パウル・クレー | おわらないアトリエ 展
昨日寝る時に、今日は休みにすると決めた。
来週からはお庭の工事がはじまる。こうなると当分の間はあちこち出かけてなどいられないので、やりたかった事を今週中にやると決めた。

目覚ましなしで早起きできて、
起きた時に雨が降っていて、
午前8時半までに高速のICにたどり着けそうなら、行くと決めて寝た。

こんな時は、なんなく全ての条件をクリアーできてしまうものだ。
予定通りに東京に向かった。

行き先は 『 東京国立近代美術館 』

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2011年5月31日〜7月31日まで開催されている
【 パウル・クレー | おわらないアトリエ 】 展。これを観るためだ。

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前々から、ずっと見に行こうと決めていた。クレーの展覧会を見るのはこれで3回目かな。でも、こんなに、ゆったりと作品を観る事ができたのは初めての事。


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まだ開催3日目だったけど、平日で雨模様の一日。
木曜日っていうのも良かったかも。そして、きっとお昼の食事時は穴場だとふんで昼12時に行ったのが更に良かったのかもしれない。

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一つの作品の前に多くても5〜6人。誰もいない時もあって、クレーの素晴らしい作品達を、いろんな距離でゆっくりと観る事ができた。
こんなことってなかなか無いから、ほんとにラッキーでした。

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今回の展覧会は、クレーの作品を単に観賞するというだけでなく、クレー自身が撮影した多くのアトリエとそのアトリエで生み出された作品、そしてその魅力がどのような技法によって生み出されたのかという所までを明らかにして展示されていて、クレーの作品の背景までもが良くわかり、その魅力がとても良く伝わってくる素晴らしい展示だった。

ぜひその魅力はご自身の眼で、心で感じてきて欲しい。

今回一番『おおっ〜』て感じさせられた点を一つだけ書くとすれば(あくまでも素人の個人的な感想なんで、細かい事はつっこまないでご容赦くださいね)、自分の感性を二次元的な絵と言う媒体で伝えるにあたって、多分普通の画家ではあり得ない、一度描いた作品を、敢えて切ったり、貼ったり、回したりして再構成したり、絵の裏面を使って両面で構成したりなど、多角的な手法で自分の感性を最適な形で表現しようとしているところにはとても驚かされ、その拘りに感心しました。

庭や植物など心に残った素敵な風景をカメラで撮影して家に帰ってパソコンで現像してみる。出てきた写真は、僕が伝えたかったもの以外の多くの情報や表現が入っていたりします。そんな時、自分の感性を一番端的に表現している部分を切り抜き、加工して写真を再構成します。
クレーはこんな事を絵という媒体で行っていたんですね。なんかやっぱり凄いです。

抽象的で理解しがたいって点もあるクレーの絵ですが、自分が伝えたいものを、沢山の情報でなく伝えたいものをよりシンプルに構成し、感性で見える姿を素直に、シンプルに、合理的に構成するって実は写実的に描くより難しいのかもって想う。だからこそ、僕はクレーの作品に魅了されるんです。


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『 芸術とは、眼に見えるものを再現するのでなく、
目に見えるようにすることなのだ 』とは「創造的信条白書(1920年)」のクレーの言葉。僕にはとても共感できる言葉です。

そしてもう一つ、『自然にならって絵を描く事は対象を描き出す事でない、感覚を実現することなのだ』これはクレーじゃなくて、僕が大好きなもう一人の画家 ポール・セザンヌ の言葉。

お庭を設計させていただくとき、机の前に貼ってある、彼らの言葉を見ながら、自分が自然から貰ったいろんな記憶をひもとき、お客様から頂いた主題に合わせて再構成し、描いていきます。

細かく思い浮かべ体現するんでなく、大きくとらえて感覚的に組み合わせて、草木の高低、大小、明暗、奥行き、そして、環境を考慮しながらを四季折々に移り変わる植物達を色として、庭と言う土のキャンバスに表現しているつもりです。もちろん環境も考慮しますよ。

そして、もう一つ大事な事は、絵画と違い完成した庭という絵は、人と触れ合う事ができ、生長していく事。これは、絵では表現できない所ですね。

僕は芸術家ではありません。ガーデナーです。
でも、もしこんな言葉があるならば 『 自然芸術家 』 って言われてみたい。
お庭と言う絵を描き、自然をデザインする庭師ってとこかな。

これからも、いろんな芸術作品に刺激を受けながら、素敵な庭造りしていきたいな。

雨だったけど。いや、雨だったから、とぉ〜ってもいい休日でした。
by eilakuyagarden | 2011-06-02 19:37 | 息抜き | Comments(0)


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