カテゴリ:野草の暮らし( 102 )


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とある庭にて 〜 2 〜

ちょっと薄暗い林の、少し湿り気のあるところを散策すると 特徴のある三枚の葉を広げた野草がスクッと立って僕たちを迎えてくれる。

苗市でも毎回お客さんの目を引くその存在感。

ユリ科エンレイソウ属の多年草 ” シロバナエンレイソウ ”。

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別名を ”ミヤマエンレイソウ ” と言います。
北海道から九州まで、日本全国の山地の林の中に住んでいて、軽井沢ではよくご存知の方も多いはず。

軽井沢の林の中には当たり前に咲いている ” シロバナエンレイソウ ”。

苗市に来てくれたお客さんが 「うちの庭にもこの花咲いてるんです。」と言って見ていた エンレイソウは、シロバナエンレイソウ ではなくてコッチ。

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花も葉も全体の姿も一回り大きな ” オオバンノエンレイソウ ” 。

オオバナノエンレイソウ は本州北部から北海道に自生していて北大の徽章のデザインにもなっている植物。だから、軽井沢では植栽したものでない限り自然には自生しているわけがないはずですよって説明してみる。でも、いや、これに違いないと言い張るお客さんもいて、自分ちの庭にいるのがオオバナノエンレイソウなんだと信じたい気持ちはわかるのですが、やっぱり違うし、別に シロバナエンレイソウ でも素敵じゃないかと思うのです。

オオバナノエンレイソウ が本州のこの辺りに自然発生的に自生はしていないのは学名を見ればよく分かる。

オオバナノエンレイソウ の学名は 『 Trillium kamtschaticum 』。
最初の Trillium が 属名で 「 三つの葉っぱで構成されている 」って意味で、そんな種類の仲間ですっていう大きなくくり。
続く kamtschaticum が 種小名 と言って 、仲間の中で一人一人がどんな違いがあるかを表していて、特徴をラテン語化して形容している。ここを見れば違いがよく分かる。日本名だと見た目とか、雰囲気とかで名前が付いているから、素敵な名前でも同種なのか?同種の中で何が異なるのかってことがよくわからなくなることがある。その点、学名は客観的というかきちんと分類されている感があるので、特に、種小名を見てみると結構面白い(ただし、何やらおかしいところも正直あるので、まあ、学者でもない限り、真剣に見る必要はないけど、こういうものもあるんですと覚えておくと役にたつ)。

ちょっと話が飛びました。
ということで、オオバナノエンレイソウ の学名 『 Trillium kamtschaticum 』の種小名 kamtschaticum というのは 「カムチャッカ産 」っていう意味で、オオバナノエンレイソウは主にカムチャッカにいますよってことになります。これからわかるように日本でも北の方にしか自生していないということがわかります。

ちなみに 本日の主役の ” シロバナエンレイソウ ” の学名は 『 Trillium tschonoskii 』。この種小名 tschonoskii というのは、植物収集家「 須川長之助さんの 」発見したって意味なのだが、発見者の名に由来するような種小名だと何ら特徴がよく分からないし、別の属にも同じ発見者名のついた種小名が付いていてちょっと困る。確かに、自分が見つけたことが世界共通の認識になるのは個人としては誇らしいのだけど、特徴がねぇ...。僕なら辞退して特徴ある種小名にするかなぁ。

ちなみの、ちなみで、種小名の japonica、japonicum は 「 日本の 」で、nipponicum は 「 日本の本州の 」の意味。例えば Acer japonicum は " ハウチワカエデ " のこと。

ついでに、種小名の yedoensis は 「 江戸の 」の意味で、例えば Prunus yedoensis × c.v Yedoensis は お馴染みの桜 " ソメイヨシノ " のこと。江戸時代末期に江戸駒込染井村の植木商から広まったという特徴を示している。属名の意味は調べてみてください。

でも面白いでしょ。

話はエンレイソウから学名の話に変わってしまったけど、庭の散策をきっかけに植物名に興味を持ち、その特徴を示す学名を知ってみる。やっぱり植物の世界は面白い。


とある庭にて。

次回に続く.... 。





by eilakuyagarden | 2016-05-08 22:57 | 野草の暮らし | Comments(0)


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とある庭にて  〜 1 〜

とある庭の散策  その1

来年のお庭造りにむけて、建屋の造成工事にも負けずに残った庭の野草の暮らしを見てまわる

手つかずの林に近いこの庭にはたくさんの野草たちが暮らしている
しっかり見て回らないと気もつかない野草たちもたくさんいて
でも、気がつけばどの野草も愛おしくなる

アブラナ科タネツケバナ属の多年草 ” コンロンソウ ”

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この時期に、そこだけ切り取ると綺麗だねって気づくけど
多分普通なら道端の雑草で片付けられる野草達



こっちは、同じタネツケバナ属だけど越年草の ” マルバコンロンソウ "

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越年草とは、秋に発芽し、冬越しして、翌春に開花する植物のこと
単なる可愛らしい草でしょ何て言わないで
見つけてあげもしないで単なる草と言っては可哀想ですよ

珍しい野草も、道端の野草もその価値は変わりません
ちゃんと見てあげてください

とある庭にて

明日につづく








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“ 永楽屋garden ” では、軽井沢の自然の中で、お庭のメンテナンス作業など、一緒に働いてくれる仲間を募集いたします。



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by eilakuyagarden | 2016-05-07 21:41 | 野草の暮らし | Comments(0)


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シュンランが...

一雨ごとに庭の緑が色濃くなる。
岐阜の庭は春本番。

芽吹き始めた ” アオダモ ”
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の株元で花を咲かせた ” シュンラン ” 。
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昨年は咲かなかったからこの顔を見ることができて今年はラッキーかも。

しかし、シュンランの花がエヴァンゲリオン ” 初号機 ” に見えるのは僕だけだろうか。
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覚醒した初号機の姿とシュンランはさらに激似?!
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野草がエヴァに見えるとは僕の思考もなかなか(笑)。








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by eilakuyagarden | 2016-04-05 23:08 | 野草の暮らし | Comments(0)


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春の 訪れ  2

セツブンソウ はとても小さい。
カメラで切り取ると大きく見えるのだけれども、実はとっても小さい。

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背伸びしても小指ぐらいの背丈しかない。
花の大きさは親指ぐらい。

セツブンソウはとっても、とっても小さいのだ。


だからね、いろいろな事情(予算やら...)が許すのならば庭に植えるときにはできるだけ沢山植えたい。

広い庭にぽつんと一人ではかわいそうだから、仲間をたくさんの連れてきてあげたい。
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一人が目覚めれば、仲間たちは声を掛け合い一斉に起き上がる。
まだ冬の気配が残る庭が一気ににぎやかになる。
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やわらかな早春の日差しのもと、小さな妖精たちが緩やかな斜面いっぱいに広がる。
軽やかに駆け回っているかのように、楽しげに舞い踊っているかのように。
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そんな妖精の姿。
見えますか?

見えたあなたは、きっと自然に愛されているはずです (笑)。




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by eilakuyagarden | 2016-03-22 23:49 | 野草の暮らし | Comments(0)


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春の 訪れ
暖かくなってきました。
春の空気が漂っています。

軽井沢の林では小鳥たちが止まり木の間をせわしなく飛び回り、ピーピッピ、ジジジ とさえずり春の訪れを伝えてくれます。

庭では 早春の妖精が元気にお目覚め。
小さな小さな春の妖精 ” セツブンソウ ”。

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この花から今年も春が始まります。
寒暖差はまだまだありますが、一歩一歩季節は進む。

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僕も立ち止まってはいられない。
小さな妖精に負けないように、さて、そろそろ動き出しますか。



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by eilakuyagarden | 2016-03-21 22:20 | 野草の暮らし | Comments(0)


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オモトは 庭の HERO ?

「 オモト (万年青) 」 って知ってますか。

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立派に育った常緑の葉姿が特徴的な植物。
日本の暖地に自生する常緑多年草です。

万年緑の株は子株を増やしてどんどん増え、冬に結実する赤い果実を大きな緑の葉が包み込むようにして冬の寒さから守っている姿などから、昔から ”めでたくて不老長寿の縁起の良い植物”  と言われ、オモトを庭植えすると災難を防ぎ万年にわたって家が栄えるなどとも言われています。

とにかく縁起の良い植物なんですね。

これは、昨年近所のおばちゃんから母が貰った斑入りの ”オモト”。
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オモトは江戸時代から栽培されていて、一般庶民の間に広まると栽培ブームが起きて、写真の株のように斑の入ったものなど、いろいろな姿のオモトが作出されて楽しまれていた古典園芸植物 です。

正直、僕にとってはそんなに興味がある植物ではないのですが、母が貰って地植えした株が一株だけ岐阜の庭にあります。植えたんだなと思ってそのままにしてあった株に実が付いているのことに初めて気が付きました。1.5センチほどの果実が2個、花茎の両側についていました。艶のある赤い果実なのでとてもよく目立ちます。
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これなんかどこかで見た感じだなぁ〜って思っていて気がつきました。

あぁ、目だ! 「仮面ライダー」 だな。
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そっくり !! って配色だけですけどね...。

家を守る庭の HERO ? でもあり、縁起もよくあり、なんにしても正月からめでたいですなぁ(笑)。
by eilakuyagarden | 2016-01-04 22:47 | 野草の暮らし | Comments(0)


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乙女な花

今年の庭造りが始まり、慌しい毎日になかなか記事の更新ができず、気がつけば梅雨。

季節の移り変わりは本当に早い。

庭の植物も慌ただしく入れ替わり、紹介したい植物の写真がデスクトップ上に並ぶだけ。陽の目を見ることなく旬を過ぎていきました。いやいや残念でしょうがないです。

そんなデスクトップ上に最近並んだ野草の一つ。

この植物は庭に植えたものでなく、もともとの地面に居たものが庭を綺麗にしたことで表に出てきました。まさに陽の目を見た状態です。

それがこれ。

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ユキノシタ科の多年草 “ ヤワタソウ ” です。

深山の林の下や谷間など、少し湿った場所を好みます。この写真の株は湿地の中の小高い丘に生えていますが、上部を覆うマユミの木の木陰に守られてきたのだと思います。

軽井沢では5月末から6月に、淡い黄色の五弁花がやや下向きに咲かせます。
地味な花ですが、よく見るとなんとも清々しい印象の花。
“ オトメソウ ” という別名にも納得ですね。

庭に自生していた植物が、僕の植えた植物とコラボして新たな庭の景色を創る。
これが理想のコラボレーション。

乙女な花。
大切にしていきたいです。
by eilakuyagarden | 2015-06-09 18:49 | 野草の暮らし | Comments(0)


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自然を守る庭づくり と サクラソウ

現在作庭中のお庭の一角に、自生する サクラソウ を見つけたのが 2014年 の春。

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昨年は草に覆われて、姿を確認するのも大変だったのだけれども、今年は綺麗に咲きそろいました。

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売られていたり、見せるために植えられているものより、なんだか力強い印象を受けるのは僕だけだろうか。なんか自然のオーラみたいなものを感じるんです。

この一群に咲くサクラソウの数はそれほど多くはない。だけれども、植えられたものでなく元々この場所にいたものを見つけられたことが嬉しい。

最初に気がついた時には雑木の下の草ぼうぼうの中にいて、作庭作業で使う職人さんたちの工具に潰されそうになっていた。雑草を綺麗にしていて気がつき、急いで工具を移動して少し踏まれてしまった株を掘り上げて救出。その際に、単に救命するだけでなく、数を増やして、この庭の別の場所にどんどんサクラソウを増やしていく。それが、永楽屋ガーデンの腕の見せ所で、僕の庭づくりで一番やりたいことでもあります。


折角なので、どうやって増やしていくのかをちょっと紹介しましょう。

まずは掘り上げた サクラソウ の傷んだ葉っぱを落とし、根についた土も綺麗に洗い流します。一株づつに綺麗に分けたら、植え付けるポットの大きさに合わせて根を切ります。

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この時に切った根は捨てないで水に浸けて、しっかり吸水させてください。

植え付け準備が出来た苗を培養土でポットに植え付けます。この時使う用土はできれば化成肥料の入っていない用土を使ってください。化成肥料の全てを否定はしませんが、例えば、大きな手術をした直後に栄養豊富な食事を出されても食べられないし、食べたとしても気分悪いだけでしょ?植物も同じだと考えてください。まして、自然に自生していた野草に化学肥料は少々キツ過ぎます。見つからなければ、赤球土と腐葉土を適当に混ぜて使うだけでも十分に育ちます。化成肥料を使わないと花が咲かない、大きく育たないなんてことはありません。その植物の自生する環境に近い条件で育てれば、山野草は十分に育ちます。

ちょっと脱線しました。植え替えたサクラソウはすぐに木陰に運んでたっぷり水やりして作業完了です。ここまでは、掘り上げた株の救命作業です。増やす作業ではありません。

で、増やす作業はどうするのかというと、植え替えの準備の時に切った根を使います。
いわゆる 「根伏せ」 作業で株を増やしていきます。

さっき切ったサクラソウの根っこ。

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水に浸して十分に吸水させてから作業してください。すぐに作業しなくても、一晩水に浸けたまま放置してからでも大丈夫です。

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水をきってから用土を敷いたポットに写真のような感じでモヤシのような根っこを並べて、隠れるぐらいに用土をかけたら終わりです。簡単でしょ。

しっかり水やりして、やはり木陰に置いて管理します。
この際、発芽まで乾燥させないことが大事です。
うまく管理できていれば2〜3ヶ月くらいでこんな感じに子供が生えてきます。

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ここまでは、山野草の専門書にいくらでも書いてあります。じゃあ、きった根からどうやってサクラソウが生えてくるのか。気になりますよねぇ〜。本には、こういったところがなかなか書いてありません。そこが歯がゆいですよね。てことで、根伏せしたサクラソウに子供が生まれた様子がこちらです。

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きった根の先端から、小さなサクラソウがニョッキリ生えています。
なんて可愛いんだろう。なんて生命力だろう。
植物の生命力には本当に敬服します。

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小さな体からは、小さな根も生えていて、しっかり生きています。
新しい苗の誕生です。

こうして増やした苗が僕の作る庭では沢山息づいていて、お庭をどんどん自然豊かな庭に変えていきます。

庭づくりというより、永楽屋ガーデンの庭づくりは自然保護に近いから面白いんです。

自然を守る庭づくり。

これからも、沢山の軽井沢の自然を守り育てていきます。

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この庭は、まずは サクラソウ からスタートです。
by eilakuyagarden | 2015-05-02 20:03 | 野草の暮らし | Comments(4)


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春をあつめる “ フクジュソウ ”

雪解けの始まった軽井沢の庭。

まだまだ花の少ない庭には、お日様の恵みを独り占めしている賢い花がいる。

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早春の野草 “ 福寿草(フクジュソウ) ”。

見た目も名前通りに縁起良さそうで、見ているだけであたたかくなる。
でも、それはフクジュソウの生き残りをかけた必死な姿でもある。

なにせ、この花には蜜がない。
ただ花開くだけでは、花粉を運ぶ虫が来てくれない。

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だから、寒くて他の花が咲けない時期に、早起きして花を咲かせて、パラボナアンテナのような形に花びらを広げ、花の中にお日様の恵みを集め、陽だまりのオアシスをつくる。

『 ?? あ ったかいんだからぁ 〜♪ (by クマムシ) 』
花の中から、2015年の流行語大賞になりそうな クマムシ のこのフレーズが聞こえてくるようだ。

でも、本当にあったかいんだからしょうがない。

あたたかさにさそわれて、虫たちがフクジュソウの陽だまりにやってくる。
そして、見事に受粉を果たし、子孫を残す。フクジュソウの作戦勝ち。

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あたたかな見た目に隠された、必死な姿がそこにある。

あたたかさと一緒に、春をあつめる “ フクジュソウ ”。

野草の暮らしは オモシロイ !
by eilakuyagarden | 2015-03-07 14:13 | 野草の暮らし | Comments(2)


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和装美人の 後ろ姿

万葉集で “ 山上憶良 ” が歌い、選定したとされる 秋の七草。

〜 秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
   萩(はぎ)の花 尾花 葛(くず)花 撫子(なでしこ)の花 
      女郎花(おみなえし) また 藤袴(ふじばかま) 朝顔の花 〜  

この歌で最後に歌われている “ 朝顔 ” は[ 桔梗(ききょう) ] の事だと言われています。


でも、僕の中では、 [ 桔梗 ] といえば、やっぱり 夏の花 だなって思います。

軽井沢が夏本番となる7月下旬。
この時期になると、桔梗の花が開き始めます。

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か細い茎の先に、ぴっとした一重の奇麗な青花。

正面から見る花姿はもちろん奇麗ですが、
ほら、この後ろ姿...

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まるで、背筋をぴんと伸ばした和装美人。
楚々とした美しさがあります。

夏 “ 桔梗 ”。

どこから見ても奇麗なんです。




by eilakuyagarden | 2014-07-30 19:44 | 野草の暮らし | Comments(0)


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  長野,軽井沢,岐阜 風景に溶け込む雑木の庭自然な庭造りと里山園芸
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山野草、雑木、愛すべき日本の里山風景。そんな自然な庭を愛するあなたへ...

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