名ばかりの “ 保存 ”にならないように
今日も岐阜の苗畑で花苗のお手入れ。
気温もぐんぐん上がり、本日の最高気温13℃。3月下旬の陽気。

お陰で作業は快調にすすみ、お昼には本日のノルマを終えることができた。
作業を前倒ししても良かったけれど、天気もいいので気晴らしに公園まで散歩することにした。

ここは、岐阜の実家から歩いて5分の 『 各務原市民公園 』 。

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何度かこのブログでも紹介したが、僕のお気に入りの場所である。

旧岐阜大学農学部の跡地 65,315㎡ を市民のセントラルパークとしてデザインされた囲いの無いオープンな公園である。
この公園をデザインしたのは、世界的な建築家 黒川紀章 氏 。

公園の一角にある看板にこの公園の特色が書かれている。

・全面芝生
・旧岐阜大学の古木を保存
・公園内外に垣根を設けず、町並みへの波及効果
・隣接する新境川桜並木との一体化

だそうである。

たしかにどれも納得だけど、僕的には、園内の多くの木がのびのび育つ場所を得ていて、とても元気よく成長しているところがこの公園の良いところだと思う。

これは、ソメイヨシノ。

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よく見てくださいね。
何をかって?

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木の下の地面です。桜の根がどこまで伸びているかわかりますか?
そうです、枝の先端のところまで木の根が伸びています。
木の根っこの先端から見てみましょうか。

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ほらこの通り。こんなに元気よく伸び伸びと伸びています。木の葉は雨を効率よく集め、根っこの上に雨露を落とすためにあんな形をしています。だから木の枝の下には同じように根っこが伸びているのが本来の木の形なんです。

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ちょうど、この写真の木の陰のように、土の中にはまるで木を逆さにしたように根が広がっているんです。自然の森ではもうちょっと木々が混み合って生えているのでここまで綺麗には広がっていませんが、これが理想的な幹と根の形なんですね。

これがこの公園の良いところです。

でも、残念なことに、一部の樹木はちょっと悲惨な目に遭っています。

例えば、これ。

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こんな大きな木なのに、根が生長できるスペースはとても狭い。
お陰で、根っこを狭いスペースの中でグルグル回すように伸ばすから、こんな感じ。

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とても厳しい状態です。

これもそう。

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これも、
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こっちもそう。

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どれも、窮屈そうで、じりじり真綿で首を絞められているような感じ。
木の悲鳴が聞こえてきます。

こんな状態では木もたまったものではありません。
だから、この状態に耐えられなくなった木は、こんな悲惨な最後を遂げています。
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木の生長にとって、根っこが如何に大事なのかを良く理解していれば、こんな風に木の根をいじめたりしないはずなのになぁ〜って思っちゃいます。

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排水路と並木の間なんて、こんな風に舗装しなくても、歩くスペースは十二分に確保されているのに...。木のためにも良くないのみならず、木の根が舗装を持ち上げるに決まっていて、もはや舗装も凸凹になっているし...。
デザインの問題か?施工業者が無知なのか?何故こんなことになったのかはわかりませんが、折角の素敵な公園なのに残念なことです。

岐阜大学のあった頃から生えている “ ツブラジイ ” の幹にはこんな看板がついていました。

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保存木。大きな木を大切に。

文句とは真逆ですなぁ...。

木を保存する。育てる。守るってどうすることなのか...。
本当に大事なことはなんなのか。

名ばかりの保存に(うたい文句に)ならないように、
木の気持ちになって、今一度よく考えて欲しい物です。
by eilakuyagarden | 2012-02-22 20:37 | 息抜き | Comments(0)


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