要の仕事:亀清旅館の家族風呂 1
今日から始まった庭づくり。

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ここは2007年11月に造った亀清旅館の “ 雑木林の百年露天風呂 ”のとなりのスペース。昔の15mプールの残り半分にあたります。

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ここに夏から家族風呂を造っていて、ようやくお風呂と小屋の工事が終わり、今日から庭の工事を始めました。


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元々プールですから、こんな感じに周りは厚いコンクリートの壁に囲まれています。巨大なプランターみたいなものだから、土を入れ、木を植えれば完成!ってな訳にはいきません。

話は遡るけど、2007年の露天風呂づくりの時、このコンクリートの解体と撤去は施主さん本人が行うという事で任せてあった。ただし、解体時に出たコンクリートのガラは全て撤去することという条件付き。夏が終わって行ってみたら愕然。ガラはほぼそのままというか、半分以上は将来の庭造成部分、そう、今日工事を始めた家族風呂の庭の造成スペースに積まれ土砂がかけられてしまいました。あぁ、自分でやっていれば....。すでに後の祭り。今更後悔してもしょうがない。

今回の家族風呂の工事に当たり、ガラの搬出なんて 【こんな事】 は自分でやりますという事だったので、最低限の作業を厳しく伝え、何度も作業の進捗を監督しながら今日に至りました。

とにかく、庭づくりの要は土づくりとその土を入れる土壌の下準備にあります。
【こんな事】 と施主さんが言う程簡単な事じゃありません。
ここが肝心要な部分なんです。
だから最後の肝心な部分の仕上げまでは当然他人には任せられません。

許容できるギリギリまでの作業をやってもらい、最後は自分で土壌を仕上げます。
まずはプールの底がしっかり割れているか確認。

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これができていないと、昨今のゲリラ豪雨などの大雨でもあればもともとプールのこの場所は池になってしまい、樹木は根が腐り枯れてしまいます。

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だから、一度プールの底まで掘り返し、土の中のガラを取除き、土を戻します。

その際、沢山の川石が出てきます。
その内、形の良いものはこのように櫓の中に敷きます。

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ここにも、コンクリートのガラや不要な木材や塩ビ管が投げ入れてあってまるでゴミ置き場でした。百年露天風呂側からは全く見えない部分ですが、今回の家族風呂からは丸見え。見た目にはとても奇麗ではありません。ゴミを取除き、ガラを少し減らしてから上面を平にし、不織布のシートを敷き、その上に土の中から出てきた川石を敷いていきます。これで、お客様に見られても大丈夫ですし、土の中の石も減らせて一石二鳥。

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土の中のコンクリーとガラはできるだけ取除きます。細かいものは植物の生育の妨げにはなりませんが、大きいものが残っていると大問題。

この写真をみてください。

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2007年に施主様がガラを積み上げ、その上に土をかぶせてしまった部分です。
ガラとガラの間には空間ができ、土が入り込んでいません。
木の根は土が無いと伸びる事ができません。だから、このガラ部分には根が入り込む事ができず、根が土の中に深く伸びる事ができないから、表層を横に広がる様にして伸びています。その状況写真です。

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このハウチワカエデとムシカリの根なのですが、ガラの上に伸びた部分はおよそ根全体の半分ぐらいでしょうか。ここまで広がると下のガラを取除くためには木に相当なダメージが及ぶと考えられます。だから、強引にガラを掘り出すことはできません。しょうがないので、横からできるだけガラのすき間に土を入れた後に、掘り上げた土を戻します。

こういう作業はとても地味で、誰にでもできると思うでしょうが、木の根の成長を考え、どこまで許容でき、ここは絶対にガラがあってはダメなど、しっかり土の状態を見極めて作業しなければなりません。この作業がしっかりできていれば、基本用土と腐葉土をたっぷり入れるだけで木の根が広く深く広がり元気に生育してくれます。しっかり根を張った木は暑さ寒さ、台風の強風にも負ける事はありません。

この庭の為に手間ひま掛けて探し、連れてくる樹木達です。
居心地よい場所を提供するのは僕の一番の仕事。
要の仕事を【こんな事】なんて言っているうちは木の言葉も聴こえてこないですよ。
by eilakuyagarden | 2011-11-02 21:34 | 庭造りいろいろ | Comments(0)


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