雑木の丘の庭づくり:土

9月最終日の今日、台風17号接近で昼過ぎから風が強くなりはじめ、15時ぐらいから雨、風ともに激しくなった。このブログを書いている18時半には強風と大雨で屋外は大荒れ。本州縦断するらしいけど、軽井沢、佐久地方も台風の予想進路に近そうなんで、大きな被害がなく無事に去ってくれることを祈るばかりです。

この台風のことも考えて 『 雑木の丘の庭づくり 』 は先週にかなり人工(にんく)と馬力をかけて作業したので、台風の大雨を無事にやり過ごすことができる状態まで仕上がっている。安心して週末を迎えることができました。頑張ってくれた作業者の方々、そして自分自身の体力に感謝。

ということで、先週の作業を振り返ってみましょう。

前回までにステージ下の丸太組の土留めが完成。これに続いて雑木の丘の斜面の傾斜部分を安定させるため、さらに丸太組を設置していきます。

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二つ目は最下段のちょっとだけ急に立ち上がる斜面部分です。
ここは大して崩れなさそうにみえますが、それは土が乾ききっていないから。
この夏のように雨が少ないと、こういったこう配が急な部分は水はけが良すぎて土が乾ききてしまい崩れ易くなります。草の根ぐらいではなかなか斜面をガッチリ固定することはできず、無理によじ登れば崩れてしまう。

だから、そうならないように丸太組を入れて斜面の崩れを抑制すると同時に、新たに樹木を植え、その強い根でこの斜面を守ってもらうように改良します。

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まずは設計した丸太組の高さに合わせて、一本目の丸太を置きます。
枕木のステージ、一つ目に造った丸太組、庭を巡る歩道や木々の配置などとのバランスを考え、この丸太組はステージに対して斜めになるように設置。

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昨年作庭した “ 庭畑 ” の時にも書きましたけど、こういった配置が庭にリズムを生み、なんだか楽しい、ワクワクした気分にしてくれます。

こればかりは、数字で割り切れないもの。
これからこの場所がどう成長していくのか。
施主さんや子供達がこの庭とどう触れ合い、楽しんでくれるのか。
いろんなイメージを頭に思い浮かべ、そこから感じる “ 庭のリズム ” 。

そんな、あやふやな感覚を元に、自分の庭づくりの感性を100%発揮して表現していく作業。理屈や数値では表現できないところなんです。


さて、最初の一本を決めたら、丸太をどんどん組み上げていきます。

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しかし、組み上げていくためには “ 土 ” が必要。
でも前回お話ししたように絶対量が足りません。
そこで、急遽土を運び込むことにしました。

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用意した土は、通常よりも高い煽りの2tonダンプに山盛り。
これを 『 雑木の丘 』 から200mぐらいはなれた駐車場に下ろします。

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山盛りの土に圧倒されます。
こっ、これを一輪車を使って運ばないといけません(汗...)。
これが人工と馬力の作業。

ここはひたすら運ぶだけで話も膨らまないので、一生懸命土を運ぶ僕の姿で終了。

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他の人については分かりませんが、この土運びで僕が歩いた歩数は2日間で約28600歩、消費カロリーは3239kcal(ポケットに入れたスマホの歩数計アプリ調べ)。
アプリからエキスパートの星を貰いました(笑)。


そんなことよりも、運び込む土の話の方が大事なんです。

雑木の丘の土は、落ち葉が腐植してできた土に直径1〜2㌢ぐらいの軽石や浅間石が混じった土。ここに昨年の庭畑に入れたような畑土や、どこから持ってきたのか分からないような残土を入れては、折角のいい土が台無し。

そこで、今回は僕がいつも使っている腐葉土を作っている業者さんと相談して、この客土に近い土の配合に合わせつつ、もう少し水もちを良くするために関東ロームの赤土を混ぜてオリジナルブレンドの土を作り、それを現場の土と混ぜて使うことにしました。

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ザクッとした配合は 『 関東ロームの赤土:腐葉土:軽石 = 3:1:1 』 です。
関東ロームの赤土は地面の深い所から採取した基本土で、無菌です。種類もいろいろあって、今回はできるだけ粘土質の弱いものを使いました。軽石の大きさなど、いろんな条件を検討して配合。細かい所は ヒ・ミ・ツ です。


こうして苦労して運んだ土を庭のあちこちに運んで山に積みます。

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これを現場の土とよく混ぜて丸太組の中に入れながら斜面を作っていきます。

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奇麗に組み上げた丸太組ですが、それが隠れる程に土を盛ります。

これが完成形の姿。

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なんだか勿体ないという声も聞こえてきそうですが、あくまでも草木が生長して斜面の土を掴むまでの繋ぎですからネ。それに、唐松の丸太は土に埋もれてしまった方が長持ちしますしね。

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土の心配もなくなり作業はどんどん進んでいきますが、その話はまた次回...。
by eilakuyagarden | 2012-09-30 20:04 | 里山林の庭 | Comments(0)


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