8.6 あの日、あの時を忘れない
今日、8月6日は、広島に原爆が投下されてから66年目の「原爆の日」。

被爆者、その家族の方々だけでなく、多くの人にとって今年の8月6日は重い気持ちをもって迎える日になったのではないだろうか。

僕が原爆の事を知ったのは小学校5年生。
家族旅行で中国地方に行った時に訪れた広島平和記念資料館で初めて原爆投下の悲惨な事実を知った。多くの写真や資料が伝える原爆の惨状を目の当たりにして、子供ながらにかなりのショックと恐怖を憶えた。当時は小さかったから、放射能の怖さはあまり実感できなかった。それよりも、その爆発により生じた熱線と爆風の威力の恐ろしさが心に残り、惨状が夢に出てくる程の衝撃だった。

それから3年後。もっと原爆の悲惨さや恐怖、戦争というものの理不尽さを心にとどめる事になったのが、中学2年の文化祭のクラス発表で行った原爆のことを伝える展示発表会だった。

なぜ、このような発表を行う事になったのか?その経緯は忘れてしまったが、学級委員長だった事もあって、この発表会のリーダーに任命され、担任の小倉先生(体育会系のかなり熱い先生だったなぁ)と実行委員的な数名とで、どのように伝えるかを放課後、連日の様に話し合った。
しかし、学校の図書館に原爆に関するの資料は少なかった。

でも、当時、1980年からスタートした原爆記録映画製作の為の 「10フィート運動」なる市民運動があり、アメリカから買い戻した記録フィルムをもとに反核・平和の記録映画が製作された。この記録映画の一つ 『 にんげんをかえせ 』 がなぜか地元の生協さん(だったと思うが)から貸し出されていて、原爆に関する書籍なんかも同時に貸し出されていた。

事情をお話しして、これらの資料を文化祭が終わるまで借りる事ができた。
それから連日、クラスのみんなで資料を読み、記録映画を何度も見て、原爆、戦争の恐怖、惨状、平和への訴えを何枚ものB紙にまとめた。正直、中学生にはかなり衝撃的な発表だった。原爆投下後の広島の惨状を記録した多くの写真パネル。
記録映画『 にんげんをかえせ 』も何度も上映した。クラスの皆だけでなく、この発表を見に来てくれた中学の皆で、原爆のもたらした大きな傷と平和の尊さを中学生なりに考えた文化祭だった。

楽しかった運動会や修学旅行などのことよりも、この時の事は本当に鮮明に憶えている。発表の準備の期間、何度も見た記録映画や、パネルの画像が頭から離れず、戦争体験などあるはずないのに、まるで自分の事の様に辛く苦しくなった。その一方で、 戦争が無い、平和な今がいかに大切なのか、原爆を投下された国なんだという事実、被爆者の苦しみというのを忘れちゃいけない。忘却は許されないんだっていうことが本当に良くわかった。

あれから、8月6日になるとなんだか胸がざわめく。
あの時を思い出して、忘れないでと心が騒ぎます。
そして、あの記録映画で流れていた音楽が頭の中から聴こえてきます。

『子供たちに伝えよう
  愛を生きる知恵を
  そして あの日のヒロシマを
  ナガサキの出来事を......』

この歌は 「明日への伝言」と言うそうです。曲名は今日はじめて知りました。
(興味のある人は曲名をクリックしてください)


そして、今年の原爆の日。
例年以上に重い気持ちで迎える日となりました。

8.6 と 3.11。

戦争、爆弾と、暮らしに欠かせない電力の発電、大震災といった背景的には真逆のものがあるけれど、放射能の怖さ、その影響は同じ。

技術開発、科学技術の発展は続けなければならないけど、抑えきれない力を使うことの怖さ、危うさは忘れてはいけない。科学者、技術者の誉れと奢りは悲惨な現実の忘却へとつながる。そして、慢心は無関心へ繋がり、そしてきっと過去の悲惨な現実を繰り返す事になる。だから、日本人はあの日を、この日を忘れずに未来へ歩いていかなければいけないと思う。


TVに映った緑に包まれた広島平和記念公園と多くの建築物。
原爆投下で壊滅的な荒れ野から、戦後、見事に復興を遂げた広島の風景をみると、原発が安定停止すれば、宮城、岩手、福島の復興への希望の光も見えてくるだろう。
時間はかかるかもしれないが、いつの日にか大学時代を過ごした緑豊かな東北の風景が蘇ると信じている。


あの日、あの時を忘れない。

『忘却は罪である』という事をもう一度、自分に言い聞かせた 2011年8月6日であった。
by eilakuyagarden | 2011-08-06 20:46 | 永楽屋ガーデン | Comments(0)


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