雑木の丘の庭づくり:秘密の道

秘密って程ではないのだけど、雑木の丘の庭づくりで余った資材を使い、雑木の丘の更に奥にある “ アオハダ ” 、“ ハクウンボク ”、“ カツラ ”、“ コブシ ”の林の中に、ちょっと楽しい道をつくりませんかと施主さんに提案して、『 平均台の道 』 と名付けた道を作っていた。

林の木々の中を通して、どう道を配置するかは子供達と施主さんで決めてもらって、それを元にして、楽しく、そしていろいろに使えるように考え、工夫しながら作っていった。

最初に言っちゃうと 『いやぁ〜、おもしろいわぁ 』 なのです。
僕も職人さんもめちゃくちゃ楽しんで作業していました。

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道をつくる林は、数本の木がポツポツと植えられているだけの林で、これまで全く活用されていなかった。これは “ 雑木の丘 ”と同じこと。植えられた木はどれも素敵で、もっとこの木陰を楽しめるといいのにとずっと思っていた。なので、楽しめる場所に変えちゃいます。


まずは、手をつけない自然な場所と庭部分の境界を、防竹シートと木枠で区切ります。

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次ぎは、建家側、雑木の丘のズテージ側の各スタート部分を製作。
どちらも枕木で道をつけます。

こちらが、雑木の丘のステージに繋がる側のスタート地点。

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建家側のスタート地点はこの散水栓。

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地面からニョキッと生えていただけで、水を出すと泥跳ねが酷かったので、枕木と浅間石で改修。ここが道のスタートになり、林の方に折れて枕木を繫いでいきます。

枕木の一本道の高さをゼロ、+20㌢とあげ、それに繋げる丸太で作る 『 平均台の道 』 は+40㌢、+60㌢と順番に高くしていき、合計6本の道で林の中を繫いでいきます。

まずは+40㌢の 『 平均台の道 』。

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φ170mmの唐松の丸太はこんな風に組んでしまえばびくともしません。

ただし、歩く部分は丸いままだと危ないので、電気かんなで奇麗に削ります。

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このカンナがけが結構楽しくて病みつき。僕ももっとやりたかったのだけど、それでは監督の仕事が務まらないので職人さんに TOUCH。

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削りたてホヤホヤの道。

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皮むきの丸太なので木と木の間にすき間ができますが、子供の足が落ちないくらいの隙間になるまで上面を削れば充分です。奇麗な木目と木の良い香り。歩くのが勿体ないくらいです。


楽しそうに作業する職人さん達。

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この作業中 『 いやぁ、おもしろいわぁ 』 の声が絶えませんでした。
どうです、写真からも聞こえてきませんか?


そんな風に楽しく作業して、約4日で完成した 『 平均台の道 』。

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木々の間を縫うように林の中を抜けていきます。

カクカク曲がりながら、高くなったり低くなったり。

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『 平均台の道 』は高さの変わる部分で約20㌢ほど間を空けてあります。

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これは、施主さんの希望。
こうやって間を空けることで、子供達にこの部分で立ち止まって考えて渡って欲しい。
繋がっていると駆け抜けて余計危険なのだそうだ。
これ凄くいいです。

そうですよね、自分で危険を察知しながら遊んで欲しい。
考えなければ、そく怪我に繋がる。
僕が子供の頃の小学校のグラウンドの遊具なんて、そんな危険なものばかり。
なにが危険で、どこまでが安全なのか。
なにげなしに考えながら遊んでいました。
危ないを覚悟で怪我をすればそれは自分が悪い。

今は、なにもかも安全すぎて、危険を察知する能力も低下してますから、このくらいの隙間があったほうがよく考えて遊んでくれるから丁度いいんですね。


それから、木 と 道 の距離もなんとなくそこに設置したんではないんですよ。

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道を歩いていてよろけた時に木にもたれ掛かれるような、いい具合の位置に道を通してあります。

全ては、自然を頼りに、自然の中で遊ぶための道の配置なんです。

それに、この道はイスにもなるし、テーブルにもできる。
二つだけ支柱が高くしてあるのも、なにか引っ掛けたり、バードフィーダーにしたり...。
実は道に座ると背え高の支柱が良い背もたれにもなるんですよ。
夏なんか、林の木漏れ日の下で、道に寝ころがって昼寝したら気持ちいいだろうなぁ。

いろいろに使えて、楽しめるような、僕と職人さんの遊び心が一杯の 『 平均台の道 』。
この道のおかげで、これまで見向きもされなかった林の木々も活きた気がしませんか。


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さあ、道を渡りきれば、その先は 雑木の丘のステージに繋がります。


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楽しみ方が一杯の 『 雑木の丘 』 の庭なのです。
by eilakuyagarden | 2012-10-31 22:19 | 里山林の庭 | Comments(0)


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