ミソハギ か エゾミソハギ か、どっち?

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『 あのピンクのお花はなぁに? 』

そう聞かれたのは軽井沢の小学校の夏休みが始まる前日だから、8月21日だったかな。
管理させていただいているお庭で、お客さん家の一番上のお姉ちゃんの何気ない質問。


「 あぁ、あれは “ エゾミソハギ ” だよ 」
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『 じゃあ、その下にあるピンクの花は? 』

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「 あれは “ ミソハギ ” 」

『 ? 同じ花だよねぇ』

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だよねぇ〜。

パッと見は同じ花。

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この庭に限って言えば、毎年、エゾミソハギが7月中旬に咲き、二週間ぐらい遅れてミソハギが咲きはじめる。そして、エゾミソハギは草丈が1.5〜1.8㍍にもなるけど、ミソハギの方は50㌢くらい低い。

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でも、植物図鑑を見ると草丈も開花時期も殆ど同じなので、この見分け方はこの庭独自の見分け方。いろいろ調べると、花の付き方や、葉っぱのつき方、雄しべ、雌しべなど、両者の見分け方はいろいろあるけれど、二種類が近くにあると交配してハイブリッドなミソハギもできるようで、確実に見分けにくい。

そんな中で、お姉ちゃんの期待に応えるべく、小学生でも分かり易い(のかちょっと心配だが)見分け方の野外学習となった。



小学生にもわかる 見分け方 その1)は 葉っぱのつき方 。

どちらも二枚の葉が茎に対して相対するようにつく。

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エゾミソハギは時に3枚の葉がつくと図鑑には書いてあってその通りなのだけど、ミソハギも3枚葉になっていたりする。
そこで、両者の確実に異なる葉っぱの特徴がこれだ。

図鑑に書かれている表現だと 『 葉が茎を抱いてつく 』のが “ エゾミソハギ ” 。
『 葉が茎を抱かない 』 のが “ ミソハギ ”。
わかりにくいですよね。小学生にも分かり易かったのは、この葉っぱの陰。

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葉を抱くようにつく “ エゾミソハギ ” は茎と葉っぱがくっついちゃってる。
でも “ ミソハギ ” には首がある(つまり、短い葉柄があるのです)。
葉っぱを見てもわかりにくかったみたいだったけど、そのシルエットの違いはとても分かり易かったようだ。見事にその違いをあらわしているもんなぁ。形状の違いで比較するなら要らない物をなくした方が分かり易いんだね。



小学生にもわかる 見分け方 その2)は 花ビラの下にあるラッパの形 。

花ビラの下についているのラッパのようなものは、花を構成する要素の中でもっとも外にある ‘ 萼片(がくへん) ’ が集まって一つになった ‘ 萼(がく) ’ のこと。

これは花びらを取り除いていった “ ミソハギ ” の萼。

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萼の先に針のように尖った小さい突起物がついていて、“ ミソハギ ” の萼ではその突起物が萼に対して直角に折れ曲がっている。
それと萼の表面はツルんとしていて、お肌すべすべ

これに対して、 “ エゾミソハギ ” の萼が下の写真の左。

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“ エゾミソハギ ” の萼では、この突起物が萼に対して比較的真っすぐについている。上向きと言った方がいいのかなぁ。
そして萼の表面は細い毛が沢山ついていて、毛深いのである。


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この2つの違いを知っていれば、小学生にだって “ ミソハギ ” と “ エゾミソハギ ” は簡単に見分けられます。

今日の野外学習はこれで終わり。
しっかり復習して、覚えてくださいね。
by eilakuyagarden | 2012-09-11 19:47 | 野草の暮らし | Comments(0)


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