伊吹山の自然観察3(下山道)
お花畑の自然観察を楽しんでいたら、あっという間に時間が過ぎてお昼になった。

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山頂にある飲食が可能なお店に入り、伊吹うどんでお腹を満たし一休み。
以前、あるTV番組でうどんの汁のダシが関東の鰹だしから関西の昆布だしに変わるのは何処か?ということで調査したところ、岐阜の関ヶ原がその切り替わりの場所だと結論づけていた。では、その関ヶ原と滋賀の県境にある伊吹山の山頂のうどんのだし汁は? やっぱり関西の昆布だしでした。あの調査結果は正しかったようです。

さて、お腹も満たされたので、そろそろ下るとしましょう。

全長1500m、山頂から約1時間の“東遊歩道コース”で下山します。
遊歩道だからといって、甘く見てはいけません。
昨晩降った雨のせいで道の所々がぬかるんでいて、とても滑りやすく、大小の石灰岩が露出していて非常に歩きにくい。

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山頂駐車場まで車で楽に来れて、西遊歩道を使えば比較的簡単に山頂にこれますから、Tシャツ短パンにサンダル履きなんて登山者もいますが、この道を下るとかなり痛い目を見るはずです。簡単に山頂に来れるというのも考えものですね。

もう一つ考えものなのが、心ない人達の環境破壊。
奇麗な花の写真を撮りたいのはわかるが「柵の中には入らないでください」と書かれた立て札も無視して、柵を乗り越え、野草達を踏み倒して目的の写真を撮る人達が結構いる。

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たいていが軽装の心得のなさそうな人達。しかも、若くて分別の付かないような人ではなく、いい大人達がだ。かなりの年長者の方々なんだから善悪の判断ができて良いものだが、大勢集まるとなぜだか、大人として当たり前の理性的な判断ができない「分別のない大人」に変わってしまう。困ったものだ。

注意すれば仏頂面でこちらを見返し「私たちだけじゃないでしょ」って目でこちらを見る(僕はひげ面のがっちり体系なんで、初見では怖がられるので、すぐに目を背けられますからいいですけどね)。何が悪いのといった感じで柵から出て来る。こんな若輩者に注意されたのが気に入らないなら、良い大人なんだしルールは守りましょうよ。あなた達が踏みつけている野草達が、今写真を撮った植物と同じ植物だなんて、多分きずいてないんだろうなぁ〜。悲しいことです。

愚痴りが長くなったので、本筋に戻します。

下山道の出発地点は、ピンクのシモツケソウが一面に広がる見事な山頂の草原。

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足元に注意しながら進んでいくと、8月11日のブログで紹介した “トモエソウ”が咲いていました。

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この前のブログで紹介したトモエソウの花の写真では判りにくかったけど、この写真なら5つある花びらが巴型(勾玉のように)にねじれて、特徴ある姿をしているのが良くわかります。

その先には秋らしい花が咲いていました。 “アキノキリンソウ”です。
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これは “ミツモトソウ”。バラ科の多年草。
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他にも、メタカラソウ、キオン、キンミズヒキにオトギリソウなど、黄色い花々が秋の草原を彩っていました。

足元で淡いピンクの小花をつけているのは “イワアカバナ”。

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葉が秋に赤くなることがその名の由来。雨や曇った日には花が閉じてしまいます。

道の路肩を固めている植物。オオバコのようですが、よく見ると違います。
なんだか判りますか?

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これは “タテヤマウツボグサ”。
花はもう終わり、種をつけていますが少しだけ咲いている花がありました。
足元を見ながら歩いていないと気づきませんが、無下に踏まれてしまうこんな場所でも山野草が健気に頑張っていました。

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下るに従い道は細くなり、少しずつ草丈の高い植物が多くなっていきます。
少しずつ木も生えてきました。
山頂から続いていたシモツケソウの草原も終わり、変わって一面に “サラシナショウマ”が群生する場所が現れました。

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残念ながら花はまだ咲き始めたばかりでまばら。
満開になれば白い穂状の花が草原を白一色に染めるはず。
群生した真っ白なサラシナショウマの花が風に踊る風景はおそらく壮観だろうなぁ。
9月になったらもう一度登ってみたいです。

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ちょっと、後ろを振り返ってみると、山頂はもうあんなに上。
随分と降りてきました。

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道を覆う植物はどんどん背が高くなり、道を覆い隠しています。
植物を掻き分け進むと、いきなり視界が開け、終点の山頂駐車場がみえてきました。

その手前には“マルバダケブキ”の群落。

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旅の途中に寄ったのか?アサギマダラが花から花へ飛び廻っていました。

最後の最後に下山の疲れを癒すように迎えてくれたのは “ミツバフウロ”.

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奇麗な小花がお疲れさまと言ってくれているようです。

沢山の山野草とその暮らしぶりに触れることができた、伊吹山の自然観察登山。

別の季節に、今度は頑張って麓から山頂まで登り、違う伊吹山の風景を見てみたいと思います。
by eilakuyagarden | 2010-08-22 23:15 | 息抜き | Comments(0)


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