カテゴリ:里山林の庭( 142 )


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雑木の丘の庭づくり:マユミ

この庭に関わるようになって今年で3年目になるけれど、この木の存在に気がついたのは去年のこと。

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去年の秋に雑木の丘にウッドチップの小径をつくり、この丘に踏み込むことができるようになったことで、この木の存在に気づくで事ができたのだ。

庭に道をつくると、庭との距離が近くなり、関わり方が変わってくるのである。
道の大切さはまた今度お話しするとして、今日はこの木をぜひ見て欲しい。

そう、この木は “ マユミ ” の木。

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『 切り株 』 と共に、雑木の丘でどうしても見せたかったのがこの 『 マユミ 』 の木。

なんといっても、この樹形の美しさである。

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上から枝垂れるように伸びた枝。
その下にできた空間には気持ちの良い木陰ができる。
これを楽しまない手はないよねぇ。


折れ曲がった幹も素敵だ。

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無理してつくった物ではなくて、この場所で、他の木々と光をもとめて競い合った証し。
バランスも良くて、美しい樹形。自然の造形美だなぁ。


苔むした樹皮もいい。

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枯れた枝が抜け落ちてできたウロ。

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ウロの周りについた苔が、なんともいえない良い味をだしている。

上から見ても、丘の下から見上げても素敵な 『 マユミ 』 の木。

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やっぱりイイねぇ。

この木を活かし、この木の木陰を楽しめるようにこの庭を造っていきます。
どうなるかは今後のお楽しみ。
by eilakuyagarden | 2012-09-18 22:18 | 里山林の庭 | Comments(0)


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雑木の丘の庭づくり:ワクワク

雑木の丘の草木の抜き取りと地ならし作業が完了。

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抜き取った草木は2tonトラック2杯分にもなり、今日は草だけを搬出。

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4人掛かりの作業でなんとか庭から運び出し、奇麗に整地した 『 雑木の丘 』は少し寂しいくらいにスッキリしました。


丘の上から見れば、切り株越しに庭畑が見えます。

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今までは草木の葉が枯れ落ちる冬にしか見ることのできなかった景色。
この景色を維持するように草丈の低い野草を沢山植栽し、 アクセントとして低木や灌木類を植え、『 雑木の丘 』 にふさわし高木が木陰を落とし、住む人を優しく迎え入れる 『 雑木の丘 』の庭へと時間をかけて育てていきます 。


そのシンボルとなる「 切り株 」 のこの存在感。
素敵です。
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新しく生まれ変わる庭。
なんだかワクワクします。


そしてもう一つ、ワクワクすることが...。

庭のメンテナンスで切ったり抜いたりした草木を積み上げたこの草山。

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最近のメンテナンスで積み上げた草も、今回の庭づくりで出た草と一緒に少し運び出して捨てようと思い、運ぶ準備をしていた時のこと。

積み上げた草木の下の方の堆肥化した部分がなんだかもぞもぞと動いている。
おそるおそる土をほじってみると、中から大きなカブトムシの幼虫が出現しました。
ザクッと掘り返してみただけでも4〜5匹はいました。

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太さ2㌢ぐらい、長さも7㌢ぐらいあったから 『 三齢幼虫 』なのかな。おそらく、この姿のままで積み上げた草木の堆肥の中で冬を越し、来年の夏に成虫になるのでしょう。

去年の秋に積み上げた草木を天地返しした時には一匹の幼虫も居なかったので、この草木の山にのカブトムシの幼虫が育ったのは初めてのことになる。


カブトムシの幼虫は枯れた草木を最高の土に変えてくれる大事な大事な存在。

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青黒くなったお尻の部分に溜まったカブトムシの【 うんち 】がその良質の土の元。
食べては出し、食べては出し。どんどん枯れた草木を良質の土に還していく。
この写真に写っている黒い部分が土なんだけど、フカフカで最高の土質。
買ってきた培養土なんて比べ物にもなりません。すごいよなぁ。

軽井沢では寒すぎてカブトムシも住みついてくれないのかなぁ〜って思っていたので、今回幼虫達を見つけて本当に嬉しかった。

彼らが厳しい冬を越して、来年の初夏にこの山から羽化し、成虫になるのかと思うとワクワクします。子供の頃に夏休みの自由研究の宿題で、カブトムシの成長を観察した時の事を思い出しますねぇ。

実は今回の庭づくりで、この堆肥化して土に還った部分を使おうと考えていたんだけど、カブトムシの幼虫がいたので、使うのはやめることにしました。
カブトムシ達の成長をじっくり見届けていこうと思います。
by eilakuyagarden | 2012-09-15 17:32 | 里山林の庭 | Comments(0)


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雑木の丘の庭づくり:サクラソウ救出

作庭範囲の不要な草木をガンガン抜き取り、
雑木の丘の見晴らしがどんどん良くなっていく。

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ついに、この庭の主役である 『 切り株 』 が草薮の中から姿を現した。

ここまでやってみて改めて確認できたのは、こんなに広い空間なのに、残すべき野草が非常に少なかったこと。クワ、タラ、イタドリ、オオイタドリ、バライチゴ、ヨモギ、アザミそしてススキ。これがこの広いスペースの大半を覆っていて、その下にいたであろう野草の住処をどんどん奪い去っていた。

一昨年にはもう少し ヒヨドリソウ なんかがいたんだけど、大きく育った草木がその生息範囲を奪っていったようだ。

それでも、残したい物も沢山あって、ウバユリ、ホタルブクロ、ヒヨドリソウ、オカトラノオ、オシダ、キツリフネソウそしてイネ科の野草などは掘り上げて、マユミの木陰につくった仮植場に避難。

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そして、もっとも気をつけて救出したのが切り株の周りに住んでいる 『 サクラソウ 』 。
毎年、春になると切り株の周りで奇麗な花を咲かせてくれるサクラソウ。

居場所はほぼわかっていたので慎重に掘り上げる。

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ユキザサも混じっていたけど大きな塊になっていたから、見つけるのは容易だった。

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次いでに、この周辺も探して、眠っていたいくつかのサクラソウを救出。

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この時期はお休み中なので、サクラソウにとっては迷惑な話だろうな。
すいません。

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庭のベースが完成したら、姿を現したこの切り株の下にもどします。

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それまで、しばらく、この不織布の鉢の中で眠っていてくださいね。
by eilakuyagarden | 2012-09-14 18:17 | 里山林の庭 | Comments(3)


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雑木の丘の庭づくり :スタート

昨年造った『 庭畑 』。
それを見下ろす小高い丘 『 雑木の丘 』。

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昨年の秋につくったウッドチップの小径と既存の浅間小石の歩道に囲まれたこの丘。

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小さな草花が芽生えはじめた春先。
木々の若葉、優しい日射しと木漏れ日、そして、心地のいい春風が林を抜けるとても素敵な場所になる。

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でも、でも....。
一度芽生えた草花は日に日に背丈を伸ばし、7月にもなるとご覧の通りの状態。

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あの爽やかな林が一変。見晴らしを遮り、うっそうとした草薮に変わってしまう。


低い側から見た 『 雑木の丘 』 の様子。

【 4月末の様子 】

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【 6月初旬の様子 】

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【 8月中旬の様子 】

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人を拒絶しているかのような深い薮となった8月。
こうなるともう林の中に踏み込むことはできないし、刺のある草木に攻撃されるわ、ハチやブヨに刺されるわ、イノシシは飛び出してくるわで、踏み込みたくもない。


こんな素敵な樹形の “ マユミ ” の木があるのに...。

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こんなにかっこいい切り株があって、その周りには “ サクラソウ ” が棲んでいるのに。

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この丘にやって来た人が、motto 木々の木陰を楽しみ、motto 沢山の草花や自然と触れ合える場所にしたい。

motto、モット、もっと、人に近い存在にしたい。


だから 『 雑木の丘 』 の庭づくり。はじめました。


その第一歩。
まずは超大胆にこの場所を変えます。

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ちょこちょこ変えていては全く変わらない。
「やり過ぎなんじゃないの?」って思うぐらいが丁度いい。

適切な言い方ではないかもしれませんが、土砂崩れなんかで山の木が一掃されてしまったぐらい大胆に。広い空間の庭づくりにはこういったアプローチが絶対に必要。


庭の自然を、木々を、草花を、お客様を知って。
残すべき木、みせたい物、どう変えていくか、お客様と庭がどう触れ合うのがBESTか。
そして、僕がこの庭をどう育てていきたいのか。
庭づくりのコンセプトがハッキリしているからこそ、こういったアプローチができます。


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抜く草木はしっかり根っこから抜き、新しい庭を描くキャンバスをつくっていきます。

1/5ぐらいのスペースの草木を抜いただけで景色がこんなに変わりました。

薮で遮られていた日射しが、林を照らし、木漏れ日がキラキラします。

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欲しいのは、これ、これなんだよねぇ。

これだけの薮だから下地づくりにはまだ時間がかかりますけれど...。
とりあえず 『 雑木の丘 』 の庭づくり。スタートです。

目指す庭の雰囲気は、春先にみせるこの林の感じ。

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木々は高くおおらかに、草木は低く軽やかに。
木漏れ日と風を楽しむ 『 雑木の丘 』の庭。

さて、どう変わっていきますか。
楽しみ、楽しみ。
by eilakuyagarden | 2012-09-12 22:46 | 里山林の庭 | Comments(0)


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変わる庭畑

昨年施工したお客さんのお庭の “ 庭畑 ”。

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植えた木々は厳しい軽井沢の冬を無事に乗り越え、一回り大きくなりました。
良い感じに、自然なお庭の中に溶け込みはじめています。

今年はお客さんの方が多忙のため、畑としては残念ながらまだ使われていないのが残念ですが、楽しみは来年にとっておくことにして、今年はもっと使いやすくする為に庭としての使い勝手やクオリティーを上げる作業をしています。

その一つの作業として、畑周りと庭畑までのアプローチに芝を生やすことにしました。
先日ブログで紹介した防竹シートを埋める作業も、庭畑までのアプローチに芝の種を撒く為の下準備の下準備なんです(あの部分の種蒔きは来年の作業となります)。

奇麗な芝庭をつくるつもりは全くなくって、それでも芝にしたのは、子供達がお父さんの畑作業を手伝ったり、お母さんと一緒に作物を収穫したりして畑で過ごす時には、庭畑の周りを裸足で元気に駆け回り、芝のベンチに座ってひと休みできる空間にしたいなぁ〜って思ったから。

それと、雑草の抑制の効果も付与したいなぁ〜と思い、アレロパシー作用があるといわれる センチピードグラスの改良種で “ ティフ・ブレア ” という芝の種を撒きました。ちなみに、アレロパシー作用とは、他感作用といわれ、植物や微生物が放出する化学物質によって、他の植物が何らかの作用を受ける現象で、これによって雑草の発生や侵入を抑制する効果が期待できます。


実際に、土が剥き出しで、畑も使われなていなかった庭畑には沢山の草が生えてきます。
これは7月18日の庭畑の様子。

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春から7月までの間に3回程奇麗に草取りをしたので、まだこの程度ですんでいます。
基本的には草が生えていたほうがいい土壌になるので草ぼうぼうでもいいのですが、この庭は軽井沢の自然そのものをワイルドに残した庭なので、空間のほとんどが自然なままの状態です。だから、逆に、自然の中にキチンと管理された空間を “ 庭畑 ”という形で巧く調和させて、自然の中に溶け込ませながら、お庭と楽しく触れ合える場所にしたい。
それで、あえて草と戦い、地面を奇麗に整備して芝の種を撒くことにしました。

草をとことん奇麗に抜き、大きな石を拾い、地面を一掻きして土をほぐし、ふるって小石を取り除き、ふるった土をさらにふるいながら地面に敷いて下地づくりは完了。

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まるでバンカーのように奇麗です。

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均一に芝の種を撒いて、目土をかけ、土を優しく押して締めたら種蒔き完了です。

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長くなりそうなので、工程はだいぶはしょりましたが、広い空間に施工するとなると結構大変な作業です。

ということで、作業終了直後、7月18日の庭畑の様子がこちら。

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ここから8月15日までの芝の生長の様子をご覧ください。

【 7月25日 】 まだまだ発芽していません。
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【 7月31日 】 やっと発芽。
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【 8月1日 】 茶色い地面がうっすら緑になってきました。
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【 8月9日 】 緑が濃くなってきました。発芽後の生育は旺盛。
ただしこの時期の水切れは致命的なので、水やりがかかせません。
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【 8月15日 】 地面は奇麗な緑の絨毯となりました。
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どうですか? 約一月で、草丈3㌢程にまで生長しました。

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畑周りはすっかり緑。とても気持ちがいいです。なかなか良い感じになってきました。
これは丸太組でつくった芝のベンチ。

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早く子供達と一緒に座ってみたいなぁ。

今後はどれほどの防草効果があるのかが興味のある所。注意深く観察していきたいです。
草丈10㌢程になったら一度刈り揃え、子供達に駆け回ってもらおうかなぁ。


作庭前、草刈りに追われ、いかんともし難い状態だったこの空間。

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“ 庭畑 ” に生まれ変わり、本当に楽しい空間になりました。

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これからも、この庭畑は少しずつ熟成され、どんどん変わっていきます。
どう変わっていくのかは、これからのお楽しみ。
by eilakuyagarden | 2012-08-17 23:54 | 里山林の庭 | Comments(0)


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僕の庭づくり

軽井沢のお庭に植えた “ ハクウンボク ” の木。

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大きく育ったその樹の枝に上手につられた鳥の巣。

Y字に分れた枝の間。

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雨風をよけられるように大きな葉を傘にして上手に吊り下げられている。


みつけた時にこの巣の住人は居なかったけど、いつの間にか戻ってきていて巣から可愛い顔をのぞかせていた。

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どうやら住人は ‘ メジロ ’ のようだ。
じっとして全く動かない。卵を温めているのかな?
元気なヒナがかえるといいなぁ。


作庭して三年目の庭。
何もなかった庭に、お客さんの為に沢山の草木を植え、緑豊かな雑木の庭をつくった。

年々緑は濃くなり、木漏れ日と風を運んできた。

土の中には沢山の小動物が暮らし、豊かな土壌を育んでいる。

草木の中に虫がきて、鳥がきて、庭には沢山の仲間が暮らすようになった。

そして、沢山の笑顔が溢れる庭に育った。


素敵なエクステリアなんてないけれど、それ以上に素敵なものが沢山ある。
これが僕の庭づくり。

人、草花、そして沢山の生き物が暮らす 『 住まう庭 』。
by eilakuyagarden | 2012-08-10 00:19 | 里山林の庭 | Comments(0)


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冬の庭と夏の庭

季節の境目があやふやで、進んだり戻ったりを繰り返しなんだか夏になってきた。
天候の変化も、温度差も変化も、変化の波が大きすぎて、季節感が僕の中でちょっとおかしくなっている。もうじき四季が無くなってしまうんじゃないかってちょっと怖くなる。

でも、庭は確実に季節の変化をとらえている。

冬の庭と
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夏の庭。
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同じ場所とは思えないほど、四季折々に変化する庭の植物達。
僕のおかしくなった感覚を優しく治療してくれます。

こんなにも季節が進んでいたんだなぁ。
草木の深い緑。

癒されます。
by eilakuyagarden | 2012-06-21 20:14 | 里山林の庭 | Comments(0)


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春を迎えた敷石のアプローチ

昨年の11月に作庭した亀清旅館の貸し切り露天風呂 “ しなの風呂 ”。

そのお風呂までのアプローチは川石の敷石を固める土で固め、中央部の敷石の目地に “ ヒメイワダレソウ ” を植えた。これがその時の様子(で、コチラがその時の ブログ )。

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このブログで何度も紹介しているけど、 “ ヒメイワダレソウ ” はとても優秀なグラウンドカバー。

暑さ、寒さに強く、乾燥に良く耐える。
踏まれてもくじけず、奇麗な花を咲かせてくれる完全無欠のグラウンドカバー。

敷石の目地にも具合のいい植物なのですが、しなの風呂のアプローチに植えた翌日、気温がググッと下がって、一気に真冬の寒さになってしまった。もちろん、写真の緑は寒さにやられてすっかり枯れた。葉っぱが枯れただけならいいけど株ごとやられていないか正直心配だった。



先日、亀清旅館にメンテナンスに行った時、真っ先に確認したのがヒメイワダレソウの様子。敷石のアプローチを見て僕の目に飛び込んできた光景がこれ。

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まずはホッとしました。
目地が緑に染まり、ヒメイワダレソウがちゃんと芽生えていてくれました。
信じてはいたけど、実際に見るまでは安心できなかった。

さすがは完全無欠のグラウンドカバー “ ヒメイワダレソウ ” である。
深さ2〜3㌢しかない浅い目地にしっかり根を張り、あの厳しい植栽時の状況にも耐え、一段と厳しかった今年の冬の長野の寒さにも負けず、敷石の目地をみごとな緑に染めてくれました。

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君はなんて頼りになる奴なんだ。

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この敷石の緑のアプローチに “ ヒメイワダレソウ ” の白い小花 が満開になったら奇麗だろうなぁ。温泉に入るお客様を美しいアプローチが迎えてくれる。
きっと歩くのが楽しくなりますよ〜。


あ〜早く咲かないかなぁ。待ち遠しいです。
by eilakuyagarden | 2012-05-12 23:23 | 里山林の庭 | Comments(0)


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五歳の庭と一歳の庭

亀清旅館の2つの露天風呂。

今年で5年目の春を迎えた『 百年露天風呂 』 と
初めての春を迎えた貸し切り露天風呂の『しなの風呂 』 。


5歳の『 百年露天風呂 』 は雑木の林に包まれた癒しの空間。

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ブナ、コナラ、ダンコウバイ、ソヨゴ、クロモジ、斑入りウツギ、ヒメウツギ、ユキヤナギ、シロヤマブキ、ヤクシマシャクナゲ、シモツケ、カルミア、アセビ、ヤマアジサイ、カシワバアジサイ、ヒュウガミズキ、紅シダレモミジ、ハウチワカエデ、ムシカリ。

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沢山の木々が折り重なって庭の緑を彩り、上山田温泉の街中なのに、まるで林の中の秘湯に入っているような風情が味わえます。

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とてもいい庭になってきました。

作庭当初はもう少し沢山の樹種があったけど、互いの生育具合に合わせて自然淘汰されてしまった。まあそれも自然な庭の味わいでもある。別の木の枝や野草達が木の無くなった場所に侵入して空間を覆っていく。温泉の小さな庭だけど、立派に自然の林と同じ営みが完成している。



対して、昨年作庭したばかり、一歳にも満たない貸し切り露天風呂の 『 しなの風呂 』。

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庭の真ん中に陣取るシンボルツリーの 『 シナノキ 』。

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ラブリーな形の若葉がこの木の魅力。

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こちらは林を抜けたオープンな空間を演出したから、庭の主役は四季折々に花を咲かせる沢山の山野草達である。

先月主役を演じた “ オオバナノエンレイソウ ” に代わって今の主役は 『 サクラソウ 』 と 『 ハクサンチドリ 』。

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沢山の スゲ や クジャクシダ が 名脇役となって主役を引き立てている。

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まだまだ若い庭だから、これからどんどん表情を変えるだろう。
この庭の5年後はどんな表情をしているんだろう。

僕の頭の中にその絵は浮かんでいるけど。
多分それ以上の調和を見せてくれるんだろうなぁ。

毎月、毎年、この庭を守り、見つめながらその結果を見届けていきたい。

五歳の庭と一歳の庭。

同じ空間で背中合わせの庭なのに、こんなに違うってオモシロいでしょ。
どうぞ、ご自身の眼でこの庭を見てくださいね。
もちろん温泉は極上ですよ。



■亀清旅館

http://kamesei.sakura.ne.jp/

by eilakuyagarden | 2012-05-10 22:20 | 里山林の庭 | Comments(2)


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あれから2年経ちました
久々に訪れた軽井沢の小宮邸の庭。

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すっかり緑に覆われ、とても良い庭になってきました。

昨年の5月に「住まいNET信州」さんの取材を受け、今年1月に発売された 【 vol.16 特集[花と緑と暮らす日々]】で紹介されたお庭である。
取材を受けた時が、野草達の植栽が完成して初めての春。
まだまだ、少し寂しい感じでした。

庭がそれなりの姿に成熟するには最低でも2年の歳月が必要です。

そう、あれから2年経ちました。

2年間で、どれだけ庭が生長したのかを、写真で振り返りながらみてみましょう。



では、まずは入り口付近からのアングルで見てみます。

【作庭前:2009年5月】
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【植栽完成直後の庭:2009年10月】
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【2年目。現在の庭:2011年8月末】
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奥まで見通せない程に生長した草木が、互いに折り重なり、庭に陰影をつくります。
その日陰では、沢山の野草達が支え合いながら元気に暮らしています。



では、別のアングルからも見てみましょう。

【作庭中の庭:2009年6月末】
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【野草の植栽完成時の庭:2009年10月】
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まだまだ、よそ行きな感じの野草達。完成形にはほど遠い庭です。


【1年後の庭:2010年8月末】
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草花は一回り大きくなりましたが、まだまだ、地面が丸見えです。


【2年目。現在の庭:2011年8月末】
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本来の大きさに生長した野草達が庭を緑に染め、季節毎に奇麗な花のプレゼントをくれます。すっかり成熟した素敵な庭になってきました。


ここから見た庭が、施主様が臨んだ一番のフォーカルポイント。作庭前に一番気になっていた、お隣の家の壁、給湯器、灯油タンクなども、まったく気にならなくなりました。逆に、お隣の壁が植物を引き立てる良い背景となっています。

ここまで野草が成熟し、地面が見えない程に互いの葉っぱが重なり合って庭を覆ってしまえば、雑草もそんなに生えてきません。入り込む余地がないのです。
もちろん、施主様が別荘に来るたびに、庭の植物を眺めながら、ちょこちょこ手入れをしているようですが、1日雑草採りに明け暮れるという事はありません。
庭の野草を眺めながら気になったものだけ抜いているだけ。
それだけで、この庭は維持できます。

楽しんで草を抜き、庭と自然と草木と触れ合いながら、庭をいい状態に維持できる。
家の中で暮らす様に、庭に暮らし、触れ合う事のできる場所。
それが僕が思い描く 『 住まう庭 』 の姿。

小宮邸の庭も、やっとその本来の姿が見えてきました。

でも、庭はさらに成熟していきます。
施主様には、毎年姿を変える『住まう庭』をこれからも楽しんで欲しいなぁ〜。
by eilakuyagarden | 2011-08-31 23:00 | 里山林の庭 | Comments(0)


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