お手本は野山
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この写真には、僕の大切な物が隠れています。

うっそうと茂った八重ヤマブキの茂みの奥。
無造作に置かれた、苗たち。
この中には、軽井沢の野山に咲く花達が隠れています。

ちょっと一鉢出して見ましょう。

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ほら、株元にはサクラソウとウバユリが入っていますよ。

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そして、そこからヤマユリが大きく成長し、蕾をつけています。

軽井沢の野花が一緒に入った苗。
この状態で3年目の夏を迎えます。

でも、今年は試しに岐阜で夏越しさせてみようと思っていて、
その経過観察をしているんです。

じゃあ、なぜこんなところに置いているのか?
大切だから、盗られないように、隠しているって訳ではありません。

わざわざ、こういう形にしているのにはちゃんと訳があります。
ヤマユリも、ウバユリも、軽井沢ではちょっと林の中に行けば普通に生えているし、
道の脇にも咲いています。

とわいえ、それだけが生えているわけではなく、いろんな草花と一緒だし、
頭の遙か上には、大きな樹木が生い茂っています。

ヤマユリも、ウバユリも栽培が難しく、いろんな人たちが、綺麗に花を咲かせるために、いろんな用土を考え、いろんな肥料を与え、大切に大切に育てています。
でも、本当にそれが良い栽培方法なんだろうか?
逆に、それが栽培を難しくしているんじゃないのか?と、自生地を見ていると疑問になる。

ヤマユリもウバユリも、
落ち葉だけが厚く堆積した、以外に乾燥した場所にも生えているし、
浅間の軽石や焼け石がゴロゴロした堅い土にも生えている。
以外に土質に関係なく育っていて、
共通しているのは落ち葉の堆積した腐植に富んだ土。
そして、いろんな植物が共生していること。

鉢の中という限られた環境ではあるけど、そこに自生地の環境を再現するなら、必要なのは肥料や高価な用土ではない気がする。高価な培養土でなくても、化学肥料の入っていない土に、腐葉土がたっぷり入っていればいい。
そこにミミズや微生物がいれば、それなりに肥料分を作ってくれて、それなりに育って、それなりに花が咲く。それなりが一番無理がないと思う。

秋になったら、鉢の中にたっぷりと腐葉土を敷いてあげれば、寒さ対策のマルチングにもなるし小さな生物たちの餌にもなり、彼らがまた良い土を作ってくれる。
2〜3年たったら、少し鉢の中の根っこのご機嫌伺いをしてあげればいい。

綺麗な、大きな花を咲かせようとするから、沢山肥料を与えて、
過剰な栄養を与えられた球根は、実力以上の花を咲かせる。そこに無理が生じると思う。無理すれば、疲れて、その内に消えてしまうかもしれない。

だから、それなりが一番。


あとは、少しだけ勘違いさせてあげる。
「ん?ここは森の中?」って思えるようにしてあげれば良い。
同じ鉢に入れなくても、大きな植物の茂みの中に置いたり、いろんな植物の苗をこんな具合に置いて、自生地の環境に近い状態で管理すればいい。

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暑い岐阜だから、苗を一緒に置くことで互いが日差しを遮り、株元を涼しくして、生育を補い合い、励まし合って育ってくれる。
(鉢に入った苗だから、水やりは人の仕事ですけど)


いろんな植物を一緒に、無造作に並べてあげれば、きっと「あ〜、森の中なのね」って勘違いして、自生地と同じように綺麗な花を咲かせてくれると思う。
植物は生き物なので、ちゃんと自分の置かれている場所を見ている(感じている)しね。

だから、大事な苗たちをこの茂みに置いているのは、隠しているんじゃなくて、
野山をお手本にして、植物達に自分のいる環境を勘違いさせるためです。
僕なりのやり方なんで、これが植物達に通用するかを検証中です。

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さあ、これから夏本番。
厳しい岐阜の猛暑を乗り越えてくれるだろうか?
頑張れ、苗たち!
by eilakuyagarden | 2010-06-26 22:06 | 岐阜の庭 | Comments(0)


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