思い出をたどって 2
お散歩の続き...。

名鉄岐阜駅東にあるcafe『Le Boudoir(ル ブドワ)』を出発して、北に3kmほど行けば、長良川があり、その南岸にある金華山の山頂には、戦国時代に織田信長が美野征伐後に居城とした岐阜城がある。

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楽市楽座が開かれ、多くの商人達で賑わっていたという城下町の面影もちらほら残っていて、武家屋敷だったような建物や、『うだつ』があがった町家も残っている。

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しかし、軽井沢もそうだけど、役所がそういった町並みの保存に力を入れず、一時期に歴史的に重要な建物がどんどん無くなっていった。そんな状況に業を煮やした市民が、その貴重な文化遺産を守ろうと、市民運動が活発になったんだけど、そのおかげだろうか?最近町並みが奇麗に整備されはじめ、岐阜市役所のHPにも『スローライフシティぎふ』などといったサイトもできている。とてもいいことだと思う。

あっ、そうだ。『岐阜』という地名の由来はご存知ですか?
美濃征伐を達成した織田信長が、この地に天下を取る人間にふさわしい地名をつけようと中国の2人の聖人にちなんだ2つの地名を組み合わせてつけたのが由来。
その聖人というのは周王朝の創始者・武王と孔子。
「周の文王岐山に起 って天下を定む」という故事から、その周王朝の発祥の地とされる「岐山(ぎざん)」という場所の『岐』と、孔子が生まれた「曲阜(きょくふ)」という場所の『阜』を組み合わせて【岐阜】と命名したといわれています。
ちなみに、僕が通っていた高校は、県立岐山(ぎざん)高校。高校に入るや否やこの話をされて、ちょっと母校の名前に愛着が沸きました。

脱線しましたが....。
岐阜城の山麓の町並みは本当に奇麗に整備されている。僕が高校時代に通っていた道も、昔は車に引かれそうになるぐらいに車道と歩道の区別がなかったのに、今では人がとても歩きやすくなった。

特に奇麗になっているのが、
岐阜市の湊町、玉井町、元浜町の地域を総称した「川原町」

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かつて長良川を使った船の往来が盛んで、荷物の運搬の要となっていた時代、上流から木材や和紙などが運ばれ沢山の紙問屋や木材問屋が軒を連ねていました。そんな多いに栄えていた城下町の町並みが戦災を逃れて残され、町並みにあった道路の舗装や電線の地中下などによる景観の改善により、今でも昔のような美しい町並みが保存されている地域です。この地区には温泉旅館や鵜匠の宿と称した料理旅館といった沢山の宿泊施設と、岐阜、長良川といえば『鵜飼い』ということで、鵜飼い観覧船の乗り場などもあり、毎年多くの観光客が訪れる場所です。
でも、今でこそこんなに奇麗ですが、僕が高校生の時はこんなではなかったなぁ〜。道路の舗装も、古い町並みにある家も統一感なくバラバラで、そうだなぁ〜、今の軽井沢の追分宿のようにまとまりのない町並みでした。これが今や、長野県東御市にある旧北国街道の「海野宿」のように奇麗な町並みが蘇っています。

しかも、この道沿いだけでなく、裏側も奇麗に整備されている。

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こんな脇道に入って坂を下ると、もともと川に沿って建っていた町家の裏手に出る。

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この辺りの屋敷は治水対策で高い石垣の上に建っている。だから、この辺り全体が岐阜城の城下町よりも少し高くなっている。昔の人の知恵が詰まった地域。
そこは昔、船が入る運河があって、建物の横に船をつけ荷下ろしした場所にあたる。

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今は、ここに公園や駐車場が整備され、昔の運河のあとも小さな川になっていて水辺に沿って歩けるように整備されている。お洒落で美味しい飲食店や雑貨店もある。
ん〜ん、変われば変わるもんだよなぁ。


ここから、長良橋を渡って対岸に行く。

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もうシーズンOFF(鵜飼い開催期間は5月11日~10月15日 ※2010年スケジュール)のため鵜飼い観覧船がこんな場所で春を待っています。

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対岸は大きなイベント広場になっていて、公共のテニス場、野球場、長良川国際会議場などの施設があります。週末はインラインスケートの大会が開かれていました。
ここは僕がMTBで遠乗りしていた時の休憩場所。

金華山と長良川の流れを見ながら、草の上に寝転んで一時間程身体を休めてボ〜っとしていた所。
青い空を眺めていると、本当に気持ちが静かになっていったのを良く覚えています。
ときどきヒバリがピヨピヨと鳴きながら横切っていったっけ。


この長良橋を渡った北側には、川沿いに料理旅館が立ち並んでいて、その一角には鵜匠さんの家があります。

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鵜をいれる竹籠がセンスよく飾られ、玄関横の壁の装飾もなかなか良い感じ。
鵜を調教しているようで、鵜の鳴き声と鵜匠さんの声が聞こえてきます。

この近くに僕のお気に入りの甘味どころがあります。
餅菓子、アイスクリームの銘店、老舗の和菓子屋「松乃屋」さん。

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和菓子も良いけど、この店のお勧めは、なんといっても『最中アイスクリーム』。

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水や素材にもこだわったアイスクリームがパリパリの最中に包まれていて、さっぱりとしていて優しい味わいが病みつきになります。全国菓子大博覧会で入賞したどら焼きなども絶品ですよ。
昔ながらの店構え、とても懐かしい空気を醸し出していて、とても癒される空間なんです。高校時代から味も店構えも、全く変わりません。

お昼も食べないで走ってきたから腹ぺこ。
豆大福とよもぎ餅、そして大好きな最中アイス(今日は定番のバニラ味)を買って、旅館の建ち並ぶ川沿いの歩行者専用道路でランチにしました。
甘党なんで、おやつばかりのランチでも大満足。

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大口空けて『ごちそうさまでした』。

最近までこの歩行者専用道路もありませんでした。

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この道も激しく車の行き交う車道とその横(しかも川側)に細い歩道がありましたが、とても安心して通れるようなものではありませんでした。僕なんて、一度MTBでここを走っていて、歩道の段差にタイヤを取られて川側に落ちたことがあります(左肩を打撲しました)。
でも、この道から北に20mぐらいの所に奇麗な道が整備されたことで、ここを観光客がゆっくりと歩けるような歩行者専用道路に変わり、長良川と金華山の景観をゆっくり楽しむことができるようになりました。
きっと、夏の花火大会なんかも、ここから見ていたら気持ちいいだろうな〜。

忙しいシーズンを終えた鵜飼い舟も、僕と一緒で今はゆっくり休息中。

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真新し木舟。とても美しいですよね。

長良川の水面がさざ波に煌めいた。

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この光景も昔から変わらぬ故郷の景色。

河と山、木と草。
これが、僕の原風景。

短いお休みもおしまいです。
長野の自然の中に帰るとしましょう。
by eilakuyagarden | 2010-11-08 21:54 | 息抜き | Comments(3)
Commented by miekichi1014 at 2010-11-09 00:40
わー気持ちの良い眺めですねー!
いつもの草花の写真と趣が違って、また楽しい♪

先生甘党でいらしたんですね!?
最中は苦手なんですが(上あごに張り付くから)
最中アイスは好きー!
パリッとした皮と さらっとしたアイス(かな?)がおいしそーですね!!
大阪の本町に昔からある有名な最中アイスを思い出して食べたくなりました!

川のある景色って好いですねー^^♪
行ってみたいです!
Commented by eilakuyagarden at 2010-11-09 20:09
miekichi1014さん
岐阜の景観楽しんでいただけましたようですね。
長良川河畔は水と緑が本当に気持ちよくて、なんだかゆったりとした時間が流れています。
ぜひ一度、訪ねてみてくださいね。

松乃屋さんの最中アイスはとてもさっぱり味ですよ。
いくつでも食べられそうで、恐いです。
あ〜、また食べたくなってきました。
Commented by しゅうまい at 2010-11-14 22:12 x
楽しい岐阜観光ありがとうございました。
目呂二と岡田さんを結ぶ風景が新鮮に映ります。

松乃屋さんの最中アイスすごーく食べたいですね!!!
来年の目標?!

ふるさとはいつでも優しくむかえてくれるものですね・・・


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