伊吹山の自然観察1(登り道)
岐阜県と滋賀県の県境に位置する標高1,377mの伊吹山。
遠くにそびえるその姿を幼少の頃からずっと見続けてきた。
もっとも慣れ親しんだ自然豊かな故郷の山である。

日本武尊が東征の帰路に伊吹山の山の神に負けて痛手をおい、それが彼の死を早めたとして古事記や日本書紀などにも登場するなど、古来から知られる日本百名山の一つです。

昨日、この山に二十数年ぶりくらいに登ってきました。

麓から登る登山ルートもあるけれど、今回はお手軽に伊吹山の自然観察をするため、伊吹山ドライブウェーを使って一気に標高1200mの山頂駐車場まで行き、そこから3本の遊歩道を使って、標高差177mの軽登山を楽しんできました。

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伊吹山ドライブウェーの入り口で利用料金を払い、車を走らせて山をどんどん登る。関ヶ原の町並みがみるみる小さくなっていきます。

こんな風に1000m級の山を一気に登っていくと、今暮らしている軽井沢や御代田町が、いかに高いところであるのかが実感できます。標高1000m付近まで登ったら、外の気温は25℃、登山口の気温が33℃だったから一気に8℃も涼しくなったわけで、標高1000mの軽井沢が涼しいのも当たり前ですね。

さらに登り、約20分程で標高1200mの頂上駐車場に到着。
山頂付近ではススキの穂が綺麗にあがり、もう秋の気配が漂っていました。

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ここから山頂までは、3本ある遊歩道を使って徒歩で登ります。
沢山の山野草達の観察は、山頂のお花畑と帰りの遊歩道をゆっくり下りながらすることにして、行きはサクサク登るために、所要時間20分、距離約500m、急勾配でほぼ階段ルートの『中央遊歩道』コースを選択。この道は急勾配だけあって登る人も少ないので、お薦め。

ということで、軽登山様の荷物をリュックに詰め込み、カメラを持って登頂開始。

目の前に急勾配の登り階段。

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シソのような葉をした “アカソ”が遊歩道の両脇を飾り、僕を山頂へ誘ってくれます。

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少し登ると、先端が裂けた桃色の花びらが特徴的な “カワラナデシコ” の花達が僕を迎えてくれました。

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順調に登っていたけど、山の天気はやはり気まぐれ。
突然ガスが辺りを覆い始め、みるみる内に白い世界に飲み込まれてしまいました。

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それでもガンガン登って行く。
道の両側を覆うアカソの中に 、薄紫の小花をつけた“クサボタン”を発見。

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自生するクサボタンを見るのは初めて。
クサボタンはキンポウゲ科の多年草。皆さん大好きなクレマチスの仲間で木立になる種類。この薄紫色の花のように見える部分は「がく片」で先が反り返っているのが特徴。和名は葉がボタンに似ていることに由来する。自然の中ではこんな風に生きているんだと感動。


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アカソの群れが終わり、変わって現れたのは “テンニンソウ”の群落。
花はまだ咲き始めたばかりでまばらです。


点々と生えていた “コイブキアザミ”にはモンシロチョウ?が吸蜜中。

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コイブキアザミの葉には尋常じゃないほどに沢山のトゲが生えていて、不用意に近づくと痛い目に遭わされることになるので要注意です。


後ろを振り返ると、山はますます濃いガスに覆われてきて不安になったけど、頂上方面を見上げてみるとガスが切れていました。勾配も少し緩くなってきたから、山頂まではあと少し。


そんなこんなで登り初めて30分。
無事に標高1,377mの伊吹山山頂に到着。

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山頂の標高を記す標識の横には「ヤマトタケル像」が建っています。

山頂に着いたとたんにガスは切れ、山頂の綺麗な展望が開けてきました。

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伊吹山山頂は、岩礫の崩壊によって砕かれた細かい岩石の破片を基盤に、雪渓から供給される豊かな水分によって形成された高茎草原と呼ばれる草原が広がっています。

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ススキ、ツリガネニンジン、ノダケ、シモツケソウ、などなど。

長い茎に対生する葉をつけ、
その先に穂状に青紫の小花を沢山つけたのは “ルリトラノオ”。

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山頂のお花畑。
そこには短い夏に美しさを競うように咲き乱れる、沢山の高山植物達が棲んでいる。
なんて綺麗な光景だろう。

ガスの切れ間から覗いた下界が、まるで幻のように見える。

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ここはまるで天上の楽園。

無事、天上の楽園に到着ということで、今日はここまで。

楽園の様子はまた次のブログで...。
by eilakuyagarden | 2010-08-20 15:58 | 息抜き | Comments(0)


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