夕方のニュースの冒頭が『春なのに...』で始まった今日。
本当に寒い一日でした。 軽井沢の最高気温は0.3℃。 チラチラと雪の舞う中、 今年施工する予定のお客様のお庭で、工事の打ち合わせをしていましたが、 寒さで手はかじかみ、口は廻らず。 寒さに耐えながらの辛い状況。 春なのに....。 嘆きたくもなりますよね。 その帰り道。 芽生え始めたの庭の植物達のご機嫌伺いに、ちょっと遠回りしてK邸に寄り道。 満開だったスノ−ドロップ、セツブンソウはもう花が終わり、葉が大きく成長中。 早春に咲く野草達は、他の植物達が葉を広げる前に、大きく広げた葉で光合成し、沢山の栄養を蓄えてから、来春までの長い眠りにつきます。 そして、こんな激しい寒暖の差もなんのその、 彼らに変わって庭の主役に躍り出たのは白花の“ショウジョウバカマ”。 カメラを忘れたので、今日は携帯カメラで撮影しました。 画像の粗さはご容赦ください。 根から直接生えているように見える葉〈根生葉(こんせいよう)〉が、地面を這う様に伸び、放射線状に沢山ついています。 その中央から高さ10〜20cmの花茎を伸ばし、先端に奇麗な花を咲かせます。 冬でも葉は枯れずに残ります。 軽井沢の厳しい寒さにも負けない、貴重な常緑の多年草です。 山野のちょっと湿った所に普通に生えていますが、良く見かけるのは鮮やかな赤花。 『猩々(ショウジョウ)』というには、人の言葉を喋り、赤い顔をした、お酒の好きな(酒好きだから顔が赤いのか?)人間とも猿ともつかない伝説上の妖怪のこと。 宮崎アニメの『もののけ姫』の中にも、猿のものの怪『猩々』が出てきます。 だから、赤い色をもつものには“ショウジョウ”の名がつけられますが、 “ショウジョウバカマ”も、鮮やかな赤花からその名前がついたようです。 となると、K邸の白花のショウジョウバカマは『猩々』でいいのか? どうでも良い名前の矛盾。 なんだかとても気になりますけど、色はともかく花の表情は同じ。 厳しい冷え込みにも負けず、 雪のように奇麗な白花を咲かせた“ショウジョウバカマ”です。
by eilakuyagarden
| 2010-04-16 23:10
| 里山林の庭
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