カテゴリ:野草の暮らし( 97 )


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オモトは 庭の HERO ?

「 オモト (万年青) 」 って知ってますか。

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立派に育った常緑の葉姿が特徴的な植物。
日本の暖地に自生する常緑多年草です。

万年緑の株は子株を増やしてどんどん増え、冬に結実する赤い果実を大きな緑の葉が包み込むようにして冬の寒さから守っている姿などから、昔から ”めでたくて不老長寿の縁起の良い植物”  と言われ、オモトを庭植えすると災難を防ぎ万年にわたって家が栄えるなどとも言われています。

とにかく縁起の良い植物なんですね。

これは、昨年近所のおばちゃんから母が貰った斑入りの ”オモト”。
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オモトは江戸時代から栽培されていて、一般庶民の間に広まると栽培ブームが起きて、写真の株のように斑の入ったものなど、いろいろな姿のオモトが作出されて楽しまれていた古典園芸植物 です。

正直、僕にとってはそんなに興味がある植物ではないのですが、母が貰って地植えした株が一株だけ岐阜の庭にあります。植えたんだなと思ってそのままにしてあった株に実が付いているのことに初めて気が付きました。1.5センチほどの果実が2個、花茎の両側についていました。艶のある赤い果実なのでとてもよく目立ちます。
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これなんかどこかで見た感じだなぁ〜って思っていて気がつきました。

あぁ、目だ! 「仮面ライダー」 だな。
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そっくり !! って配色だけですけどね...。

家を守る庭の HERO ? でもあり、縁起もよくあり、なんにしても正月からめでたいですなぁ(笑)。
by eilakuyagarden | 2016-01-04 22:47 | 野草の暮らし | Comments(0)


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乙女な花

今年の庭造りが始まり、慌しい毎日になかなか記事の更新ができず、気がつけば梅雨。

季節の移り変わりは本当に早い。

庭の植物も慌ただしく入れ替わり、紹介したい植物の写真がデスクトップ上に並ぶだけ。陽の目を見ることなく旬を過ぎていきました。いやいや残念でしょうがないです。

そんなデスクトップ上に最近並んだ野草の一つ。

この植物は庭に植えたものでなく、もともとの地面に居たものが庭を綺麗にしたことで表に出てきました。まさに陽の目を見た状態です。

それがこれ。

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ユキノシタ科の多年草 “ ヤワタソウ ” です。

深山の林の下や谷間など、少し湿った場所を好みます。この写真の株は湿地の中の小高い丘に生えていますが、上部を覆うマユミの木の木陰に守られてきたのだと思います。

軽井沢では5月末から6月に、淡い黄色の五弁花がやや下向きに咲かせます。
地味な花ですが、よく見るとなんとも清々しい印象の花。
“ オトメソウ ” という別名にも納得ですね。

庭に自生していた植物が、僕の植えた植物とコラボして新たな庭の景色を創る。
これが理想のコラボレーション。

乙女な花。
大切にしていきたいです。
by eilakuyagarden | 2015-06-09 18:49 | 野草の暮らし | Comments(0)


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自然を守る庭づくり と サクラソウ

現在作庭中のお庭の一角に、自生する サクラソウ を見つけたのが 2014年 の春。

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昨年は草に覆われて、姿を確認するのも大変だったのだけれども、今年は綺麗に咲きそろいました。

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売られていたり、見せるために植えられているものより、なんだか力強い印象を受けるのは僕だけだろうか。なんか自然のオーラみたいなものを感じるんです。

この一群に咲くサクラソウの数はそれほど多くはない。だけれども、植えられたものでなく元々この場所にいたものを見つけられたことが嬉しい。

最初に気がついた時には雑木の下の草ぼうぼうの中にいて、作庭作業で使う職人さんたちの工具に潰されそうになっていた。雑草を綺麗にしていて気がつき、急いで工具を移動して少し踏まれてしまった株を掘り上げて救出。その際に、単に救命するだけでなく、数を増やして、この庭の別の場所にどんどんサクラソウを増やしていく。それが、永楽屋ガーデンの腕の見せ所で、僕の庭づくりで一番やりたいことでもあります。


折角なので、どうやって増やしていくのかをちょっと紹介しましょう。

まずは掘り上げた サクラソウ の傷んだ葉っぱを落とし、根についた土も綺麗に洗い流します。一株づつに綺麗に分けたら、植え付けるポットの大きさに合わせて根を切ります。

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この時に切った根は捨てないで水に浸けて、しっかり吸水させてください。

植え付け準備が出来た苗を培養土でポットに植え付けます。この時使う用土はできれば化成肥料の入っていない用土を使ってください。化成肥料の全てを否定はしませんが、例えば、大きな手術をした直後に栄養豊富な食事を出されても食べられないし、食べたとしても気分悪いだけでしょ?植物も同じだと考えてください。まして、自然に自生していた野草に化学肥料は少々キツ過ぎます。見つからなければ、赤球土と腐葉土を適当に混ぜて使うだけでも十分に育ちます。化成肥料を使わないと花が咲かない、大きく育たないなんてことはありません。その植物の自生する環境に近い条件で育てれば、山野草は十分に育ちます。

ちょっと脱線しました。植え替えたサクラソウはすぐに木陰に運んでたっぷり水やりして作業完了です。ここまでは、掘り上げた株の救命作業です。増やす作業ではありません。

で、増やす作業はどうするのかというと、植え替えの準備の時に切った根を使います。
いわゆる 「根伏せ」 作業で株を増やしていきます。

さっき切ったサクラソウの根っこ。

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水に浸して十分に吸水させてから作業してください。すぐに作業しなくても、一晩水に浸けたまま放置してからでも大丈夫です。

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水をきってから用土を敷いたポットに写真のような感じでモヤシのような根っこを並べて、隠れるぐらいに用土をかけたら終わりです。簡単でしょ。

しっかり水やりして、やはり木陰に置いて管理します。
この際、発芽まで乾燥させないことが大事です。
うまく管理できていれば2〜3ヶ月くらいでこんな感じに子供が生えてきます。

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ここまでは、山野草の専門書にいくらでも書いてあります。じゃあ、きった根からどうやってサクラソウが生えてくるのか。気になりますよねぇ〜。本には、こういったところがなかなか書いてありません。そこが歯がゆいですよね。てことで、根伏せしたサクラソウに子供が生まれた様子がこちらです。

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きった根の先端から、小さなサクラソウがニョッキリ生えています。
なんて可愛いんだろう。なんて生命力だろう。
植物の生命力には本当に敬服します。

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小さな体からは、小さな根も生えていて、しっかり生きています。
新しい苗の誕生です。

こうして増やした苗が僕の作る庭では沢山息づいていて、お庭をどんどん自然豊かな庭に変えていきます。

庭づくりというより、永楽屋ガーデンの庭づくりは自然保護に近いから面白いんです。

自然を守る庭づくり。

これからも、沢山の軽井沢の自然を守り育てていきます。

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この庭は、まずは サクラソウ からスタートです。
by eilakuyagarden | 2015-05-02 20:03 | 野草の暮らし | Comments(4)


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春をあつめる “ フクジュソウ ”

雪解けの始まった軽井沢の庭。

まだまだ花の少ない庭には、お日様の恵みを独り占めしている賢い花がいる。

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早春の野草 “ 福寿草(フクジュソウ) ”。

見た目も名前通りに縁起良さそうで、見ているだけであたたかくなる。
でも、それはフクジュソウの生き残りをかけた必死な姿でもある。

なにせ、この花には蜜がない。
ただ花開くだけでは、花粉を運ぶ虫が来てくれない。

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だから、寒くて他の花が咲けない時期に、早起きして花を咲かせて、パラボナアンテナのような形に花びらを広げ、花の中にお日様の恵みを集め、陽だまりのオアシスをつくる。

『 ?? あ ったかいんだからぁ 〜♪ (by クマムシ) 』
花の中から、2015年の流行語大賞になりそうな クマムシ のこのフレーズが聞こえてくるようだ。

でも、本当にあったかいんだからしょうがない。

あたたかさにさそわれて、虫たちがフクジュソウの陽だまりにやってくる。
そして、見事に受粉を果たし、子孫を残す。フクジュソウの作戦勝ち。

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あたたかな見た目に隠された、必死な姿がそこにある。

あたたかさと一緒に、春をあつめる “ フクジュソウ ”。

野草の暮らしは オモシロイ !
by eilakuyagarden | 2015-03-07 14:13 | 野草の暮らし | Comments(2)


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和装美人の 後ろ姿

万葉集で “ 山上憶良 ” が歌い、選定したとされる 秋の七草。

〜 秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
   萩(はぎ)の花 尾花 葛(くず)花 撫子(なでしこ)の花 
      女郎花(おみなえし) また 藤袴(ふじばかま) 朝顔の花 〜  

この歌で最後に歌われている “ 朝顔 ” は[ 桔梗(ききょう) ] の事だと言われています。


でも、僕の中では、 [ 桔梗 ] といえば、やっぱり 夏の花 だなって思います。

軽井沢が夏本番となる7月下旬。
この時期になると、桔梗の花が開き始めます。

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か細い茎の先に、ぴっとした一重の奇麗な青花。

正面から見る花姿はもちろん奇麗ですが、
ほら、この後ろ姿...

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まるで、背筋をぴんと伸ばした和装美人。
楚々とした美しさがあります。

夏 “ 桔梗 ”。

どこから見ても奇麗なんです。




by eilakuyagarden | 2014-07-30 19:44 | 野草の暮らし | Comments(0)


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なんとも罪深い


早春に
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こんなに奇麗な花を咲かせる植物なのに



長くて白い綿毛をつけた結実後の姿だけで
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“ 翁(おきな) ” を冠する名前をつけてしまうなんて…

〔 和名 〕って、なんだか罪深い

by eilakuyagarden | 2014-05-28 20:39 | 野草の暮らし | Comments(2)


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花良し、実良し、葉っぱ良し

芽吹き始めた木々の若葉がキラキラして、新しい命の息吹を感じるK邸の庭。
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芽生え始めた野草達の新芽が美しい。
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若葉が青葉に変わる前の短い庭の輝き。
今が一番いい時期ですねぇ。


多くの野草が暮らすこの庭の中には、僕がよく使う野草達が沢山暮らしていますが、
最近の作庭で特に良く使う野草が、この “ サンカヨウ ”  。
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深山の林の中に自生する、メギ科サンカヨウ属の多年草です。
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売られている苗では直径10〜15㌢ぐらいの葉なのですが、庭に植えてしっかりと根茎を伸ばすと、草丈は50〜60㌢、葉っぱの直径は30㌢前後にもなります。
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その大きな葉の上に真っ白な花を数個つけます。

この花姿が可憐で、とても美しい。
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葉っぱの上に咲く花に誘われて、沢山の虫達が次々にやってきます。
虫達にもこの花は良く見えるんだろうなぁ。

受粉したサンカヨウは、7月頃にブルーベリーのような濃い青紫の果実をつけます。
甘みのあるサンカヨウの実は食べる事ができます。
見た目に美味しそうな果実をつける野草も少ないから、これもお薦めのポイント。

でも、もっと株を増やしたいので、果実の収穫はもう少し先の話。
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花良し、実良し、葉っぱ良しの  “ サンカヨウ ” 。
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早く庭一面に咲かせて、その実をお腹いっぱい食べてみたいなぁ。








by eilakuyagarden | 2014-05-17 22:29 | 野草の暮らし | Comments(0)


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照れ屋さん

スノードロップから始まり、クロッカスなどの春咲き球根が咲き始めると、いよいよ岐阜の庭では “ ヘレボルス(Helleborus) ” が 見頃となる。異常気象だと言いつつも、毎年ほぼ同じ時期に、同じ順番で開花するのが面白い(このブログの以前の記事をぜひ確認してくださいね)。

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多分、人間よりも草花の方が何倍も適応力が強いんだろう。


さて、そんな “ ヘレボルス ” ですが、その顔を拝むのはなかなかに難しい。カメラを地面すれすれに構えても、うなだれて咲くヘレボルスの顔はなかなか見られない。


あれも、
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これも、
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花びらが多くて花が重い八重咲きのヘレボルスなんて、余計にうな垂れて、完全に顔を隠している。
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もう少しすると、花茎が今よりも10㌢ぐらい伸びるので見易くはなるのだけれど、一番奇麗な顔は咲き始めの今なんです。なんとかして、奇麗なお顔を拝見したいのですが、屈んで撮影するのは結構しんどい。腰が痛くなるのでこの辺で…。

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もう〜、照れ屋さんだなぁ。




by eilakuyagarden | 2014-03-12 18:47 | 野草の暮らし | Comments(0)


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ドライな感じで

茶枯れした姿がなんとも奇麗なこの植物。

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さて、なんでしょうか?
わかりますか。

カラッカラに乾いていますが、夏は緑の大きな葉を広げます。
大きく育つと葉っぱ一枚の長さは50㌢ぐらいになります。

乾燥は苦手。半日陰の湿った林の中なんかにいます。
軽井沢では道端にも生えていますね。

そうです。
これ、夏緑性の大型のシダ植物 “ オシダ ” です。

秋になると葉っぱが地面に伏せるように折れて、枯れてしまいます(暖かい地方では冬も緑ですが、葉は傷んであまり奇麗ではないですけど)。

鉢で育てているオシダの中で、この一株だけが、なぜか葉の展開が遅くて、秋になってようやく葉をあげたかと思ったら、急に寒くなってそのままドライになってしまいました。


あまりにも奇麗な枯れ姿。

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切り戻す事がためらわれ、新しい葉が展開するまでこのまま楽しむ事にしました。
こうやって楽しむオシダも、なかなかいいでしょ。

もう少し暖かくなると、中心部で “ くるん ” と丸まっている葉が伸びながら開いていきます。

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それまでは、ドライなこの感じを楽しみます。

ちなみに、この株、決して株ごと枯れている訳ではないですから。
ご安心ください。
by eilakuyagarden | 2014-03-07 18:01 | 野草の暮らし | Comments(3)


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ハッカ(薄荷)

庭仕事で疲れた時、手を休めて甘いおやつをいただいたり、水分補給は当たり前ですが、清涼感のある植物の香りを嗅ぐことも、疲れを癒すのには効果的です。

クロモジ の茎をポキッと折った時に漂う柑橘系の爽やかな香り。
イブキジャコウソウ の葉っぱを優しくなでた時に漂う 甘酸っぱい香り。

そんな清涼感のある香りをもつ植物は沢山あるんですが、今ならやっぱりこれがお薦め。

秋の明るい草地に咲く “ ハッカ ” です。

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薄紫の可愛い花が眼を癒し、葉をもむだけで漂うスーッと清涼感のある香りが疲れた身体を癒してくれます。

“ ハッカ ” は世界中に多種存在するハーブで、英語の 「 ミント(Mint) 」 の方がよく知れているかな?ハッカ(薄荷)はその日本語名です。ニホンハッカ(日本薄荷)、ワシュハッカ(和種薄荷)とも呼ばれる日本在来のシソ科ハッカ属の多年草です。

西洋の ペパーミント やら、アップルミント やらの “ * * ミント ” の名前で売られているハーブ苗は大事にするのに、この国産ミント “ ハッカ ” は結構どこにでも生えているのにもかかわらず気づかない人が多いのはとても残念。むしろ、雑草と思って抜いた上で、新たに西洋ミントをわざわざ植えたりしていたりもします。

『 抜いたその草も “ ハッカ ” というミントなんですよ。 』って教えてあげると
「 えぇ〜、そうなんですか。知りませんでした。雑草と思ってました。地味ですねぇ。 」 なんて言葉が返ってくる。


でも、葉っぱを良く見れば ミント の仲間だって良くわかるし、
花だって、ほらこんなに可愛い。

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軽井沢では丁度今が旬。
満開になった “ ハッカ ” の花がみられます。


ハッカの茎はシソ科の植物の大きな特徴である正方形の茎形で、葉っぱをもむとスーットした清涼感のある香りを感じられます。花が咲いていなくても判別できるんです。

ハッカの香りは、西洋のミントのように、ちょっと癖のある、強い香りではなく、いかにも日本らしい控えめで、優しい香りがします。ここが良いんだよね。

この香りのもとがメントールという成分。
歯磨き粉、チューインガム、駄菓子などいろんな所に使われている清涼感のある香りの元です。今ではほとんどの製品で科学的に合成されたメントールを使うようになってしまったのですが、子供の頃、縁日の屋台で売っていた 「 ハッカパイプ 」 なんかには、ハッカ油から抽出された天然のメントールが使われていたのかなぁ?だって、ハッカパイプってなんとも物足りないハッカ味?がもどかしくて、またそのもどかしさが癖になる感じだったんだよね。あの、控えめな感じが “ ハッカ ” の葉をもんで香る匂いに近いんだよねぇ(そもそも、昔のハッカパイプを覚えている人、いるのかなぁ)。


雨露に濡れたハッカの花。

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雄しべが掴んだ水玉には “ 緑の地球 ” が写っていました。

こんな、花も香りも素敵な、清涼感のある “ ハッカ ” 。
見つけたら、大事に育ててあげてくださいね。
by eilakuyagarden | 2013-09-16 12:13 | 野草の暮らし | Comments(0)


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