巣を作るオオスズメバチなどのように巣に近ずくと偵察のハチが出てきて「これ以上近ずくなよ!」って威嚇してくれればそれ以上近ずくこともないからいいのだが(ただ、草刈りなどしていると騒音でその威嚇にすら気がつかないのでアウトになるのだが)、クロスズメバチは攻撃性が低いので直接刺激しなければ威嚇もしてこないから困る。だから、気がつかなくて、根を掘り返して、巣を直接刺激してしまったから刺されることになる。

ハチに刺されたらまずは慌てないで、刺されたところをつまんで毒を絞り出し、(ハチの毒は水溶性なので)流水で洗い流し、ポインズンリムーバーがあれば吸い出してまた水で洗う。洗ったらムヒなどの軟膏を塗って応急処置をしたらすぐに病院に連れて行ってもらって診察を受ける。決して自分で運転してはいけません。ハチ刺されで怖いのは腫れや痛みでなくて刺されて直後に起きるハチアレルギー によるアナフィラキシーショック。ハチ刺されのアナフィラキシーショック症状は10〜15分で発症する(ちなみに、薬のアナフィラキシーは服用後5分、食べ物は食後30分くらいが目安らしい)ので、そこまでで蕁麻疹、息苦しさ、動機、意識不明などが現れなければ一安心だが、遅延して出る場合もあるそうなので、できればすぐに病院に行って治療してもらったほうが良い。つまらない意地より命が一番大事なのですから。

先のハチに刺された業者のおじさんなどが「オレはいつも刺されるから大丈夫!」って言っていたけれどもそれは大きな間違い。過信ですから、とにかくハチ刺されを軽くみてはいけません。なにもなければそれでいいだけですから、とにかく応急処置してすぐに病院に行きましょう。

今回刺されたクロスズメバチは毒性が低くて、子供でも刺されたところが腫れないケースも多いらしい。でも、それはその人の体質によって違う。僕は結構ハチの毒に弱い。昔はミツバチに刺されて全身に蕁麻疹が出て病院に行って注射や点滴を打たれたこともある。今回も、患部の腫れは小さかったが、軽い息苦しさと動悸があった。まあ、ここでこれくらいなら大丈夫と考えず、やはり重症化しないようにスタッフに病院まで送ってもらい、お決まりの点滴1〜2時間コースで治療してもらう。
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抗アレルギー薬や痛みどめ、炎症を抑える軟膏などのハチ刺され三点セット(と薬剤師さんが言っていた)を処方してもらい、無事に現場に帰還。大ごとにならなくてに良かった。とにかく過信せず、まずはお医者さんに診てもらいましょう。

で、このままだとハチの巣があって作業が進められないので、市販のハチ駆除スプレーを巣の入り口に噴射して、頃合いを見て慎重に石積みの土や草を退けてみる。石積みの間にソフトボール大の大きさの巣が現れた。
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僕がグサって山菜堀を指したからか、一部が破壊されていた。
これじゃ確かにハチもビックリして怒って刺すわなぁ。

掘り上げると中には息絶えたクロスズメバチがいて、沢山の幼虫が巣の中で育っていた。
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こういった攻撃性の低いハチは益虫として庭に共生していてもらいたいのだけど、ちょっと申し訳ないなぁと思いますが、アリの餌として土に還ってもらった。

後日談だが、刺された翌日は特に症状はなく一日普通に作業したのだけど、その翌日の未明にハチに刺された手の患部が最初に刺された時以上に腫れて、動悸と息苦しさに見舞われた。すぐにアレルギーの薬を飲んで、その日は無事に打ち合わせなどをこなせたのだけど、一日体調の悪さは消えなくて、早々に帰宅して安静にしていました。今日はすっかり良くなって、もう大丈夫でいつもの日常を送っていますが、やはり、遅れてアレルギーの症状が出ることもあるんだって思い知らされた。お医者さんに聞いたところ、重症化することはまずないけど、毒が抜けきっていないから、刺されたらできれば数日激しい運動は避けるべきと言われました。まあ、なんにしてもやはり最初に刺されたら応急処置して病院で診てもらう。これしかないですね。

酷暑でハチの動きも活性化しています、どうか皆さんもこの記事を参考にして、ハチ刺されを軽んじることなく、適切に対処してください。















by eilakuyagarden | 2018-07-22 14:58 | 里山林の庭 | Comments(0)


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Good " moo〜 " ning な通勤路

今週は毎朝いつもより一時間早く家を出て、蓼科の麓まで山越え。
片道1時間半だから、毎日プチトリップ気分。
(まぁ、最初の内だけかもしれないですけれど)

軽井沢を離れた場所での庭に関わるのは久しぶりに事なので、とても楽しみ。
八ヶ岳山麓での庭仕事は僕がこの仕事に転職した時の最初の学びの場であり、その後の数年間で庭づくりのイロハを経験させてもらった思い出の場所。軽井沢の空気とは全く違う八ヶ岳山麓の乾いた空気感がとても懐かしく、気持ちがいい。仕事の往路はいつも今日の作業はどうするべ?などと考えながら行くのだけれども、今は昔を回顧しながらあんな事、こんな事を思い出してとても楽しい時間になっている。

それに、高原の朝にはこんな Good ” moo〜 ” ning な楽しみがある。
毎朝出会う 牛達が朝にちょっとした癒しの時間をくれる。
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巨大な牛達が、すぐ目の前でバリバリ草を食む。
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その音と、豪快な食べっぷりは見ていて爽快!ちょっと愛嬌すらある。
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遠くにいる牛達にカメラのレンズを向けると、興味深げにこっちを向いて、
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ノッシノッシと近づいてくる。
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全く怖がらない。
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カメラの前で インスタ映えをねらう?!
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次々に牛たちがやってくる。
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ん、あれ、けっこう早い? 早いぞ!
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駆け足で真っ直ぐ近ずいてきて、ぬっと顔をだす。
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さすがにたじろいで、少し後ずさりの一枚。
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ピンボケだね、自分の慌てっぷりがわかりますね(笑)。

でも、その人懐っこい仕草と表情がとても可愛くて、見飽きない。

こっちはみんな同じ首の角度で食事中。
並んで、草を食む。食む。食む。
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他の子の邪魔をしない。行儀いいなぁ。
なんとも可愛いいじゃないですか!

仕事がなかったら、朝飯食いながらずっと牛達を見ていたかもしれない。
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今年から加わったスタッフが前職で乳牛の搾乳の仕事をしていたので牛に詳しい。働き始めて間もなくした頃、動物ロス(牛ロス)になっていたくらいだ。スタッフに「牛って人懐っこいんだね!」って話したら、「いい育てられ方をされているんですね!」って返ってきた。人間に対して警戒感があるとやはりあれほど無警戒に人には近づいてはこないそうだ。なんでも、育て方、接し方一つなんだねぇ。また一つ学びました。
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さて、さっき Good ” moo〜 ” ning って書いたけど、牛達は朝ごはんに夢中で ” moo〜 ” と鳴いている子は一匹としていない。よほどお腹が空いるらしく、ひたすら草をムシャムシャと食む。暑くなったら木陰に入りたいし、それまでが勝負だしね。

僕たちも酷暑の毎日、熱中症にならないように日中の作業はできれば日陰の場所を探してするようにしている。僕たちと一緒だね。

よし癒された。満足。そろそろ行くとしますか。
また明日、会いましょう。

さて、この後である(ちょっと古いが、王様のレストランの森本レオのナレーション風に)。
無事に作業をはじめ順調にメンテナンスが進んでいた時、それは不意に起こった。
僕にとって、かなり痛く、でも気がつかないうちに起こってしまった出来事なのだが... 。
それは、また別の話。










by eilakuyagarden | 2018-07-19 20:27 | 永楽屋ガーデン | Comments(0)


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庭のチカラ、木陰の癒し。

酷暑日が続いている。
連日岐阜で最高気温を更新していて、今日は揖斐川町で全国一暑い39度となったようだ。

昨日の車載の温度計は41度を示していたから、今日はどれほどになったのか。
岐阜の花苗たち、大丈夫かなぁ。
岐阜での苗の手入れを終えて、長野に戻ってきた。
さぞ涼しいかと思ったけど、岐阜ほどではないにしても結構暑い。
軽井沢でも30度に迫る勢い。

でも、やはり木陰の涼しさは流石に軽井沢といったところだ。

木陰って本当に凄い、陽の下と木陰では4-5度は違うと思う。
風が吹けば体感はさらに下がって、汗がスッと引いていく。

軽井沢ほど木陰の温度も低くはないにしても、酷暑の岐阜でも木陰の癒しは同じ。
庭のチカラってものを強く感じる。


これは2005年の岐阜の庭。
(a:before) 東側の門柱から見た庭西側の様子(2005年4月)。
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(b:before) 庭南側ボーダー花壇の西端から見た門柱方面の様子(2005年4月)。
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作りはじめて3年目の岐阜の庭だ。

ガーデナーを生業にする前、会社員時代に試行錯誤してはじめた庭づくり。イングリッシュガーデンから始まったこの庭は、建屋の南側に少し株間を開けて、ヤマボウシ、ハクモクレン、レイランドヒノキ、ハナミズキ、オリーブ、ジューンベリー、カエデ、シモクレン、イヌブナが並んでいる。2005年ではまだどれも樹高2-4mぐらいで、庭の日当たりは強く、木漏れ日のありがたさを強く感じるには至っていない。



あれから13年。
イングリッシュガーデン熱が冷め、転職して、庭づくりが僕の本業になってからは、ナチュラルな日本の雑木、野草を中心とした庭へと傾倒していきながら、岐阜の庭もそれに合わせて変化し、成長していった。

木々が大きく育ち、イングリッシュガーデンや僕の修行時代の試行錯誤などの痕跡を残しつつ、今の庭へ変化してきた。

(a:after) 東側の門柱から見た庭西側の様子(2018年7月)。
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今の岐阜の庭は木漏れ日がいっぱいだ。

玄関付近は大きく育った ドイツトウヒ、ヤマボウシ、ハクモクレンが深い影を落とし、濃い日陰ができている。
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ホスタやヤグルマソウ、シランにオモト、セキショウなどが強い日差しから守られながら元気に暮らしている。
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2005年には若々しいハーブガーデンだったこの場所。
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2018年の今はこんな感じだ。
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修行時代に救助したコルジリネが巨大なオブジェのように育っているくらいで、大きな雑木が入っていないから、今でも日当たりがよく、オミナエシやアガパンサスなどが暮らしている。コルジリネの落とすわずかな影だけで、涼やかな木陰はない。

同じハーブガーデンの名残が残る場所でも、大きな雑木が一本入るだけで、これぐらいの木陰ができる。
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葉が密に入らないアオダモの木陰は、適度に陽が当たり、明るい爽やかな木陰を落とす。

木の高さ、広がり、枝ぶり、葉のつき方、大きさなどなどで、木漏れ日の落ち方全然違って、それぞれの木の木陰の組み合わせで、こんなに楽しい庭ができる。


この木の並びの南側にある苗畑の植木たちは、強い日差しにさらされて辛そう。
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だけど、木々の並びの北側、庭木の並びを挟んだだけで、植木の反対側はほら、こんなに涼しそう。

(b:after) 庭南側ボーダー花壇の西端から見た門柱方面の様子(2018年7月)。
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木々を抜けてきた風はウソのように冷たくて、とても心地よい。
木々に冷やされた風を、木陰の下で暮らすたくさんの野草たちが蒸散作用によって更に冷やし、建屋側へと流してくれる。

これが庭のチカラなんです。
昔の田舎の家には屋敷林があって、草木のチカラを生活の中に取り入れて、エアコンのない時代でも涼をつくり厳しい暑さをしのいだり、屋敷林が防風林として敷地を台風などから守ってくれたり、木々を燃料として使ったりしていた。そこまでとは言わないけど、庭をちゃんと計画、設計、デザインし、大切に育てていくことができれば、庭の木々がつくる木陰が、酷暑を癒し、暮らしやすさをもたらしてくれるって思う。

できればコニファーのような常緑針葉樹の生垣みたいなものではなくて、春には新緑の美しさ、夏には木漏れの癒し、秋には紅葉と果実の収穫、冬には日差しと明るさを庭につれてきてくれる雑木林を作って欲しい。そして、その株元には沢山の野草を住まわせてあげて欲しい。

庭のチカラと木陰の癒し。

時間も費用もかかるけど、きっとその場所を見守り、そこで育つ人の心を癒す場所になるはずです。







by eilakuyagarden | 2018-07-16 18:47 | 岐阜の庭 | Comments(0)


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酷暑!花苗、カタツムリ。

花苗の手入れなどもあって、よりにもよってこんな時に岐阜に来てしまった。
よりにもよってだ!
暑すぎて溶けそうなのです。

天気は良好。
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ちょっと高台に登れば綺麗な青空と景色が広がる。
だからこそ、太陽の下はもう危険水準な過酷さだ。

公式な今日の最高気温は東隣の多治見市で全国一の38.7度。西隣の岐阜市で37.3度。その間にある各務原市は38度ぐらいかな?車載の温度計は40度を指していた。

一日中ギラギラした日差しの下の岐阜の苗畑。
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地面に黒い防草シートを敷いてあることもあって、この囲まれた空間の中は間違いなく40度を超えていただろう。苗の草取りをしているとちょっとクラクラする。日中は地獄の暑さ。もう作業する環境じゃない。クーラーのきいた部屋に逃げ込む。


でも、動けない花苗たちは物言わず、この暑さにじっと耐える。
綺麗で爽やかな淡紫の花をつけた ” 西洋ニンジンボク "。
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涼しげな顔をしてるけれど、もし会話ができるなら「暑い、助けてぇ!」って言ってると思う。

葉を広げ日光を遮ることで、植物は自分で足元に日陰を作って暑さに耐えている。同時に、根から土の中の水を吸い上げ、葉や茎から水蒸気を放出して周辺の温度を下げる蒸散作用によってなんとか耐えている。朝晩に自動で水やりする設定になっていてもこの暑さだと水分が足りない。全てがポットの中の土に蓄えられた限られた水分だけで賄っているから、ここまでの過酷な暑さだと朝晩二回の散水でも水が切れて、葉がしおれてクタッとなってしまう。

秋に花を咲かせるために葉を沢山出したアサマフウロも、
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大きく育ったタマアジサイも、
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暑さに強いはずの細葉西洋ニンジンボクですら、葉が焼け枯れてしまっている。
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沢山葉を出した大きな株の苗ほど吸い上げる水分が多いから、水切れも早い。だからといって暑い日中に水やりはできない。水やりした水があっという間に温まって植物にダメージを与えるし、葉についた水滴はレンズ効果になって光を集め葉を焼いてしまう。やはり、夏場は絶対に朝晩の気温の低い時以外に水やりしてはダメなのです。

陽が傾き始め、少し気温が下がってきた夕方に、頑張れ、頑張れといって水をやる。
花苗たちもやっと安堵したようで、少し元気になっていく。
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風鈴ツリバナの可愛い実が揺れて、少し涼しさを運んで来て僕も少しホッとできる。ここからやっと作業開始。暗くなるまで、ギリギリまで、沢山の花達を手入れする。

秋にはここから軽井沢へ連れて行く苗達もいる。厳しい暑さだけど、負けずに頑張って大きくなって欲しい。

手入れをしていた花苗の葉裏にいた小さなカタツムリ。
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カタツムリも日差しを避けて日暮れまで一休み。
涼んでいたんだね。
この苗達がオアシスなんだ。

ちょっと厳しい毎日だけど、みんな頑張れ!頑張れ!

岐阜の花苗達には申し訳ないけれど、僕は早く手入れを終えて、涼しい長野に戻りたい。








by eilakuyagarden | 2018-07-14 22:43 | 岐阜の庭 | Comments(0)


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ヤマブドウ のパーゴラ

玄関の軒先にあるパーゴラ。

パーゴラの緑を作るため、岐阜で2年間育て、ツルを長く伸ばしたヤマブドウを軽井沢のお客さんのお庭に連れてきたのが2013年の4月。
(そのヤマブドウの話は コチラコチラ
やっとパーゴラに絡むくらいのツルだった。

あれから5年。
今年のパーゴラ。
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ヤマブドウの緑がパーゴラを覆い、強い日差しを和らげている。
優しくなった日差しがキラキラして、ずっとここで空を見あげていたくなる。

綺麗だなぁ〜。

葉の下にはヤマブドウの可愛い房が沢山!沢山!
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去年からやっと実つきが良くなり、今年はさらに豊作だ。
綺麗だなぁ。美味しそうだ。

いいなぁ、今年は少し分けてもらおうかなぁ。

うん、秋が楽しみ、楽しみ。









by eilakuyagarden | 2018-07-13 23:12 | 庭造りいろいろ | Comments(0)


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夏の涼を誘う花「ナツツバキ」

今年は当り年のようだ。
ツバキ科ナツツバキ属の ナツツバキ(夏椿)。
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夏にツバキに似た白い花を咲かせることが名前の由来。
まんまだね。

別名の「シャラ(沙羅)」は誤解が生んだ名前。
仏陀(ブッダ)が入滅したと言われている木が「沙羅双樹(サラソウジュ)」なのだけど、日本ではナツツバキがそれだって勘違いされたのだそうだ。それがそのまま名前になるのが面白いね。

沢山花が咲く年と、全く花のない年があって、沢山咲くと「おっ、今年は当り年だね!」って嬉しくなる。
綺麗に咲いて、潔く花が落ちる姿も和の趣があって素敵だ。

真っ白な5枚の花びら。
花びらのへりが細かく波打ち、花の表面には細かい毛がある。
ツバキの花よりも印象は断然やわらかい。

夏でも汗をかかない京都の舞妓さんみたいにも見えたりしませんか。
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見ているだけで夏を感じ、そして涼しさも連れてくる 「 ナツツバキ 」。

夏の涼を誘う花です。








by eilakuyagarden | 2018-07-11 21:59 | 木の物語 | Comments(0)


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