癒しの庭の幸運な出会い。
今日は、水田が綺麗なこんなところに行って、

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あんな物見てきましたって話をしようと思っていた。

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しかし、その話は明日にして、帰宅してから起きた出来事についてお話しします。

午後4時に無事帰宅。車を停め、荷物を持って庭に入ると、なにやらバタバタと羽ばたく音がして、黒い影が植物の中を動き回っている。

なんだ、なんだ?
ジッとして音のする方をよく見ると、なんと “ カワセミ ”がいた。

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ただでさえ珍しい野鳥で滅多にお目にかかれる鳥ではない。清らかな流れのある河原などの水辺では数回見たことがあるが、こんなところで出会うなんて想像したこともなかった。警戒心も強いから、数十メートル離れていても、小さな物音がすれば逃げてしまう。だから、こんな近くで見れるなんて奇跡。

このカワセミは僕にとっての幸せを運ぶ青い鳥。この鳥に出会う時は決まって何か変化が起きるのである。しかも、長い目で見れば決まって良い方向へ変化していく。僕にとって本当に幸運を呼ぶ青い鳥なのだ。

この出会いが嬉しくて、ゆっくりと近づき、持っていたカメラで撮影。

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でも、なんだか様子がおかしい。こちらに気づいて羽ばたくけど、飛び立てないのである。

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どうも様子が変なので、望遠マクロレンズに変えてカワセミの様子を観察してみた。

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よく観察すると左側の羽根が不自然に曲がっていて、羽ばたいていない時も翼を折りたためないのだ。どうやら左の羽根の骨を骨折しているようである。

正直、こんな時どうすればいいのかわからなかった。
あまり追いかけて保護するのも、鳥にとってはストレスだろうし、そのままにしておこうかとも思った。しかし、我が家の庭周辺には夕方になると近所のどら猫が縄張りの巡回にやってくるので、見つかればオモチャにされて殺されかねない。さらに、庭の杉の木にはカラスが巣を作っている。雑食のカラスは小さな小鳥をも補食するというから、傷ついた野鳥は恰好の餌だ。危険地帯なのである。

それでも、傷ついた翼で、命からがら逃げ込んできたのが自然豊かな我が家の庭。庭を覆う木々や草花に隠れ場と休息を求めてやって来たに違いない。

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やっぱり見過ごせない。ゆっくり後を追いかけて、草花の袋小路に入ったところで優しく抱えて、麻袋を敷いた竹かごに入れて鉢受け皿で蓋をした。これなら、周りが見えないし、布で暖かいから鳥の巣のようで大丈夫なのではないか。子供の頃、家の中に入り込んでしまったウグイスを捕獲して殺してしまった経験があったから、できるだけ人の手で握らないようにし、周りの見えない通気性の良い箱にすぐに入れてあげた。鳥かごのような物だと逃げようとして暴れ、傷つき体力を消耗して死んでしまう(ウグイスの時がそうだった)。ファーストエイドとしては良かったのかなぁ?

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カゴに入ったときは少しグッタリしてしまい、これはダメかもと思いましたが、少ししたらスクッと起き上がってきたので一安心。

さて、ここからが大問題。
とりあえず、近所の獣医さんに連絡して対応を相談したら、岐阜大学と県の野鳥保護をしている機関の電話番号を教えてくれた。

結果から言えば、どちらも現在傷病野鳥の受け入れを中止しているという。理由は二つ。一つは「鳥インフルエンザ」の影響。もう一つは「本来野鳥は厳しい自然環境の中で傷いたり、死んだりしていて人間がそれに手を貸すことが良いとは言えない」のだそうだ。「つまり、見殺しにしろと言うことですか?」と聞けば、そういうことになりますかねということだった。なんじゃそりゃ(怒!)。

なにげに聞いていればごもっともなことなのだが、矛盾だらけ。
そもそも、鳥インフルエンザに警戒しているなら、僕の連絡を受けて、その可能性について検討し、すぐにでも何らかの調査に来るか、指示するべきなんじゃないのか。
「骨折しているようだ」っていった僕の話を信じ、鳥インフルエンザの可能性がないというなら、これまでそうだったように保護して手当てしてあげれば良いんじゃないか?

鳥インフルが怖いから野鳥は受け入れない。それが大前提なのだ。
「自然の中での傷病野鳥の生殺与奪は自然のサイクルに従う」といいながら、鳥インフルが頻発するまでは当たり前のように県の指示で岐阜大学の野生動物管理学研究センターが傷病野鳥の保護、治療をしてきたんだから「自然の掟に従う。保護するのが良いとは言えない」ていう理屈は通らない。100%と自信満々での返答だったのだろうけど矛盾だらけ。この時期には、傷病野鳥には関わりたくないっていうのと、鳥インフルの事例を出したくないってところがお役所の本音かな?

それでも、せめて「鳥インフルが心配なので、このように対応してください」などと対応の仕方を指示してくれれば良いのに、見て見ぬふりしてください的な回答は最悪です。情けない話だ。野鳥保護という名目で予算申請しているんだったら、その分の税金を返金しなさいと言いたい。

結局たらい回しになり、最初に相談した各務原動物病院の先生の「どちらにも受け入れて貰えなかったら、またご連絡ください」との言葉に藁をも掴む思いで電話しました。どうか、僕の庭に救いを求めて迷い込んだ、この傷ついたカワセミを助けてやって欲しい。そんな気持ちに先生も応えてくれて、鳥の治療に詳しい獣医さんに連絡をとり、今先生にできるベストな方法を提案してくれました。
本当にありがとうございます。
自分で対応できなくても、今できるベストを考える。プロの仕事ってこういう事だと思う。

結局、傷ついたカワセミは鳥の治療を真剣に勉強していて、将来「鳥の病院」を夢見る別の先生の手に委ねられることになりました。どうか、カワセミがもう一度水辺を羽ばたけるほどに回復しますように...。

今回のカワセミとの出会いは僕に幸せを運ぶためでなく、カワセミにとって癒しの庭での幸運な出会いになりますように。


最後に、もしあなたがケガをした野鳥にであったらこちらを参考に対応してくださいね。
by eilakuyagarden | 2011-05-20 21:57 | 永楽屋ガーデン | Comments(0)


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