秋深まりて 

軽井沢の紅葉劇場。
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サクラ、ミズキの葉が落ちて、いよいよカエデの出番がやってきた。


黄色から赤へのグラデーション。
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秋深まりて、森、色鮮やかに染まりけり。
って感じだな。


林が明るく照らされる。
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綺麗だねぇ。


秋本番。
気分も高揚しますね。

# by eilakuyagarden | 2018-10-28 22:23 | 里山林の庭 | Comments(0)


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永楽屋ガーデン " 11周年 "!

また一年が過ぎて、美しい彩りに森が染まる。
毎年、美しい紅葉にお祝いされて迎えるこの日。
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今日で永楽屋ガーデンは11周年。

この一年は、これからの10年に向けての再スタートの年だった。
スタッフが一新して、これまでと違ったアプローチで庭と向き合うチャレンジの年。
とても新鮮な気持ちで動き回った。開業当時、毎日一人であれがしたい、これがしたいとワクワクしていた頃の新鮮な気持ちと不安な気持ち。久しぶりにそんな気持ちを思い出した。でも、今はあの頃のように一人じゃない。

まだまだ成長途中だけど、真剣に庭、植物と毎日向き合う仲間達がいる。
新しいスタッフを楽しくも厳しく育て、とにかく庭づくりに夢中になってほしい。植物を好きになって欲しい。そう思って春から一緒に汗水流して庭と向き合った。あいにく、厳しい気象条件が続く辛い一年目になってしまった。想定外の酷暑の中での作業、草だらけのお庭の手入れ、自然とストイックに向き合わなければならない悪条件がてんこ盛り。台風の倒木処理や木の伐採もここ数年にないほど多かった。素人からの転職で、最初の一年としてはかなりハードで、辛い時もあったと思う。でも、弱音をはかず、しっかり付いてきてくれて、今は、戸惑いと不安だらけの春とは違う頼もしい姿がある。本当にありがとう。

庭づくりを助けてくれる職人さんたちとあれやこれや言いながら作り上げていく庭。
もう、僕一人じゃない。それが本当に嬉しい。

草を減らすため防草シートで覆われたとある庭。
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悩んで、悩みぬいて、珈琲片手にくつろいでいる瞬間に生まれた庭のイメージ。
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すぐに絵にして、頭の中でつくりあげた空想の庭。

それが沢山の人達の力で、現実の庭で形になる。
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この瞬間が好きだ。


でも、これはまだまだ最初の一歩、二歩。お客さんにも、連れてくる木にも喜んでもらえるかなって思いながらを大切な一本を選ぶ。
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そうして、生まれたてのこの庭に、2年前から気に入っていた木をようやく連れてくることができた。
この瞬間が楽しい。

これから沢山の野草達がこの庭にやってきて、庭はどんどん周りの自然と同化していく。
その瞬間が嬉しい。

そうやって生まれた庭という自然を育て、守っていく。
そして森へと還していく。
それが永楽屋ガーデンの庭づくり。
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これからも、大切な仲間達と一緒にこうやって一つ一つの庭と真剣に向き合っていこう。
沢山のお客さんに、植物と触れ合い、空間を楽しんでもらえる庭をつくっていこう。
また一年、また一年。

明日も庭に出る。
植物たちが待っている。
庭が呼んでいる。

また一年。
これからも " 永楽屋ガーデン " をどうぞよろしくお願いいたします。

永楽屋ガーデン  岡田英人


# by eilakuyagarden | 2018-10-24 19:11 | 永楽屋ガーデン | Comments(0)


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警告の赤花?

マルバノキ

マンサク科マルバノキ属の落葉低木。
木の高さは3m前後。
秋が深まると丸い葉っぱが真っ赤に紅葉し、葉が散り始める頃に小さな赤い花が咲く。

紅葉と落葉後の赤花が特徴的で、花がない季節にとっても嬉しい人気の雑木だ。

でも、今年の夏の暑さはこの木にもちょっと影響を及ぼしていて、まだ紅葉しきっていない内から花が咲きはじめた。
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軽井沢では、例年葉っぱの落ちてしまう10月末から11月末にかけて花が楽しめるのに、今年はもう咲いてしまった。

今年の夏の異常な暑さが植物たちの歩みを早めているのだろうか?
暑さの後の極端な気温低下が植物たちを勘違いさせて、焦らせているのだろうか?
平然と暮らしているようにみえても、やっぱり影響受けちゃっているんだなぁ。

いつもと違う草木の動きや変化。
物言わぬ植物たちから、地球規模で環境を変えてしまった僕たち人間への警告なのかもって考えるとちょっと怖い。

マルバの赤花は警告の赤なのかもしれない。

考えすぎならいいのだけれども...。
お気楽に楽しんでもいられないなぁって思う。








# by eilakuyagarden | 2018-10-11 21:57 | 木の物語 | Comments(0)


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庭は一日にして成らず

秋が日に日に彩り鮮やかになっていく。

自然の中で毎日を過ごしていると、日々の変化の早さが加速していくのがわかる。
美しく紅葉していく林を見ているのは本当に楽しくて幸せ。
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大変だけれど、多分、この環境で働けているのは贅沢なのだって思う。もう、絶対に都会のオフィスでアクセク働く生活はできない(多分窒息する)。秋の深まりを感じはじめると、そろそろ今年の四季も終わりに近ずいているとも実感する。それがチョッとだけ悲しい。

長い年月を重ねて、庭は美しい景色を自ら創造する。
僕たちは未来を想像して、最初のキッカケをつくってあげているだけだ。
あとは自然まかせ。なりたいように、変わりたいように変わっていく。

いつも変わらないでそこには居るけど、その姿は毎年変わっている。

今年は厳しい暑さと、たくさんの台風と刺激された前線の停滞でもたらされた、たっぷりの雨。僕たち人間にとってはかなり厳しい状況だったけど、軽井沢の庭の植物達にとっては良い気候だったみたいだ。

庭の一角。
ヒカゲツツジとイカリ草、そして、ハイイヌツゲがつくる景色。
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艶やかでイキイキと元気な葉っぱ。いつになくプックリして緑も濃い。
これまで見たことがない美しさだ。

植物同士の間が消えて、全てが完璧に溶け合ってできた景色。
昨年まではスギナに覆われてしまっていた景色だけど、今年はなぜかスギナも生えなくなった。ほとんど手入れしていないのにこの景色が保たれている。

確かにこの景色を覆う木々の木陰は濃く、広くなった。
それと同時にスギナとヤマユリが消えた。

残念なこともあるけれど、でも、この景色がこの場所の淘汰された形に近いのかもしれない。そうと決めつけるのはまだ早いけどね。

庭は一日にしては成らず。
じっくり見つめ、自然と語らい、何度も頭の中で練って作りあげたイメージ。頭から出たイメージの庭は、僕たちの強い思いをエネルギーに、長い年月をかけて熟成され、現実の自然へと育ち、森へと還っていく。

うん、イイね、イイよね!

これからも、この景色と共に歩いていこう。
この庭の自然を守っていこう。








# by eilakuyagarden | 2018-10-10 21:05 | 里山林の庭 | Comments(0)


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袋果はじけて


綺麗にはじけた " 紅花ヤマシャクヤク " の袋果(タイカ)。

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大きな五つ星の袋果がキレイに開いて、沢山のタネをこぼしている。

赤いトウモロコシみたいなのは偽のタネ。
ダークブルーの丸い種が本物。

はじけた袋果の見た目は、花の美しさに比べると...ちょっとね、ちょっとだけグロテスク。でもタネの輝きは黒真珠のようなテリがあって、まるで宝石。

紅花ヤマシャクヤクって、山野草の中では本当に宝石のような価値がある。
とっても貴重な存在。そして美しい。

だから、この一粒一粒を、また大切に、大切に育てていくんだ。

タネを蒔いて、発芽するまで2〜3年。
そこから花が咲くまでまた同じ年月を要して、この花と同じくらい見事な袋果が弾けるまで更に数年。

僕たちは花の生きる庭と共に生きているんだ。
いい花咲かせなきゃ。



# by eilakuyagarden | 2018-10-02 20:41 | 野草の暮らし | Comments(0)


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彩と実りの季節へ

アサマフウロはもうタネをつけ始めていて、軽井沢でも少し標高の高い庭にだけはまだ花を残す者がいる。
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けれども、花の季節もそろそろ終わりだ。
秋の庭は、花から、彩と実りの庭へと移り変わっていく。

台風一過の秋晴れの空に鮮やかな青が広がった。
黄色く輝くアオハダの木の葉と真っ赤に熟した果実。
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美しい彩と実りの赤が透きとおった青に映える。

気持ちいいなぁ!
ずっと、このまま、空をみあげていたくなる。

ゆっくり、のんびり、お弁当持って森歩きしたいなぁ。

秋だなぁ。








# by eilakuyagarden | 2018-10-01 21:44 | 里山林の庭 | Comments(0)


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ハウチワカエデを屋根にして

ちょっと大きめな一枚のハウチワカエデの葉っぱ。
その葉裏に上手に吊られた蜂の巣をみつけた。
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葉っぱを屋根しにて雨をしのぐ匠の技。

しかし、この大きさ、強さの屋根で大丈夫なのか。
建設中の蜂の巣は、これ以上大きくなったら重量オーバーな気がします。

葉が落ちそうだけど...。大丈夫?





# by eilakuyagarden | 2018-09-22 22:32 | 息抜き | Comments(0)


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空中浮遊!?

おぉ、新種か! UMAか!

空中浮遊!?
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んな訳ないですわなぁ〜。
ハハッ!糸見えてるし。

# by eilakuyagarden | 2018-09-21 21:14 | 息抜き | Comments(0)


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染め色は " 果実色 "

台風で倒れたサクランボ " 佐藤錦 " を立て直す時に切った大量の枝。
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枝を粉々にして、庭の土に還ってもらうでも良かったのだけれど...。
やっぱり、なんだか勿体無いなぁ。

そう思っていた時、タイミングよく入ってきた一本のメール。

そうだ草木染めに使って貰おう!


で、倒れた佐藤錦の命は、美しい草木染めへと生まれ変わる。


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綺麗で優しい色だ。


岡さんから届いたお便りからの抜粋

〜 染色、媒染、染色と、染め工程を2回にしてみました。
花も実も終わり、一年のエネルギーを使った後ですから、濃い色素ではないかと思い、2回にしました。
煮出した液はオレンジがかって、甘酸っぱい香りでした。でもやはり赤味は布に行くほどではなく、さくらんぼの中身のようなほんのりしたイエローが染まりました。
他の染料植物とはまた異なる優しい色、ジューシーで美味しそうな色です。〜


煮出した液の甘酸っぱい香りに包まれた工房の香りを嗅いでみたかったなぁ。

サクランボの皮の赤じゃなくって、染め色は ” 果実色 "。

ジューシーで優しい果肉色。

あは!首に巻いたら甘酸っぱい香りに包まれそうです。

良いなぁ、草木染め。

僕もいつか教えてもらって、まっさらな布に草木の命の色を映しだしてみたいです。








# by eilakuyagarden | 2018-09-18 21:49 | 永楽屋ガーデン | Comments(0)


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台風の爪跡 〜岐阜の庭のドイツトウヒ〜

2018年9月4日に上陸し、5日にかけて近畿地方を中心に甚大な被害を与えた台風21号。暴風域の進路にあたった各地に様々な被害をもたらしました。

軽井沢の台風被害は全くなかったのですが、岐阜県各務原市の実家では激しい暴風雨が吹き荒れました。その爪痕は凄まじく、苗畑の木柵を破壊し、
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庭の西側の大きなレイランドヒノキ2本を傾かせました。
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そして、一番驚いたのが、2002年に植えてから16年経過し、樹高10m程に成長したドイツトウヒが倒れたこと。ちょっとショックだった。
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ドイツトウヒは「ヨーロッパトウヒ」の別名で、本物のクリスマスツリーにはモミの木ではなくて、このドイツトウヒを使います。そんな綺麗な形のクリスマスツリーとして(と言っても特に飾りつけたりするわけではないのだけれど)ようやく形の良い三角錐の樹形となり、大きな松ぼっくり(球果)もつけてくれていたのに... 。
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玄関のシンボルツリーとして綺麗な姿を見せてくれていた 「ドイツトウヒ」。それが根っこを掘り上げられるように倒れてしまった。
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植えてあった場所がレンガで囲われた丸い花壇であったことで、レンガに囲われた2/3ぐらいの部分(北から南西)がポット苗のように根が回っていて、根が張れていない。その分だけ、庭と繋がった1/3の部分から(主に西側)庭側に根を長く伸ばして頑張っていたのだけれど、丁度根の張れていない側から台風21号の暴風が吹いたことで花壇からポコっと根が抜けるように持ち上がり、庭の小屋の上に向かって倒れるように大きく傾いてしまった。
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西側に長く張られていた根と大きく伸ばした枝が支えになってくれたおかげで、小屋が潰れることはなく覆いかぶさるところで止まってくれたことが幸いだった。
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長く庭を飾ってくれたドイツトウヒ。重機を使って立て直すこともできるけれど、戻しても根を張れないことに変わりは無い。最近の想定外の台風の強さを考えるとこのまま戻すことはリスクが大きすぎる。本当に残念なのだけれど今回はバッサリ切ってしまうことにした。

自然界ではこういった破壊と再生を繰り返す。倒壊した場所には日が差し、パイオニアプランツがまず最初に入って根を張り、土を肥やして、壊れた林を再生し、また深い森が誕生する。そこまで大袈裟では無いけれど、逆に言えばこれは庭を変えるチャンス。明るくなった玄関。日の差し込み方が変わり、庭に面白い変化をもたらしてくれると思う。
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大きく育った木を切るのは本当に残念なのだけれど、また新しい庭の再生にチャレンジできる好機と捉えて、今回は木を切り、各務原市のグリーンリサイクル(緑ゴミの堆肥化)にて粉砕処理してもらい、堆肥化して再利用してもらうことにした(この堆肥は各務原市の広報誌で告知募集し無料配布されます)。

ということで、はるばる長野から連休を利用してドイツトウヒの倒木処理。休みは休みたいものだとボヤいてしまう...。

倒木の処理って、チェーンソーでバサバサ切ればいいだけじゃないのって思うかもしれない。でもね、案外そう簡単ではないのです。完全に倒れてしまっている木では、ある枝で倒木が支えられてその状態を保っていることがある。無闇に枝や幹を切っていくと、支えとなっている場所を切った瞬間に力のバランスが崩れて木がゴロンと作業者の方に倒れてきて怪我をする。怪我だけなら良いけど、最悪下敷きになって死ぬことだってある。木の重さを軽んじてはいけないのです。今回のドイツトウヒのように倒れきっていない場合も注意が必要。枝を切っていくと先端の重量が軽くなって木が起き上がってくることがある。何にしても、こんな危険はないかと危険を予知し、想定して作業する。そう ” KY(危険予知)” が大切なのです。指差し呼称までする必要はないけれど、大丈夫かってしっかり考えながら作業しましょう。これが基本です。

まずは下枝を剪定鋸で一本一本幹から切っていきます。傾いた幹の動きをしっかり確認しながらどんどん切っていきます。

こういう処理をする時に、大きなダンプで剪定枝を一気に運んでしまうのならばどんどん切って長い枝のままで積んで運んでしまえば良いのですけれど、今回は軽トラックで運ぶのと、全て一人で作業する前提なので、後で積みやすく、運びやすくを考えて処理していかないといけない。枝は細枝と太枝に分け、細枝はできるだけ短く切り、太枝は30-40㎝に切り揃えておく。細枝は1.8m角の一番安いブルーシート(脆くてすぐ破けるけれど、柔らかいシートの方が作業性がいいからです)に一人で運べる量だけを小分けにして山積みにしていく。
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これが効率良い処分のコツ。危険は別として、切ることよりも運び出し、処理する方が作業としては大変だからです。

ということで、下枝をどんどん処理して、細枝の山が増えていきます。
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枝で隠れていた部分があらわになると、枝が当たって木柵が破壊されていた。
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でも、この段階までで木が一気に起き上がるような挙動は見られない。ほっと一安心。でも、まだまだ慎重に作業を続けます。
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どんどん幹があらわになり、細枝の山が増えていきます。綺麗にかたずけながら作業するのは一見手間ですけれど、作業の安全、特に足元の安全を確保して作業できる場所をつくっておくのは大事なことです。だから、いちいち片付けながら作業する手間を絶対に惜しまない!面倒くさがらない!これ、永楽屋ガーデンの庭作業では鉄則です。

真ん中ぐらいまで一気に切り進んだらもうお昼。
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今日は30度を超える暑さになってしまって、ちょっと体が重い。熱中症にも気おつけながら汗だくでの作業。ここのところ本格的に涼しくなってしまった軽井沢の気温に慣れてきていたから、この暑さ!結構きてます。無理せず、少し涼しくなるまで休んで、午後2時に作業再開。しっかり休むことも大事です。

さあ、さらに上部の枝を降ろしていきます。
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岐阜には小さな脚立しかなかったので先端の枝下ろしの作業はかなり大変でした。脚立が倒れないように幹にしっかり固定して安全を確保。枝を切る時にとっさに掴める長さだけ残して枝を切っていきます。
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脚立が小さすぎて、もうこれ以上に上部の枝には届かないので、ここで先端の幹をチェーンソーで切断します。先端といえど3mぐらいの長さがあります。結構重量がありますから、ここで一気に切り倒すと多分小屋の屋根が破壊されてしまいます。こういう場合は、しっかりツルを効かせるように切り口をつけて、幹がゆっくりと小屋の屋根に倒れるようにして切ります。先端を切ったら、もしかしたら幹が起き上がるかもしれないと想定して、その場合の身の安全の確保も考えて慎重に、慎重に。

無事に切り落としたドイツトウヒの三角錐の木の先端。
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この庭に植えた時は丁度これくらいの高さの木だったよなぁ。なんだか懐かしくなります。沢山の松ぼっくりがついている。
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これだけ立派な木になるには本当に時間がかかるから、なんとも残念だ。

トウヒの松ぼっくりは結構高いところにつくので、なかなか間近では拝めません。
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せっかくだから、よく観察してみましょう。
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緑色の松ぼっくり。長さは10-15㎝ぐらいあります。
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大きくて、つき方がとても可愛い。
緑から茶色に変わって、
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乾いた球果が徐々に開いて、
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最後にタネがこぼれます。
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ウロコのような鱗片一枚一枚に、羽のついた5mmぐらいの小さな小さなタネがついていて、
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これが風にのって遠くに運ばれ、次の命を紡いでいきます。ドイツトウヒは高さ30mにもなる高木です。たった5mmのこの小さなタネが、高さ30mの木になる。何だか想像もできないほど壮大なスケールですけれど、木の生命力の偉大さを実感できます。

最後に、残った4mぐらいの太い幹を、チェーンソーで30cmぐらいの運びやすいサイズに玉切りして作業終了です。
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太い枝と幹。
積み上がった細枝の山。
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あんなに大きな木だったのに細かく切ってしまうと何だか小さく感じます。あとは運び出すだけ。これなら一人でも楽に運び出せそうでしょ!丁寧な作業は、安全で効率のいい作業でもあるんです。雑な作業は不安全で、非効率で、時間もお金もかかる。何だか前職の作業前ミーティングを思い出します。「ご安全に!」。

倒木の処理作業を終えた岐阜の庭の玄関周り。
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大きな三角錐のクリスマスツリーがなくなってしまい、とても明るくスッキリした空間に変わってしまいました。

残るは、花壇に残ったアイビーの絡んだドイツトウヒの根鉢。
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あとは、これをどう処理して、ここをどうするかですが... 。

それはまた時間のできた時に考えるとしましょう。

丁度、スタッフたちの植栽計画や現場作業の良い実習と勉強になりそうです。新しい玄関周りの植栽はスタッフのセンスに任せるのも楽しいかもしれません。

ドイツトウヒが無くなった事は本当に残念だけど、新しいセンスで新しい空間が創造されるという楽しみが生まれました。どうなることか、楽しみ、楽しみ!




# by eilakuyagarden | 2018-09-17 00:41 | 岐阜の庭 | Comments(0)


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