カテゴリ:里山林の庭( 161 )


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秋深まりて 

軽井沢の紅葉劇場。
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サクラ、ミズキの葉が落ちて、いよいよカエデの出番がやってきた。


黄色から赤へのグラデーション。
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秋深まりて、森、色鮮やかに染まりけり。
って感じだな。


林が明るく照らされる。
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綺麗だねぇ。


秋本番。
気分も高揚しますね。

by eilakuyagarden | 2018-10-28 22:23 | 里山林の庭 | Comments(0)


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庭は一日にして成らず

秋が日に日に彩り鮮やかになっていく。

自然の中で毎日を過ごしていると、日々の変化の早さが加速していくのがわかる。
美しく紅葉していく林を見ているのは本当に楽しくて幸せ。
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大変だけれど、多分、この環境で働けているのは贅沢なのだって思う。もう、絶対に都会のオフィスでアクセク働く生活はできない(多分窒息する)。秋の深まりを感じはじめると、そろそろ今年の四季も終わりに近ずいているとも実感する。それがチョッとだけ悲しい。

長い年月を重ねて、庭は美しい景色を自ら創造する。
僕たちは未来を想像して、最初のキッカケをつくってあげているだけだ。
あとは自然まかせ。なりたいように、変わりたいように変わっていく。

いつも変わらないでそこには居るけど、その姿は毎年変わっている。

今年は厳しい暑さと、たくさんの台風と刺激された前線の停滞でもたらされた、たっぷりの雨。僕たち人間にとってはかなり厳しい状況だったけど、軽井沢の庭の植物達にとっては良い気候だったみたいだ。

庭の一角。
ヒカゲツツジとイカリ草、そして、ハイイヌツゲがつくる景色。
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艶やかでイキイキと元気な葉っぱ。いつになくプックリして緑も濃い。
これまで見たことがない美しさだ。

植物同士の間が消えて、全てが完璧に溶け合ってできた景色。
昨年まではスギナに覆われてしまっていた景色だけど、今年はなぜかスギナも生えなくなった。ほとんど手入れしていないのにこの景色が保たれている。

確かにこの景色を覆う木々の木陰は濃く、広くなった。
それと同時にスギナとヤマユリが消えた。

残念なこともあるけれど、でも、この景色がこの場所の淘汰された形に近いのかもしれない。そうと決めつけるのはまだ早いけどね。

庭は一日にしては成らず。
じっくり見つめ、自然と語らい、何度も頭の中で練って作りあげたイメージ。頭から出たイメージの庭は、僕たちの強い思いをエネルギーに、長い年月をかけて熟成され、現実の自然へと育ち、森へと還っていく。

うん、イイね、イイよね!

これからも、この景色と共に歩いていこう。
この庭の自然を守っていこう。








by eilakuyagarden | 2018-10-10 21:05 | 里山林の庭 | Comments(0)


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彩と実りの季節へ

アサマフウロはもうタネをつけ始めていて、軽井沢でも少し標高の高い庭にだけはまだ花を残す者がいる。
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けれども、花の季節もそろそろ終わりだ。
秋の庭は、花から、彩と実りの庭へと移り変わっていく。

台風一過の秋晴れの空に鮮やかな青が広がった。
黄色く輝くアオハダの木の葉と真っ赤に熟した果実。
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美しい彩と実りの赤が透きとおった青に映える。

気持ちいいなぁ!
ずっと、このまま、空をみあげていたくなる。

ゆっくり、のんびり、お弁当持って森歩きしたいなぁ。

秋だなぁ。








by eilakuyagarden | 2018-10-01 21:44 | 里山林の庭 | Comments(0)


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秋色 カラフル

一晩で冷たい空気に覆われた軽井沢の庭

もう森には秋の気配が漂う

森の庭も鮮やかな秋の草花で彩られる
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エゾリンドウ の青
アサマフウロ のピンク

秋色 カラフル

短い軽井沢の夏もそろそろ終わり
極彩色の葉と花で彩られる錦色の季節がもうそこまできています。









by eilakuyagarden | 2018-09-02 17:24 | 里山林の庭 | Comments(0)


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立て!立つんだ " 佐藤錦 "

丘の上のシンボルツリー。
サクランボ ” 佐藤錦 ”。
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樹高3-4mで植えてから3年が過ぎ、しっかり根を張って、樹高も5-6mぐらいに育っていた。この三年間、何度かの台風や大雪にも耐え、全く倒れることもなかった木だったが、先月7/28の台風12号の激しい風雨で倒れてしまった。ちょっと想定外だった。台風12号が異例のコースで東から西に進んだこともあって倒れてしまったのだと思う。木にとっても、このコースはこれまで伸ばした風雨に耐える根とは逆だったのかもしれない。ちょっと不運だった。

完全に折れて倒れたのでなく、根張りの弱かった方向の根が持ち上がり枝の重さを支えきれなくなって倒れていた。

このまま立て直し、支柱をして元通りにすることもできたのだけど、今年の台風本番はまだまだこれから。立てなおして台風が来るまでに根を張り直せるわけも無いし、また想定外のコースや強さだったりするかもしれない。木自体は元気だし、株周りには沢山のひこばえが出てきている。まあ、ここは思い切って切り戻して一からやり直すのも手である。

倒れた木の枝葉を落とし、
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地上部から高さ50㎝ぐらいまでを残して主幹を切って、幹と根を立てなおして、ここから株を作り直していくことにした。
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数年、サクランボの果実を収穫できなくなるけれど、この方がもっとしっかり根を張って、シンボルツリーとしてこの丘を守っていってくれるようになるだろう。

幹を起こして、持ち上がった根を埋めるため、株元の草を綺麗に抜いてから土を掘って根を整理する。
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ポーズとってカッコつけてるんじゃないよ。今日の軽井沢も暑すぎて外仕事には辛いのです。サクランボの木にもたれ掛かってひと休みってところです。

持ち上がった根を掘り出してみる。
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ほら、真っ白な若々しい根があるじゃない!うん、いい根だ。
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きっとこの根が幹を育て、沢山の枝葉を出して、倒れる前よりも立派なサクランボの木に育ててくれるはず。

根が乾かないうちに、さっさと幹を立て直して、根を埋め戻す。
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また、真っ赤に熟れた美味しそうな果実を早く実らせてくれるといいなぁ。
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この高さならヒヨドリに全部とられる前にサクランボを食べられるだろうし、楽しみ、楽しみ。

さあ、立て!立つんだ ” 佐藤錦 "。
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今度は台風に負けない立派な木に育ってくれ。頼むよ!








by eilakuyagarden | 2018-08-27 22:55 | 里山林の庭 | Comments(0)


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失われてしまう小さき緑を救うため

素晴らしい技術があって、素敵な建物がたてられるのに、何故その土地の環境に、この場所の未来に目を向けられないのだろう。なんか勿体無くて、寂しくて、残念になる。

この場所を理解し、この庭に向き合うため、植物の成長を見守りながら会話して、草取りしながら土の素性を観察して、この土地の未来を想像する。

建物を建てる時に盛り土として持ち込まれた素性の知れない土が、元の豊かな緑を覆い隠す。
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そこに成長した緑の草たちは、もともとこの蓼科の林の中に群生した ヤマドリゼンマイ、クマザサ、ミヤマニガイチゴたちの中はいない、もっと低地の草薮に生える外来種の植物たち。
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それが運び込まれてしまった土の中で繁殖し、元々の林の環境を脅かそうとしている。

ここから、この草たちが広がって、この林の生態系を脅かすことになるって何故考えないのか?豊かな自然を少なからず破壊して家を建てさせてもらうなら、最低限、破壊された自然が、林が少しでも元の環境に回復できるような配慮をしないのだろう?全ての建物を建てる人たちがそうではないのだけれど、こういう建築士さんや工務店がいるって思うとなんとも悲しくなる。

脅かされた豊かな自然。
少しでも救うために、時間も手間もお金もかかるけど、今ならまだ間に合うって思う。だから、酷暑もなんのそので頑張ってみようって思う。

草の種類、生え方、特徴を見極め、まずは根が浅くて抜きやすい草を抜いていく。
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もちろん、この林の自然の回復に必要な種は見極めて残していく。

重機でガバッと掘って抜けば簡単なように思うけれども、それは土を掻き回して草が見えなくなるだけで少ししたらまたほぼ元どおりになる。草刈りも同じ、一時しのぎでなんの解決にもならない。やっぱり、一つ一つ見極めながら、草の性格に合わせて抜き方を考えて抜いていく。効率よりも大事なのは効果。

まずは根が浅くて抜きやすい、ヒメジョオン、メヒシバ、エノコログサなんかをどんどん抜く。赤白のクローバーも、広く広がっていなければ元をしっかり持ってグッと抜けば抜ける。赤いクローバー(アカツメクサ)の方が根が深いので、切れそうなら少し掘って抜くといい。蔓ではびこるヤエムグラは、深く根を張る元の部分を残して、長く絡んだ蔓を丸めるように集めて切る。蔓を集めるだけで草取りはグッとやりやすくなる。

そう、草取りには段取りと草の性格に合わせた抜き方がある。何でもかんでも抜けばいいものではない。その草を知って、理解する。たかが草取りじゃないんだよ、草取りは立派な科学なんです。

浅い草が抜けたら直根を深く伸ばしたタケニグサ、ヤエムグラ、エゾノギシギシなどの草や、
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(写真はタケニグサ)

土中深くにある根茎から伸びてきている、コーンフリーや
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イタドリなどの草を抜く。
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余談だけど、イタドリは繁殖力が強くて蔓延るから忌み嫌われるけれども、花軸が赤くて綺麗で小花もこんなに可愛いい。
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蔓延らなくて小さな株として使えるならなぁ〜。こんなにカワイイのに勿体無いとも思う。


こうやって周りが綺麗になったらスコップで深く土をほって、しっかり根を追いかけて、切らないように慎重に抜く。

例えばコーンフリー。
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小さく細切れになった大小の根茎からこうやって生えている。
地上部だけを引っ張って抜いても、土の中の根茎が残り、また来年ここから復活してしまう。


また、例えば、イタドリ。
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自生している場所では根茎が1m以上もの深さにいて、そこからか細い茎を伸ばし地上部に出て葉を広げ花を咲かせる。
だから本来抜くのは大変で、正直諦めたくなるし、真剣に戦いたくもない。
ただ、今回は元の林の地面にある程度の厚さで盛られた土に中にいるので、頑張って追いかければ広がりきる前に全て抜くことができる。

このイタドリも、地下30-40㎝のところにあった長い根茎からたくさんの芽を伸ばしていた。
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右方向に伸びた茎は地中を縫うようにか細い茎を伸ばし白い新芽を地上部に向かって伸ばしている、こうやって広く、遠くへ勢力を拡大して、群生していく。地上部の葉や茎を引っ張っても、根茎のところで切れるだけで栄養を蓄えた一番の原因は取り出せない。掘って根茎を見つけても、折れたり切れたりして数センチの根茎が残っても、そこからしっかり芽を伸ばし、葉を広げ根茎を肥やし、花を咲かせて種を作り勢力を広げてしまう。だから、深く掘って、根茎を切らないように最後まで慎重に追いかけて掘り出す。いくつかのイタドリを慎重に掘ってみて、得た確信。大変だけど、今ならまだ間に合う。だから、頑張る。

昨年、多分タネをこぼしてしまったこの場所では、小さなタケニクサが発芽してタケニグサ畑になっている。
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小さいなこのぐらいのタケニグサなら、山菜堀や移植ゴテなんかで土をほぐして抜くことができる。一本一本丁寧に向き合って、深く根を張ったコーンフリーとイタドリだけが残る。
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最後はスコップで格闘し、ほら、この通りだ。
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こうやって丁寧に、草と、土と、庭と抜き合えば、失われた森の小さな緑を見つけることができる。

蔓延った野蛮な緑を取り除くとスギゴケで覆われた元の林の地面が出てくる。
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そこには、ほらこんなに可愛いフデリンドウが居るんだよ。
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こっちには 小さなイカリソウとアカショウマが残っていた。
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運び込まれてしまったならず者の緑に覆われ、かろうじて命を繋いでいた小さな緑たち。

この小さな緑を救うことで、元の林の緑が復活し、豊かな環境が救われる。
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だから僕たちは、失われてしまう小さな緑を救うため、今日も自然の回復力を信じて庭と向き合い、草を抜く。
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どんなに辛くても、酷暑でも、この庭の未来を信じて、林の緑を取り戻せ!

小さな緑たち。頑張れ!













by eilakuyagarden | 2018-08-05 21:49 | 里山林の庭 | Comments(0)


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痛っ!

朝一の通勤路で牛に癒され、蓼科の庭に着く。
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春から関わっているこの庭。
ここまで、庭の現状を理解し問題点を明らかにするため、ここまで時々来てはこの庭の植生を観察し、今いる草の成長を見守って来た。

そしてこの夏。この庭の一角は見事に草薮と化した。
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別荘建築の際にどこからか持ち込まれた土が、この辺りにはない不要な草の種を沢山運び込んで、その草が広がった。爽やかな牛との癒しの時間の後には、草との戦いが待っているのである。

で、この草薮をまずはなんとかするために、残すべきものを見極めながら、いらない草を手作業でひたすら抜いていく。
草が種をこぼす前に、しっかり根から抜いて、いらない草を全てやっつける。
土を掘り返して、根ごと、繋がった根茎ごとキッチリ抜いてやる。

かといってこの藪に無防備に突っ込むと痛い目を見るので、まずはこんな感じで長い棒でガサガサと草むらを探る。
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大丈夫だねって確認して、どんどん草を抜いていく。
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順調に作業が進んでいた時、そう、それは突然の痛みだった。

石積みの間に入ったヨモギの根茎を掘り起こそうと山菜堀を土に突き刺した瞬間、親指と人差し指の間に痛みが走り、一匹のクロスズメバチが針を突き刺していた。
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クロスズメバチは地蜂と呼ばれる地中に巣を作るハチで、攻撃性は低くてよほどのことがない限り刺したりしてこない。でも、今回はハチにとっては余程のことだったのだろう、僕がめくった土の下に巣があって驚いて出て来たハチに刺されてしまった。

暑さもあって今年はハチも活発に動いているらしく、僕がハチに刺された翌日にも、すぐ近くで作業していた別の業者さんがハチに刺されていた。

しっかりハチに刺されないように藪をガサガサして安全確認してから作業したけど、流石に地中の巣はわかりません。同じ地中に巣を作るオオスズメバチなどのように巣に近ずくと偵察のハチが出てきて「これ以上近ずくなよ!」って威嚇してくれればそれ以上近ずくこともないからいいのだが(ただ、草刈りなどしていると騒音でその威嚇にすら気がつかないのでアウトになるのだが)、クロスズメバチは攻撃性が低いので直接刺激しなければ威嚇もしてこないから困る。だから、気がつかなくて、根を掘り返して、巣を直接刺激してしまったから刺されることになる。

ハチに刺されたらまずは慌てないで、刺されたところをつまんで毒を絞り出し、(ハチの毒は水溶性なので)流水で洗い流し、ポインズンリムーバーがあれば吸い出してまた水で洗う。洗ったらムヒなどの軟膏を塗って応急処置をしたらすぐに病院に連れて行ってもらって診察を受ける。決して自分で運転してはいけません。ハチ刺されで怖いのは腫れや痛みでなくて刺されて直後に起きるハチアレルギー によるアナフィラキシーショック。ハチ刺されのアナフィラキシーショック症状は10〜15分で発症する(ちなみに、薬のアナフィラキシーは服用後5分、食べ物は食後30分くらいが目安らしい)ので、そこまでで蕁麻疹、息苦しさ、動機、意識不明などが現れなければ一安心だが、遅延して出る場合もあるそうなので、できればすぐに病院に行って治療してもらったほうが良い。つまらない意地より命が一番大事なのですから。

先のハチに刺された業者のおじさんなどが「オレはいつも刺されるから大丈夫!」って言っていたけれどもそれは大きな間違い。過信ですから、とにかくハチ刺されを軽くみてはいけません。なにもなければそれでいいだけですから、とにかく応急処置してすぐに病院に行きましょう。

今回刺されたクロスズメバチは毒性が低くて、子供でも刺されたところが腫れないケースも多いらしい。でも、それはその人の体質によって違う。僕は結構ハチの毒に弱い。昔はミツバチに刺されて全身に蕁麻疹が出て病院に行って注射や点滴を打たれたこともある。今回も、患部の腫れは小さかったが、軽い息苦しさと動悸があった。まあ、ここでこれくらいなら大丈夫と考えず、やはり重症化しないようにスタッフに病院まで送ってもらい、お決まりの点滴1〜2時間コースで治療してもらう。
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抗アレルギー薬や痛みどめ、炎症を抑える軟膏などのハチ刺され三点セット(と薬剤師さんが言っていた)を処方してもらい、無事に現場に帰還。大ごとにならなくてに良かった。とにかく過信せず、まずはお医者さんに診てもらいましょう。

で、このままだとハチの巣があって作業が進められないので、市販のハチ駆除スプレーを巣の入り口に噴射して、頃合いを見て慎重に石積みの土や草を退けてみる。石積みの間にソフトボール大の大きさの巣が現れた。
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僕がグサって山菜堀を指したからか、一部が破壊されていた。
これじゃ確かにハチもビックリして怒って刺すわなぁ。

掘り上げると中には息絶えたクロスズメバチがいて、沢山の幼虫が巣の中で育っていた。
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こういった攻撃性の低いハチは益虫として庭に共生していてもらいたいのだけど、ちょっと申し訳ないなぁと思いますが、アリの餌として土に還ってもらった。

後日談だが、刺された翌日は特に症状はなく一日普通に作業したのだけど、その翌日の未明にハチに刺された手の患部が最初に刺された時以上に腫れて、動悸と息苦しさに見舞われた。すぐにアレルギーの薬を飲んで、その日は無事に打ち合わせなどをこなせたのだけど、一日体調の悪さは消えなくて、早々に帰宅して安静にしていました。今日はすっかり良くなって、もう大丈夫でいつもの日常を送っていますが、やはり、遅れてアレルギーの症状が出ることもあるんだって思い知らされた。お医者さんに聞いたところ、重症化することはまずないけど、毒が抜けきっていないから、刺されたらできれば数日激しい運動は避けるべきと言われました。まあ、なんにしてもやはり最初に刺されたら応急処置して病院で診てもらう。これしかないですね。

酷暑でハチの動きも活性化しています、どうか皆さんもこの記事を参考にして、ハチ刺されを軽んじることなく、適切に対処してください。















by eilakuyagarden | 2018-07-22 14:58 | 里山林の庭 | Comments(0)


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T邸南側:森の庭づくり 〜はじめの一歩〜

森の庭づくり。
ここの庭に関わりはじめたのは2015年の早春だった。
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建屋周りの庭空間一面に生えるクローバーと大量のホスタが庭を占拠し、混み合った庭木が空間を圧迫する。
素敵な既存木があるのに何故?

どう手を入れて良いのかわからなくなり、春から秋は庭に出たくないし出られない。
草花が枯れ、真っ白な雪に覆われた冬だけが癒しの庭。
一応、建物の建設時にデザインされ、作庭された庭である。

勿体ない。施主様とお話しした時一番にそう思った。
そして何故?とも思った。

素敵な空間があるのに、ちゃんと計画して、土を作り、光を落とし、草木を適切に置いてあげれば絶対素敵な庭になる。
次にその思いが込み上げた。

いい庭にしてあげたい。

一年を通じて庭に関わり、庭の草木、環境、土を理解する。
そこから始める。

2015年の6月末。
夏も近くなると手放し状態だった庭はその凶暴性を現わす。
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クローバーが庭を埋め尽くし、背の高いヨモギがあちこちで壁となる。
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地面はオオバコやタンポポ、ありきたりの草で覆われる。
巨大になった大量のホスタが庭と空間を圧迫し、庭をより一層狭く見せる。
足の踏み場もない。確かにこれでは庭に出たくもなくなって当たり前。

でも、よく観察すると良い野草も沢山いる。

こうやって庭に対する理解を深めていく。

そう、まずはクローバーを駆除し、残すべき草と取り除くべき草を分けていく。でも大量のクローバーを全て抜くのはちょっと骨が折れる。
この時、先に北側の庭を作庭することにしていたから、北側の庭は手作業でコツコツクローバーを駆除しはじめていて、南側の庭まで全て同じようにやるには時間も人も足りなかったからだ。

だから、こうした!
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樹木の株元だけを丁寧に手作業で草取りする。
残ったクローバーは地上部を地際まできつく草刈りする。
そして庭全体に防草シートと麻袋を敷き、地上部に光が当たらないようにしっかり遮光してしまう。
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2018年の作庭まで約3年このままで放置して、暴力的に増えてしまったクローバーを駆除する。
時間と忍耐。

一応、この間も庭を庭として楽しめるように、シートを張らずあけておいた樹木の株元に野草を植栽して小さな花壇を作った。
お客様にとっては我慢の日々。
慣れてくると「このままでも良いかもね」などという気にも正直なったりした。

こうやって気長に信じて、待っていただけた3年。
お客様に感謝。

そして、2018年5月末。
いよいよ、作庭開始。

まずはこの3年間、防草シートで覆われた庭を楽しませてくれた野草たちのお引越し。
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庭ができるまで、ちょっと別処にいてもらう。
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大量のホスタに、僕たちが植えた山野草。皆で手分けして掘り上げて運び出す。
思った以上に沢山あって引越し先は満員御礼。

現場が綺麗になって、サッパリした。
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綺麗に整えたら、さあ、いよいよ防草シートを外してみようか。
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ちょとドキドキする。

3年経っても麻袋はまだ原型をとどめていた。
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まだまだ使えるように見えるけど、持ち上げるとボロボロと崩れる。
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再利用は無理だね。諦める。

防草シートと麻袋を綺麗に剥がした庭。
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クローバーはすっかり消えて綺麗な地面が姿を表した。
b0133243_19323584.jpg

分かっていたけど、やっぱりこの姿を見るまではドキドキした。
そしてホットした。

b0133243_19323877.jpg
庭の下ごしらえ完了です。

森の庭づくり。

さあ、ここから。
はじめの一歩。

ここからイメージを形に、四季を通して楽しんでもらえる庭へ!











by eilakuyagarden | 2018-07-10 19:48 | 里山林の庭 | Comments(0)


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足早に進む季節

今日の軽井沢は7月の暑さ。
木陰を抜ける風が爽やかなのが救いだけど、まだまだ暑さになれない体にこの暑さは応える。

ちょうど一年前の5月16日も今日と同じ庭で庭仕事。
b0133243_23331552.jpg

まだ、蕾半分のズミ(コナシ)がとっても綺麗だった。
気温も暑かったと日誌に書いてあるけど、今日ほどの暑さではなかった。


そして一年後の今日。同じ庭での庭仕事。一年前と同じズミ。
b0133243_23331532.jpg

もう満開を過ぎて、半分ぐらいが散ってしまったけど、まだまだ綺麗なズミ。
b0133243_23331682.jpg

今年の暖かさは、二週間ほど季節を進めているっていうのが良くわかる。

植物にとっては結構快適なようで、なんだか花も大きく、イキイキして見える。
でも、当たり前の四季になれた人間にとって、この極端に進んだ季節と、極端な温度上昇は結構辛い。

まあ、綺麗でイキイキした庭だけが救いなのですが...。

足早に進む季節。
早く当たり前の歩みに戻ってください。






by eilakuyagarden | 2018-05-16 23:37 | 里山林の庭 | Comments(0)


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春のち雪景色

季節外れの大雪に各所で混乱が見られた昨日。
季節を分ける祝日は、春の後に雪景色をくれた。

寒さの厳しかった今年の冬ではあったのですが、森が雪景色になった日は数える程しかない。まさか3月末にこんな美しい景色を見られるとは思ってもいなかった。


林の雪景色。 
b0133243_22102248.jpg
青空が綺麗だ!
でも、明日にはこの雪も消えてしまうかなぁ。


ぷっくり膨らんだサクランボ ” 佐藤錦 ” の冬芽は今にもハジけそうだ。
b0133243_22101911.jpg
暖かくなるって言っている。やっぱり春が来るんだね。

なんだかちょっと寂しい気がします。


帰り際、空の色を吸い込んだ、青く輝く雪野原に見とれて立ちすくむ。
b0133243_22102430.jpg
いっぱい冷たい空気を吸い込んだ。
気持ちいい!!


春のち雪景色。

この冬最後の雪景色かもです。
しっかり心に焼き付けておこう。











by eilakuyagarden | 2018-03-22 22:20 | 里山林の庭 | Comments(0)


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