『目呂二の世界展』in 軽井沢観光会館
言葉に出したくないけど、本当に暑いですね。
軽井沢も例外ではなく、陽の下は30℃を越えています。

そんな中、普段殆ど近寄らない場所へ出かけました。

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そこは旧軽井沢。
夏休みのまっただ中。平日でも軽井沢銀座は多くの人で賑わっています。
そんな人の群がるお店屋さんには用はなく、
僕の目的地はその先の軽井沢観光会館。

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この二階イベントスペースで開催されている『河村目呂二の世界展』に行ってきました。

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大正モダンの時代から、厳しい戦中、戦後を駆け抜けたマルチアーティスト。
その生涯も、作品もとても魅力に溢れた人物です。

彼の作品に始めて出会ったのが昨年の秋。
追分コロニーさんで開催された『目呂二の追分猫日和』という作品展ではじめて河村目呂二というアーティストの存在をしりました。

その時には無類の猫好きで、招き猫コレクターで、猫をモチーフにした作品を創作する彫刻家にして画家。そんな印象だった。
でも、そんな小さな世界におさまる人物ではありませんでした。
そこでお知り合いになった河村目呂二ライブラリィの内山ご夫妻(目呂二のひ孫さんです)に、目呂二の多彩な作品を見せていただき、その作品からにじみ出る優しさ、暖かさ、楽しさに魅了されました。

このポスターを見ても判るように、目呂二はとてもハイカラな人物。

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当時の人達からすればそれは奇行に見えたかもしれません。
でも、それは照れ隠しのパフォーマンスの姿。
いろんな作品や交友などから感じた目呂二の印象はとても繊細な人物。
そしてなによりも、楽しいことが大好きで、周りの人を引きつける魅力的な人物。

大正時代の東京のレート化粧品在籍中には、グラフィックデザイナーにしてコピーライター。そのポスター画は、19世紀フランスの画家『ロートレック』のポスター画を彷彿とさせる、まさに大正モダンを象徴するような作品。

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〔これはロートレックの作品です〕

かとおもえば、「ジャズマネキ」という猫をモチーフにした“laughter”という招き猫のポスター。

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これなんて、“YAWARA”,“MASTER KEATON”、“二十世紀少年”や“BILLY BAT”などの作品で知られる現代の人気漫画家「浦沢直樹」先生が描く作品を思わせるような作風です。

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〔これは浦沢直樹先生が現在連載中の“BILLY BAT”の広告〕

目呂二がもし本気で漫画を描いていたら、手塚治虫先生のような大漫画家になっていたかもしれない。大正、昭和の閉塞感が漂う世の中にあって、まさに“laughter”の、こんなに楽しげな作風の絵を残せるなんて本当に素晴らしいと思う。

そして驚くことに、目呂二は僕と同じで岐阜出身(揖斐郡池田町)なんです。
戦中に軽井沢追分に疎開したのを期に、晩年を追分宿の豊かな自然の中で過ごしました。僕も岐阜出身(各務原市)で追分の庭畑をベースに自然な庭造りを生業にしている。なんだか、ただならぬ縁を感じます。

そんな目呂二の人物像や、その魅力的な作品がギュギュッと濃縮された『河村目呂二の世界展』は、旧軽井沢銀座の軽井沢観光会館二階イベントスペースで8月15日まで開催中(AM9:00〜6:00PM)です。

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ぜひぜひ、ご自分の目で、その魅力に触れてみてください。
ここで紹介できなかった、自然を愛し、故郷の岐阜を愛し、追分を愛した目呂二の俳画やスケッチなど、ポスターや招き猫の作品とは全く違う作品にも出会えます。

どうしても行けない方は『河村目呂二ライブラリィ』のHPにて、その魅力をご確認ください。

そして最後に、この目呂二の作品と永楽屋ガーデンがコラボするイベントをご紹介。
奇しくも時代を超えて出会った、岐阜出身の目呂二と永楽屋ガーデンの僕。
その不思議な縁を形にするため、目呂二が俳画とスケッチで綴った信濃追分の秋を、永楽屋ガーデンの僕が命ある植物達と一緒に形にし、素敵な目呂二の作品と一緒に展示する、そんな企画展を開催することになりました。

「本のまち・軽井沢」発足記念企画
◆「あけび、秋いろ、浅間山」〜俳画とスケッチで綴る秋の信濃追分〜◆ in 追分コロニー。

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ポスターはできたけど、まだどんな展示になるかは思案中。
目呂二の見た追分の秋。その先に見ていたであろう故郷の岐阜の秋。
その両方の秋を自然、植物を通して感じ、遠くはなれた二つの故郷を近くに重ね、心の目で見ることができたであろう目呂二と僕。
彼の目と心になって追分の秋と岐阜の秋をなんらかの形にしていきたいと思います。
ドキドキ、ワクワク。
プレッシャーも沸く沸く!

目呂二の作品がより魅力的になるように、やさしく秋を添えたいと思います。
どうぞお楽しみにしてください。
by eilakuyagarden | 2010-08-05 23:59 | 永楽屋ガーデン | Comments(0)


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