しなの追分駅の“ホーム”ガーデニングを考える
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夏休みのしなの追分駅。
ホームに着いた電車からは、沢山の人がこの駅に降り立つ。
自然豊かなこの駅を訪れると、他では味わえない懐かしさを感じて頂けるのではないだろうか。
これも、大山桜を守る会の“ホーム”ガーデニング隊の活動のおかげ。
会員の方々の地道な活動により、この緑豊かなのホームが維持されている。
現在、このホームガーデニングは担当区画をもうけ、それぞれが自分の区画を責任もって担当し、山野草を中心に植栽を楽しんでいる。しかし、どの区画も、植栽した植物が枯れ、寂しい状態になっているという。オオヤマ桜を守る会の事務局である“あたらさん編集室”の那須さんから相談され、ホームガーデンの現状を見に行った。
植栽って難しいと改めて思った。

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これは、ある方の担当区画の様子。乾いた土に、枯れた植物。
なんとも寂しい状態である。

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こちらは、もともとのホームの状態。草が茂り、緑豊かである。
地面の土は見えないし、植物(雑草か?)も元気である。

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そして、これが担当区画の後ろにある柵の向こう側の様子。
沢山の植物が共生し、それぞれが非常に生き生きと育っている。
何が違うのか? 写真を見比べれば一目瞭然。
担当区画には、生い茂る草や木々がつくる日陰が全くない。
株元に直射日光が当たり、土がすっかり乾ききっている。
株元を保護する腐葉土等のマルチングも無いという状態では、水分の蒸散を防ぐすべが無く、強い夏の日差しを浴びて、土はあっという間に乾いてしまう。
毎日水やりに来られるならば別であるが、雨だけが頼りのホームガーデンでは、2〜3日雨が降らなければ、残念だが植えたばかりの植物は枯れてしまう。

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別の場所の植栽の様子。株元を覆い隠す雑草の中で、ヤナギランが元気に生育し、奇麗な花を咲かせている。夏の強い日差しにも全く負けていない。

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沢山の植物を植えることができない、マルチング等もできないというのなら、周りの草を奇麗に抜き取ってしまわずに、草の間に植えてあげればきっと元気に育ってくれる。

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これは、上りホームの待ち合い室横に植えられたフシグロセンノウ。
草も何も無い厳しい場所で育っている。表土は乾いているが、土の中は以外に湿っていた。この場所は、昼も過ぎれば待合室の陰になり、その陰が植物を強い日差しから守ってくれている。この場所に種を蒔いて育てたから、土中に深く広く根を張っていることも、フシグロセンノウがこの場所でなんとか育っている理由の一つであると思う。

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フシグロセンノウはもともと山林の林床や、草原に自生する植物。この写真のように草の中にあるほうが、自然で奇麗だし、植物も居心地よいと思う。

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同じ待合室の陰に植えられたヤマユリ。
株元には何もなく、地面からニョキッと生えている姿はとても寂しげ。花も枯れ、葉もすこしうな垂れてとても辛そうに見える。

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すぐ横には、株元が石の陰に入ったヤマユリがある。こちらの方が元気である。

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もっと可哀想なのがこのレンゲショウマ。
キンポウゲ科のこの植物は、本来、ブナ林等の深山の林下に自生している植物。
当然、さんさんと日が降り注ぐ乾燥した日向は大の苦手。まだ枯れていないのが不思議なくらいだ。この場所は、軽井沢町の花であるサクラソウが植えられている。
サクラソウだけを植えたいという事でつくった庭。夏になればサクラソウの葉も枯れてなくなり、何も生えていない殺風景な庭になる。なんて寂しいことだろう。サクラソウにとっても厳しいはずだ。このままでは、サクラソウも少しずつ少なくなり、やがて消滅してしまうのが目に見えている。春に咲いて夏には消えてしまうような、生育期の短い植物だけを植栽するとこうなるという悪例である。

植物同士のつくる日陰はとても大切だ。
季節ごとに移り変わる植物が、互いに助け合い、守り、育てていく。
何もなくなるなら、いっそ雑草が生えている方が奇麗である。

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だってほら、手を付けてない自然が造ったホームガーデン。
とても奇麗でしょ?
by eilakuyagarden | 2008-08-19 00:16 | 大山桜を守る会 | Comments(0)


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