カテゴリ:里山林の庭( 144 )


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雑木の丘の庭づくり:道づくり 3

前回の道づくりに続く工程は、昨年造ったウッドチップの小径(以下、旧道とします)の手直し作業です。

新しい道に敷いたチップを取り除いた旧道。

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一年経った麻袋は所々土に還りはじめています。
木枠も経年変化や今回の庭工事の影響で一部が壊れてしまいました。

まずは麻袋を奇麗に取り除き、2〜3㌢ほど土を剥いでもう少し深くします。

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取り除いた麻袋は、庭で出た草を積み重ねた部分に覆いかぶせ草の腐植を促進させます。

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1〜2年後には草も麻袋もいい土に変わることでしょう。

真新し型枠ベニアで割れた木枠を補修。

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使えそうな所はそのまま使います。

旧道は防草シートを敷いていなかったので、新しい道と同様の防草シートを敷き、その上に滑り止めの麻袋をのせて固定ピンでとめます。

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半分まで手直ししたら、残り半分の旧道の古いウッドチップを手直しした所に敷きます。

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林の小径。良い感じです。

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これで旧道の半分の手直しが完成。

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残り半分も同じように作業を進めます。

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残ったウッドチップをどけて、麻袋を剥ぎ、土を2〜3㌢剥ぎ取って深くしたら、奇麗に地均し。

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防草シートを丁寧に敷き、

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麻袋をのせて、固定ピンでとめます。


同じ作業を、同じように、丁寧に進めていく。
当たり前だけど大事なこと。
なれてくると 『 こんなもんでいいか... 』 なんて作業する人もいる。それは絶対にダメ。
最初の丁寧な作業と同じように、最後まで丁寧に!!
これがが永楽屋ガーデンのモットーです。

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よけておいた古いチップを敷き直し、作業完成。

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手直しが終了した “ 旧道 ” 。

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リフレッシュした道は前よりもなんだか歩き易くなった気がします。
by eilakuyagarden | 2012-10-20 10:27 | 里山林の庭 | Comments(0)


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雑木の丘の庭づくり:道づくり 2

久しぶりに雑木の丘の庭づくりの話。

道づくりの次ぎなる工程は 道の防草対策。

この庭には少し厄介な草の根が間違いなく残っていて、道からもニョコニョコ生えてくるに違いない。それを防ぐために、今回は強力な防草シートを敷くことにした。

緑の不織布のシートがそれである。

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このシートは普通の防草シートよりも強力で、アシやヨシ、スギナなど、ホームセンターなどで販売されている防草シートでは防げない雑草が全く生えてこられない強者。ちょっと高価だけど、その価値は充分にある。

これをできたてほやほやの道に敷いていく。そしてその上に麻袋を敷いて、固定ピンでとめていく。こんな感じだ。

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防草シートを敷いたのに、なぜ麻袋を敷くのか?

その理由は主に滑り止め、+αとして遮光効果をアップさせることに期待。
というところである。

なんの滑り止め ? ってことになるよね。
それはこの後工程で道に敷き詰める 針葉樹のウッドチップ の 滑り止め。

不織布の防草シートは表面がツルツル。ここに真新しいウッドチップを敷いたら、歩くたびにチップが不織布の上で滑って動くので歩きにくくてかなわない。道の斜面では折角敷いたチップが流れてしまう可能性もある。

そこで、チップと道の間の摩擦係数を上げるためのアイテムとして麻袋を敷く。麻袋により、道の底部分がグッと安定し、チップは滑りにくくなり、道が歩き易くなるのだ。
特に真新しいチップは奇麗すぎて良く滑るので、新しいウッドチップの道では麻袋が必須アイテムなのです。

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麻袋を敷きながら、余分なシートを道に合わせてカットして仕上げる。

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同じようにして、ステージから伸びる全ての道に防草対策を施していく。

あっちの道も、

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こっちの道も。

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新しい道に防草対策ができたら、昨年造ったウッドチップの道に敷いてある古いチップを剥いで、新しい道の三分の一ぐらいの厚さまで敷き詰める。

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なんで古いチップをわざわざ敷くの?ってことになるよね。

これにも理由があって、

一つは 『 滑り止め効果を高めるため 』

もう一つは 『 古い道を補修するため 』 だ。

『 滑り止め効果を高める 』というのは、先に書いたように 新しいウッドチップは滑り易く、麻袋を敷くことで随分安定するのだけれどもフカフカでちょっと落ち着きが無い。それに対して古いチップは雨風にさらされ、人が歩くきまわることで、チップ自体が適度に締まり、よい湿り気があって、非常に落ち着きがある。歩いてもフカフカしないのでとても歩き易い。

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この安定感抜群の古いウッドチップを道の底に敷くことで、麻袋との摩擦がアップして道の安定感が ググッと 向上する。10㌢厚さで真新しいチップだけを敷いた場合に比べて、明らかに歩き易くなる。なんでもかんでも新しいものが良いとは言えないのだ。

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さあ、全ての道に、古いチップを敷き詰め終わりました。

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一気に道らしくなりましたよね。

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この道を歩けば、切り株は目の前にやってきます。

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いいんじゃない!

ちょっとカメラを高く上げて、上の方から庭全体を見てみると、この庭の導線がみえてきます。

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どうですか、ちょっと楽しそうでしょ!
by eilakuyagarden | 2012-10-15 21:53 | 里山林の庭 | Comments(0)


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雑木の丘の庭づくり:真剣勝負

雑木の丘に植える木々を仕入れに、松本市の苗圃まで行ってきた。


紅葉したシャラやカエデの雑木林。

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秋の仕入れは本当に楽しくて、時間の経つのを忘れてしまう。
こんな気持ちの良い景色が広がる林を一人占めで、苗圃の中を歩き回り、庭に植える運命の一本を探すのだから、楽しくないわけがない。

でも、楽しいだけじゃない。
これは真剣勝負。

一本一本の木を近くで、遠くで眺め 『 これで間違いないぞ 』 といえる一本を探すんだから、皆さんが考えている以上に大変な勝負なんです。

広い苗圃には万単位の木がある。当然全てはみられないから、気心知れたスタッフさんに求める木の大まかな居場所を教えてもらう。その段階で見るべき場所の木は数十本〜百本ぐらいに絞られるんだけど、植えられた畑があちこちに散らばっていると大変。見るべき木が数百本になるし、全ての畑を探すため、あちらこちらに軽トラックを走らせて探すことになります。ホームセンターの樹木売り場や、駐車場に止めたら歩いて探せるという広さの町の植木屋さんのレベルではありません。だから、僕もこの苗圃の畑を何度も歩き、どの木がどの辺りにいるか必至に居場所を覚えます。おかげで最近はスタッフさんとの会話も楽になりましたよ。


木を植える庭、周りの景色、家屋の様子を知っているのは僕だけ。
その場所にピッタリハマる大きさ、姿、顔を見極め、最高の一本を探せるのも僕だけ。
だから、この勝負は真剣勝負。そこに妥協は無いんです。
朝から晩まで、とにかく時間と手間をかけて探します。一日仕事。当然お客さんにも費用の負担がかかるわけだけど、でも、それだけの価値は絶対にあります。

こんな風に探しにくる変わり者は僕ぐらいらしい。
だけど、おかげでスタッフの方が永楽屋ガーデンのことをすぐに覚えてくれただけじゃなく、僕がどんな木を求めているのかといった趣向も理解してくれて、とっておきの一本の在処を教えてもらえたりするのだから、変わり者も悪くありませんね。


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最高の一本は、一目惚れのように出会える時もありますし、沢山お見合いした後に悩みに悩んで一本を選ぶ時もある。なんか一本の木との出会いは恋愛や結婚にも似ています。時々、売りたくないと思える一本なんかもでてきて、自分の手元で育てたいなぁと思うものもあるけれど、そんな一本こそお客さんの庭に植えた方が良いと割り切って手放します。そうやって選んだ沢山の木が、これまで作庭してきたお客さんのお庭で元気に、活き活きと育っています。

今日出会えた沢山の木。
もうすぐ雑木の丘の仲間入り。

この木もその一本ですが、さて、何の木でしょうか。わかりますか?

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答えはまた今度... 。
雑木の丘にどんな木がやってくるのかは、またのお話です!
by eilakuyagarden | 2012-10-09 19:42 | 里山林の庭 | Comments(0)


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雑木の丘の庭づくり:まじめな防草対策の話

新しい庭を造る時に、作業を行う上で過去に造ったものを一旦壊さないといけなかったりする。一度造ったものを一年や二年で壊したりすることはまずないので、いろいろと検証できるこういった機会は非常に貴重だ。


そこで今日は 『 防草対策 』 について真面目に検証してみます。


これは、僕が雑木の丘を含むお客さんの庭に関わる前に **造園さんが造った 『 浅間小石 』の歩道。

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この道には焼石の小石(通称でビリ石と呼んでいる)が厚さ3〜5㌢ぐらいで敷き詰められていて、その下地として何故か遮光ネットや薄い不織布が敷かれている。

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小石の厚さも、下地の素材も歩道の防草対策としては不十分なため、下地の下に沢山の雑草が根を下ろし、一部ではヨモギ、バライチゴ、タンポポなどが不織布を突き抜けて生えてきている。

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遮光ネットの部分は更に問題で、写真のように沢山の草が生えてきていて、防草効果の役目を全く果たしていない.

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そればかりが、下から生えてきている草の根を抜こうとしても、遮光ネットが邪魔して抜くことができない。草を草取りから守っているような役目になっている。これでは意味がない。

薄い不織布や遮光ネットを使ったのは石が動くのを嫌ったことと、残念ながら造園屋さんの経理的な問題だったのかな。

歩道のように、草が生えて欲しくない部分の防草対策で一番大事なのことは、対策を施した部分の草に絶対に日が届かないことだ。日光を感じると草はそれをもとめてガンガン生えてくる。日が当たらなければ草も光合成できないので、イタドリのようなよほど強い草以外は枯れてしまう。だから、防草対策をするならばしっかりと日の光を遮らないとけない。

小石を敷くならば絶対に5㌢以上の厚みで敷きたい。
あまり厚いと今度は歩きづらくなるので、厚みは10㌢はぐらいが限界かな。
下地には生えている草にもよるけど、ケチらずにしっかりと防草効果を謳っている防草シートを使うこと。ただし、防草シートは表面がツルツルなので、その上にそのまま石を敷くと、坂道では石が動いてしまい歩きにくいので注意してください。その時は接触面に摩擦の大きな麻袋などを使って対策します(その話については後日に...)。


もう一つ。
これは、去年の秋(だから一年前)に僕が施工したウッドチップの道。

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つくり方は昨日のブログでお話した道づくりの方法と同じ。
そこに麻袋(新品の厚手の麻袋。植物オイルを含んでいます。)を敷いて、針葉樹のウッドチップを厚さ5㌢〜10㌢で敷き詰めました。

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厚いウッドチップと麻袋をどけてみると、草は殆ど生えていません。

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もともとはひとつ上の写真の右側のように、沢山の草が生い茂っていた所。
道を造るにあたって根気よく草取りしたこともありますが、ウッドチップの道をつくって一年経ち、殆ど雑草は枯れてしまいました。

でも、イタドリだけは別格。

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ご覧のように、日の射さない過酷な環境下でも、新しい芽を伸ばし、厚く敷いたウッドチップの下を通過して、わずかに陽が入る木枠の縁から顔を出そうとしています。

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さすがです。こいつにだけは勝てません。

でも、ウッドチプが厚く敷かれた、陽が射さない部分には生えていこうとしていないのがわかります。あくまでも陽が射す所をもとめて動いていますよね。これはある意味、防草効果の役目を果たしているという証拠です。

一年経過しても、ウッドチップの下の方はまだ新品同然の美しさ。

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さすがに針葉樹のチップです。
ただし、下地に使った麻袋は一年でボロボロ。
これは土に還る素材なのでしょうがないです。
こうなることを想定して、遮光のためにチップを厚く敷いてありますし、今回の検証からも証明されたように、一年もしっかりと光を遮ることができれば、イタドリなどの強力な雑草以外は枯れてしまいますから、麻袋の下地は、ウッドチップを敷いた時の初期の滑り対策と、一般の雑草が枯れるまでの間だけ遮光効果が持続すればいいのです。それ以上の長期にわたって遮光効果が必要な場合には防草シートを併用しましょう。


どこまで対策するかは、その場に生えている雑草の種類と、どの程度までの持続性を必要とするか、そして予算によって変わってきます。でも、防草対策だけは予算に対策を合わせるのでなく、遮光効果をしっかり発揮する対策の方に予算を合わせる方が結局は安くつくような気がします。

僕はできるだけやり直しが効き、自然に還るか、環境に影響が無いように処分できるものを使って対策しています。ですから、コンクリートやアスファルトで固めちゃいますって対策は全く頭にないのであしからず(また、岐阜の実家の庭では防草対策によく使っている固まる砂なども、軽井沢では寒すぎて使えないので考えていません)。

まじめな防草対策のお話はここまで。
お疲れさまでした。
by eilakuyagarden | 2012-10-08 18:57 | 里山林の庭 | Comments(0)


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雑木の丘の庭づくり:道づくり 1

いよいよ雑木の丘を抜ける “ 道 ” をつくる。

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庭をぐるりと取り囲む道から枕木のステージに向かって三方からアプローチできるような道。


まずは、ステージから枕木のステップを下った先に繋げる道から。4㍍程の短い道だけど、今ある道の流れに美味く合流できるように緩やかなカーブをつける。

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僕の描いたラフな道に沿って、職人さん達が奇麗なカーブを描くように土を掘る。

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ここには後ほどウッドチップを厚く敷くので、深さ15㌢ぐらいで仕上げられるように掘っていく。

土が崩れないように型枠用のベニアで道に木枠をつける。

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ここまでできたら、少し土を踏み固めて木枠が崩れないようにして、片方の木枠の側を深さ50㌢ぐらい掘削して溝を掘る。前回の作業と同じで、道の片側にだけ防竹シートを埋めるためだ。

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防竹シートつけながら、土を埋め戻していく。

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埋め戻した土を踏み固め、地均ししたら完成。

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うん、良い感じ。


続いては、ステージに向かって右に伸びる道をつくる。

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同じように道の下書きをして、それに沿って土を掘り、木枠を立てていく。

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この時、他の道などとのバランスを見て、若干の修正を入れた。
道の下書きの写真では、道は三日月のようなカーブになっていますが、実際に木枠を立ててみたらなんだかアンバランス。なんだか楽しくない。歩きたくなるようなワクワク感がない。そこで、職人さんと話をして、短い距離の中でなんとか優しいS字カーブを描いてもらった。

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うん、こっちの方が何倍もいいよね。
皆で納得いく仕事をする。妥協はしない。
これが大事なんです。

当たり前の事だけど、現場の職人さんの求めるものが高くないと、仕事には妥協が生まれてしまう。とくに土木工事には多い。意外にできていない事なんです。

この道も片側に防竹シートを埋めて完成。


さて、最後にステージから左に延びる道をつくる。
約8㍍程の道。

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この道で一番大事なのは、切り株を近くで楽しめるようにすること。
緩やかなS時カーブを描き、切り株の横を通って、既存の道にできるだけ垂直に繋げる。
斜面が片斜面になっていて、切り株に近づけすぎると斜度が急すぎて歩きにくくなる。
切り株を楽しみながら、歩き易い道筋はここしかなかった。

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道に木枠を立て、防竹シートを埋めたら完成。

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雑木の丘の庭を楽しむ道の完成。

庭に道をつけると、お客さんが庭と触れ合える距離がグッと縮まるだけでなくて、僕たちの庭のメンテナンスも楽になる。

今回は道と枕木のステージで雑木の丘の庭を4つの区画に分割した。
それぞれの区画毎の日照や木漏れ日、土の乾き具合などに合わせて最適な植栽ができる。
広〜い庭をメンテナンスすると、さて今日はいったいどこから手をつけたら良いやらと迷ったり、やることがありすぎて、時間的なプレッシャーに押しつぶされそうにもなる。でも、道をつけて庭の管理範囲をきっちりと区切れば、手入れする範囲が小さく区切られるから、作業の量や、時間的なプレッシャーが軽減されるし、作業のスケジュールも立て易くなる。

庭を楽しみ、目をかけながら育てていくには “ 道 ” は欠かせない。

もっと庭と触れ合いたいと思ったら、まずは庭に近づき、歩き回れる道を考えてみてください。

周回できなくたっていい。
例えばシンボルツリーまで真っすぐに歩く道だけでも良い。

薮を掻き分けることなく、一歩でも庭に近づくことができるようになれば、庭との関わり方が変わってきますよ。


雑木の丘を抜ける道。

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今まで薮に埋もれていた “ 切り株 ” ともこんなに仲良くなれます。

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ほら、子供達がステージに向かって駆けてくる姿が、みえてきませんか?
by eilakuyagarden | 2012-10-07 20:44 | 里山林の庭 | Comments(0)


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雑木の丘の庭づくり:防ぐ

雑木の庭づくりの次ぎなる工程は 【 防ぐ 】 。
一体なにを?

これをです。

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同系色でちょっと分かりにくいですが、竹の地下茎のようなボコボコ節のある茎をもつこの植物。

世界の侵略的外来種ワースト100の選定種の一つで日本やアジアを代表する最強の雑草。
何とも長く、最恐の選手紹介をされるこの植物が “ イタドリ ”である。

とにかく、大元の株は根茎を地下深くに伸ばし、地下茎を横に長く伸ばして繁殖します。
雑木の丘にもイタドリとオオイタドリが生えていて、工事の最初に不要な草木を抜く際に結構頑張って抜きましたが全ては抜ききれません。だったら、残った株が広がる範囲をできるだけ制限する。そして、外からこの庭の中に入って来ないようにする。そうやって蔓延る草木の広がりを 【 防ぐ 】 しかありません。

そこで、庭を取り囲む歩道の内側、つまり庭の外周を『 防竹シート 』でぐるりと囲み、ある程度の深さまでの地下茎の広がりを防ぐことにしました。その深さは50㌢。それ以上深い位置で伸びる根は無視します(雑草との戦いには諦めも肝心です)。


ということで、防竹シートを埋めるために庭の外周を深さ60㌢くらいで掘削します。

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荒く堀る人、深さを出す人、穴の奇麗に仕上げる人に分かれ三人でどんどん掘っていきます。以前、僕一人で別の場所を掘削した時には、10mぐらい掘るのに半日もかかってしまったのですが、さすが三人で作業を分担すると早いです。

ガンガン掘ってもらっている間に、僕はガマズミの移植作業。

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白い実線の楕円で囲まれた位置にあったガマズミを、破線の楕円の位置に移植。

下枝がほとんどないカエデが寂しかったので、その後ろでカエデと重なるように移植。

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なかなか良い感じです。


僕が移植作業をしている間に、雑木の丘を囲む歩道の一番低い場所の掘削作業が終了。

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掘り上げた土の山が作業の過酷さを物語っています。


次ぎはウッドチップの歩道に沿って、庭の高い位置に向かって溝を掘り進めていきます。

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最後は枕木のステージ周りを掘削。

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全ての溝を掘り終えたら、掘った穴に『 防竹シート 』 を張り、掘り上げた土をどんどん埋め戻していきます。

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埋め戻した土をしっかりと踏み固めて作業完了。

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土を戻したら、見た目からは 「 作業前と何が変わったのよ? 」 って思われそうですが、土の中はしっかり変わっています。土の上に防竹シートの端が3㌢ぐらい出るように埋めてあるのが分かりますかねぇ(ちなみに、ステージ周りだけは、シートが完全に隠れるように埋めてあります)。

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地味な作業ですけど、繁殖力の強い草花を管理するためには大事な作業です。
地下茎を伸ばして防竹シートの所に来れば、まずは地上に出ようとするはずなので、居場所が分かればそこから追って必要以上に広がらないように抜くこと、減らすことが可能です。また、防竹シートなどで大きな範囲を小さな区画に区切ることで、庭の管理も楽になります。

自然なまま見せる所は別として、庭としてみせたい場所については、いつも管理できる範囲においておくこと。これも 【 防ぐ 】 ということの一つです。

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こういう作業は本当にきついです。
だけど、苦労して埋めるだけの効果はあります。

作業後は誰もがヘトヘトです。

皆さん、本当にご苦労様でした。
by eilakuyagarden | 2012-10-05 23:24 | 里山林の庭 | Comments(0)


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秋本番

庭の主役になった “ 切り株 ”

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何回みてもカッコイイ


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なんだか分からないキノコもニョキニョキ生えてきた


切り株越しにみえる庭の木々は赤く染まり、美しい姿へと変わっていく

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10月 “ 神無月 ”。

雑木の丘を造りはじめてもうすぐ ひと月。

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秋本番です。
by eilakuyagarden | 2012-10-03 20:13 | 里山林の庭 | Comments(2)


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雑木の丘の庭づくり:復活の丘

丸太組の土留め造りもあと一組。
でもその前に、枕木のステージから斜面を下ってくる道をつけます。

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この道、設計段階ではステージから斜面を下ってくる坂道をつくり、そこにウッドチップを敷いて造る予定でした。しかし、ステージの位置が高くなったこともあって、下りはじめのこう配が急になる。ウッドチップの道では滑って転倒する危険があり、安心して下れない恐れがあるために設計変更を提案し、急遽追加工事となりました。
設計変更により、ステージから約70㎝の高低差分は枕木のステップで下り、その続きにウッドチップの小径を延長します。

途中の写真がなかったので、三段目まで完成の状態。

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坂道を緩やかに曲げるため、枕木のステップの下二段は少しずつ斜めに配して設置。

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なかなか良い感じです。

5段のステップで、丸太組の土留めの傾斜にあわせてステップを設けました。

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手前味噌だけど、とても歩き易いんですよ。

正面からみるとこんな感じ。

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ステージへ昇るのも、降りるのも楽しい階段の完成です。


続いて、枕木のステップを挟むように、ステージ右側の丸太組の土留めを造ります。

ここは現場の斜面に合わせてちょっと異形な形で丸太を組みます。

こんな感じ。

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ステージと平行に置いた左側の丸太組。右側の丸太組も上の二段は同じ並びだけど、一番下の丸太は少し傾けてあります(上から見た右側の丸太組の概略図を楕円の白枠の中に示しました)。

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これは、斜面の傾斜に合わせてというよりも、枕木のステップの曲がり具合や、雑木の丘を取り囲むように巡る道とステージや丸太組とのバランスなど、庭全体のバランスを考慮して導きだした傾き。微妙な傾きだけど、これだけのことで庭全体と丸太組がうまく調和してくれるんです。単純に組み、配置しているようにみえるかもしれませんが、さまざまなバランスを考えて、微妙な調整を行いながら慎重に造っているんですよ。

先日運び込んだ土とこの場所の土をよく混ぜてから、丸太組の中に土をどんどん入れて斜面を再生。

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丸太組が隠れる程に土を盛ったら雑木の丘の復活です。

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緩やかで、安心して歩ける斜面に変わっただけでなく、丘と触れ合う距離がグッと近くなりました。丘を囲む道を巡りいろんな位置から庭を眺めてみます。

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うん、いいね。
イメージ通りだ。

『 雑木の丘 』。
どんどん楽しい庭に変わっていきますよ。
by eilakuyagarden | 2012-10-02 21:51 | 里山林の庭 | Comments(3)


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雑木の丘の庭づくり:土

9月最終日の今日、台風17号接近で昼過ぎから風が強くなりはじめ、15時ぐらいから雨、風ともに激しくなった。このブログを書いている18時半には強風と大雨で屋外は大荒れ。本州縦断するらしいけど、軽井沢、佐久地方も台風の予想進路に近そうなんで、大きな被害がなく無事に去ってくれることを祈るばかりです。

この台風のことも考えて 『 雑木の丘の庭づくり 』 は先週にかなり人工(にんく)と馬力をかけて作業したので、台風の大雨を無事にやり過ごすことができる状態まで仕上がっている。安心して週末を迎えることができました。頑張ってくれた作業者の方々、そして自分自身の体力に感謝。

ということで、先週の作業を振り返ってみましょう。

前回までにステージ下の丸太組の土留めが完成。これに続いて雑木の丘の斜面の傾斜部分を安定させるため、さらに丸太組を設置していきます。

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二つ目は最下段のちょっとだけ急に立ち上がる斜面部分です。
ここは大して崩れなさそうにみえますが、それは土が乾ききっていないから。
この夏のように雨が少ないと、こういったこう配が急な部分は水はけが良すぎて土が乾ききてしまい崩れ易くなります。草の根ぐらいではなかなか斜面をガッチリ固定することはできず、無理によじ登れば崩れてしまう。

だから、そうならないように丸太組を入れて斜面の崩れを抑制すると同時に、新たに樹木を植え、その強い根でこの斜面を守ってもらうように改良します。

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まずは設計した丸太組の高さに合わせて、一本目の丸太を置きます。
枕木のステージ、一つ目に造った丸太組、庭を巡る歩道や木々の配置などとのバランスを考え、この丸太組はステージに対して斜めになるように設置。

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昨年作庭した “ 庭畑 ” の時にも書きましたけど、こういった配置が庭にリズムを生み、なんだか楽しい、ワクワクした気分にしてくれます。

こればかりは、数字で割り切れないもの。
これからこの場所がどう成長していくのか。
施主さんや子供達がこの庭とどう触れ合い、楽しんでくれるのか。
いろんなイメージを頭に思い浮かべ、そこから感じる “ 庭のリズム ” 。

そんな、あやふやな感覚を元に、自分の庭づくりの感性を100%発揮して表現していく作業。理屈や数値では表現できないところなんです。


さて、最初の一本を決めたら、丸太をどんどん組み上げていきます。

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しかし、組み上げていくためには “ 土 ” が必要。
でも前回お話ししたように絶対量が足りません。
そこで、急遽土を運び込むことにしました。

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用意した土は、通常よりも高い煽りの2tonダンプに山盛り。
これを 『 雑木の丘 』 から200mぐらいはなれた駐車場に下ろします。

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山盛りの土に圧倒されます。
こっ、これを一輪車を使って運ばないといけません(汗...)。
これが人工と馬力の作業。

ここはひたすら運ぶだけで話も膨らまないので、一生懸命土を運ぶ僕の姿で終了。

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他の人については分かりませんが、この土運びで僕が歩いた歩数は2日間で約28600歩、消費カロリーは3239kcal(ポケットに入れたスマホの歩数計アプリ調べ)。
アプリからエキスパートの星を貰いました(笑)。


そんなことよりも、運び込む土の話の方が大事なんです。

雑木の丘の土は、落ち葉が腐植してできた土に直径1〜2㌢ぐらいの軽石や浅間石が混じった土。ここに昨年の庭畑に入れたような畑土や、どこから持ってきたのか分からないような残土を入れては、折角のいい土が台無し。

そこで、今回は僕がいつも使っている腐葉土を作っている業者さんと相談して、この客土に近い土の配合に合わせつつ、もう少し水もちを良くするために関東ロームの赤土を混ぜてオリジナルブレンドの土を作り、それを現場の土と混ぜて使うことにしました。

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ザクッとした配合は 『 関東ロームの赤土:腐葉土:軽石 = 3:1:1 』 です。
関東ロームの赤土は地面の深い所から採取した基本土で、無菌です。種類もいろいろあって、今回はできるだけ粘土質の弱いものを使いました。軽石の大きさなど、いろんな条件を検討して配合。細かい所は ヒ・ミ・ツ です。


こうして苦労して運んだ土を庭のあちこちに運んで山に積みます。

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これを現場の土とよく混ぜて丸太組の中に入れながら斜面を作っていきます。

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奇麗に組み上げた丸太組ですが、それが隠れる程に土を盛ります。

これが完成形の姿。

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なんだか勿体ないという声も聞こえてきそうですが、あくまでも草木が生長して斜面の土を掴むまでの繋ぎですからネ。それに、唐松の丸太は土に埋もれてしまった方が長持ちしますしね。

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土の心配もなくなり作業はどんどん進んでいきますが、その話はまた次回...。
by eilakuyagarden | 2012-09-30 20:04 | 里山林の庭 | Comments(0)


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雑木の丘の庭づくり:十八番

雑木の丘に完成した 『 木漏れ日を楽しむステージ 』。

次ぎなる展開は、もはや永楽屋ガーデンの十八番となった 『 丸太組 』の土留め。

生えていた木々や草を取り除いた丘の斜面は、測量したときよりも土が下がり、斜面変化が変化が緩やかなものになった。草や木の根にくっついていった土の量が馬鹿にならないと改めて思い知らされた。

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かつ、丘の傾斜が切り株側からマユミ側に向かって緩やかに下っていて、全体には片斜面になっていた。その緩やかな斜面側にステージを布設。この位置は、丘の高さ、マユミの枝ぶり、庭全体の景観などとのバランスからも変えられず、かつ、ステージの高さも下げられない。このため土の絶対量が足りなくなり斜面の一部を崩して土を盛りステージを作った。

もとの斜面が赤い線。削った斜面部分が緑の線で囲まれた範囲になる。

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この部分をこのままにはできないので、ステージ前に土を盛る。
でも、ただ盛るだけでは昨今のゲリラ豪雨などがあれば土が流れ、斜面が崩れてしまう。

そこで『 十八番 』 の出番となる。

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ステージ前に唐松の丸太で丸太組の土留めをつくり、そこに土を盛って元の傾斜に近い斜面をつくる。当然、この丸太組だけではなくて、丸太組の中には大量の草木を植栽する。草木が生長し、色あせた丸太組が見えない程に生長する頃には丸太も朽ちはじめることだろう。でも、草木の根は、その腐りはじめた丸太の中にまで足を伸ばし、丸太に変わってこの斜面の土をガッチリ掴んで守ってくれるはず。腐った木はやがて土に還り、この斜面の土壌をつくる。『 丸太組 』 の土留めはあくまでもそれまでの繋ぎである。朽ち果てて自然に還ることを大前提で造っている。この丸太組だけで斜面の崩壊を止めることはできませんから、お間違いなく。


僕の描いた図面に従ってステージからの高さを計り、一段めの丸太を置く。

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この位置を間違うと斜面全体の高さやバランスが壊れる。
この一本が肝心金目なのである。

この一本を正しく置ければ、あとはこれに合わせ図面に従い二段、三段と組んでいく。

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でも、ここで大事なことは、図面通りに単に組んでいくことでなく、図面をしっかり確認しながらも、ステージの位置や斜面の状態、使う材の状態など、様々な状況にあわせて、最適な組み方を考え 【 現場合わせ 】 で最良な形に仕上げていくこと。これをできるかどうかが職人の技量の見せ所。

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職人さん達がちゃんと考え、僕の意図する点をしっかりと把握し、組みとった上で、職人さんなりの判断も加えてつくったものが、僕が確認しても最良だなぁ 「 いいじゃないっすか!」となったら、それが最高。

この丸太組にも、そんな作業者の方の情熱がこもっています。

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指示通りに『 単に組むだけじゃん! 』 としか考えられない人にはできない奇麗な仕事なんです。

それぞれに意見を持ち、それを戦わせながら、さらに上のものを目指す。
今の現場にはそんな雰囲気がある。

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僕一人ではできない庭づくり。
高い意識をもった職人さんに感謝です。

さて、次回も 『 十八番 』工事は続きます。
お楽しみに。
by eilakuyagarden | 2012-09-28 18:54 | 里山林の庭 | Comments(0)


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