浅葱色の警告
浅葱色ってどんな色でしょう?

新撰組のダンダラ羽織のいろといえば一番ピンとくるかな。
若いネギ(葱)の葉の色だとか、薄い黄色なんて定義もありますが、
第一義的には「緑がかった薄い藍色」のことを指します。
青緑色の古称です。

b0133243_19144561.jpgこれが浅葱色のサンプル。
今の呼び方だと「マリンブルー」といったところでしょうか。

7月末に、そんな浅葱色の羽にまだら模様の入った奇麗なチョウに出会いました。


「アサギマダラ」です。

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軽井沢より500mも高いところにある立科町の女神湖(標高約1500m)。
そんな小さな湖の近くにあるT邸の別荘にお邪魔した時、そのお庭でこの奇麗なチョウに偶然出会いました。

真夏でも、とても爽やかな高原別荘のお庭では、すでに “ヒヨドリバナ” の白花が満開。その花の蜜を求めて、こんな高所までアサギマダラはやってきます。


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夢中で吸蜜している時は、カメラ片手にググッと近づいても全く動じません。
逆に「邪魔だよ!」ってぐらいのオーラを放って、蜜を吸い続けていました。

アサギマダラは春に北上、秋に南下の「渡り」を繰り返すチョウとして知られています。1500km以上の長距離を移動をするものや、一日200kmの早さで移動する個体もいるそうです。あんな小さな身体の何処にそんなパワーがあるのやら。
でも、だからこそ夢中で吸蜜し、沢山のエネルギーを蓄えているのでしょう。


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アサギマダラの成虫は “ヒヨドリバナ” や “フジバカマ” など、キク科フジバカマ属の植物の蜜を好んで吸蜜します。そして幼虫の食草はガガイモ科の植物で、卵もその葉に産みつけます。
先日、追分コロニーの斎藤さんに教えてもらうまで食草がガガイモだとは知りませんでした(斎藤さん勉強になりました)。

ちなみにこれが “ガガイモ” 。

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追分の庭畑で、大きく伸びたヨモギに絡んだガガイモです。
今時期になると、ツルを長く伸ばして、大きく育った植物に絡みながら昇り、覆い被さるようにして葉を広げ、花を咲かせます。地下茎でどんどん繁殖し、蔓延るいわゆる雑草として忌み嫌われる存在。

でも、その花は以外に奇麗で、驚いてしまいます。
鉢あげして、トレリスなんかに絡めて飾ったら以外に奇麗だと思います。来年、ちょっと挑戦してみようかなぁ。

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アサギマダラが “ガガイモ” を食草とし、“ヒヨドリバナ” や “フジバカマ” を蜜草にしているのには訳があります。
キーワードは毒性の強い「アルカロイド」という物質。

ガガイモの葉にはこの「アルカロイド」が含まれていて、“ヒヨドリバナ” や “フジバカマ” の蜜も「アルカロイド」を含んでいます。
アサギマダラは成虫、幼虫を通じて、このアルカロイドを餌から体内に取り込み毒化することで敵から身を守っているという訳です。幼虫、成虫ともに鮮やかな色をまとっているのは、外的への警告。浅葱色は危険を知らせる警告なんですね。
美しいものには、やっぱり刺がありました。

ということは、新撰組の「浅葱色のダンダラ羽織り」も、アサギマダラと同じで、相手に組織の強さ、危険度を誇示し、警告する手段だったのかもしれませんね(考え過ぎか?)

軽井沢のヒヨドリバナはこれからが開花期。
又何処かで、この奇麗な浅葱色の羽に出会えるかな。
by eilakuyagarden | 2010-08-09 19:39 | 息抜き | Comments(0)


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