2018年 06月 07日 ( 1 )


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失われゆく植物たち「サクラソウ」

人の手が入らない自然があって、その中で生き生きと育つ植物がいる。

一方で人間の生活範囲に近い場所では、暮らしの中に生かされ、里山として、人間が草刈り、野焼きなどで適切に除草したりすることによって、人とともに暮らし、生きている植物がいる。

でも、無計画な森林の伐採や開発、強力な農薬による除草といった効率だけを優先した農耕など、人間の利便性を最優先に、過剰に人が関わりすぎて侵されてしまった自然の中では、在来の野草たちが生育地を奪われ、駆逐され、絶滅危惧植物となっていく。

庭づくりという行為は、もしかすると利便性優先の開発に加担する面を持っているかもしれないと思っている。

でも、それは関わり方次第とも思う。
昔の日本人が当たり前にしてきた、里山の自然を守り育てる志を持って取り組めば、無謀な建築などで開発され、荒廃してしまった自然を、元の豊かな生態系を有する、多様性を持った森に生まれ変わらせることもできる。僕は、そう信じ、そうしていきたくて、そうなるような庭づくりをいつも志して作庭している。

庭をつくる、手を入れ、草木を愛でる。そうすることで、元の環境以上に豊かな自然環境を取り戻し、絶滅危惧へと追いやられつつある植物たちが元気に暮らし続けられる環境を増やし、失われつつある植物たちを守り、育て、少しでも沢山の仲間を増やしてあげる。

永楽屋ガーデンで関わらせていただいているお庭には、そんな取り組みをさせてもらっている場所が沢山ある。

そんな場所で、楽しそうに、気持ち良さげに暮らす植物たちを、少しでも知ってもらえるといいなと思って、「野草の暮らし」というカテゴリとは別に「失われつつある植物たち」として紹介していきたいと思います。これまで「野草の暮らし」の中で紹介した植物と重複するところもありますが、過去の記事の中にあるものは順次このカテゴリに統一していきます(ってちょっと時間かかると思いますが)。


で、やはり第一回は軽井沢町の町の花でもある「サクラソウ」。
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サクラソウは早春にピンクの可愛い花を咲かせる多年草。
軽井沢での花期は4月末〜5月。
湿地で元気に育つ植物。
普通に山野草として売られてもいるから、これがなぜ絶滅危惧種って思う人も多い。

実際、最近ではかなりその植生が守られて、開発以上の保護活動でその個体数は増えているように思います。ただ、それは、庭や保護地といった本来の自生地とは別の場所での話であって、もともとの好適な生育環境である、浅間山麓の森や、田畑や草原などの湿り気の多い原野では自生する個体数は減少している。

自生地での個体数が減少する原因としては、サクラソウの鑑賞価値の高さが原因で園芸用に自生地から無謀、無計画に採取、盗掘されたり、
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森林や原野の荒廃などによる植生環境の大きな変化や、人による森や湿地の乱開発によってその生育環境が減少したりといったことがある。

環境省のレッドデータでは、サクラソウは絶滅危惧種としての登録がないのだけれど、長野県のレッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU:絶滅の危険が増大している種)としてリストアップされている。

川へと下る森の奥深くの傾斜地。ずっと放置され、強大なクマイチゴや笹の深い藪となっていた場所。
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クマイチゴを伐採し、地面に日の光が届くようにし、秋には笹を切り倒すなどして、放置され続けてきた傾斜地の手を入れを始めたのが3年前。

そして、今年の5月中旬の斜面を歩くと、そこには元気に花咲かせる「サクラソウ」の群生があちこちにできていた。
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嬉しかったなぁ。

切り倒して枯れた笹の下から、沢山のサクラソウが元気に顔を出している。
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軽井沢の森で暮らし続けてきた、自生するサクラソウの姿。
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ワニグチソウやタガネソウなど、沢山の野草に囲まれながら元気にくらすサクラソウ。
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ここには豊かな自然が生き続け、繋がり続けている。

手を拱いて入れば、大きく変化する植生環境にその好適地を奪われ、失われゆく植物となっていたかもしれない。人の手が適切に関わることで、こうやって守られる自然がある。

新しく作る庭たちが、いつかこんな自生地のように、失われゆく植物たちの大切な住処になってほしい。

守り、育み、関わりながら、僕たちは庭という自然を作るものとして、その暮らしをしっかり学び、守り、伝え、繋げてていかなくてはと思う。
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スタッフ達にもこの想いが届いただろうか。この大切な環境に何を思い、何を感じたのだろう。

守るべき自然。
失われゆく植物の話し。

これからも少しづつ綴っていきます。











by eilakuyagarden | 2018-06-07 21:57 | 失われゆく植物たち | Comments(0)


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