完熟ツルリンドウ
落葉した林の中は、ひっそりしています。
これからやって来る厳しい冬に備えて、植物達も力を蓄えているのでしょうか。

でも、子孫を残すための作戦は進行中。
虫が姿を消し、餌の少なくなった林では、鳥糞作戦(鳥に果実を食べさせ、果肉と違って消化されない種を糞と一緒に落としてもらうことで、いろんな場所に種を運んでもらう作戦)で子孫を増やすべく、植物達が鳥に食べてもらえるように鮮やかで美味しそうな実をつけます。

樹木ばかりではありません。
うっかりすると見落としてしまいそうな足元にも、
赤紫の大きな実をつけた野草がいました。

細長い茎の先に美味しそうな実をつけているのは “ツルリンドウ”.

b0133243_22233798.jpg

リンドウ科ツルリンドウ属の多年草。
山地の林床に生え、草木に絡んで育ちます。
茎の長さは50cm以上にもなります。

花期は8〜10月。
花色は淡い紫色で、他のリンドウに比べると地味で目立ちませんが、
花後につける果実はとても奇麗。

でも果実をつけるのは、なぜか “ツルリンドウ” だけなんです。
他のリンドウは、花が終わった後、枯れた花の中に子胞をつけます。
その中には1mm程の大きさの小さな種が沢山詰まっていて、枯れた花柄が風などで揺れることで種が撒かれ、子孫を残します。
だけど、ツルリンドウだけは鳥糞作戦。
鳥に果実を食べさせる代わりに、糞と一緒に種を運んでもらい子孫を残すんですね。
何故なんでしょう?不思議ですね。

まぁ、鳥でなくても食べたくなる程に美味しそうな実。
きっと、量より、確実性を選んだんだな。

植物の生き残り作戦には感心してしまいますね。
by eilakuyagarden | 2009-11-06 22:30 | 里山林の庭 | Comments(2)
Commented by veronica-t at 2009-11-07 09:33
この鳥糞作戦を知ったのは、去年あるお宅の庭にある大きなムクの木でした。

そのころ、手入れをしなくなった里山に竹が凄くて、これをどうするか・・、今の現状を知ってもらいたいと考えていました。
自分たちにできること・・それは、知人(焚き火小屋の備忘録様)の作られた竹スプーンを、焚き火小屋に訪れた方に使っていただき、竹の持つぬくもりを通して、里山や暮らす環境について、少しでも関心を持ってもらうことでした。
中には、竹のスプーンを離乳食用に使いたいと言われるお母さんもいらっしゃって、そのスプーンと一緒に「ムクの葉っぱ」を1枚添えてお渡ししました。
ムクの葉は、一度使ったスプーンに紙ヤスリと同じように使っていただく、スプーンのメンテナンス用です。とても好評で、身近な環境に関心を持っていたでけるようになりました。

残念なことは、焚き火小屋に鳥がムクの種を落としてくれないこと・・
今ここにある苗木は、人の手で鳥が落としたものを植えたものです。
本当に自然界の仕組みは凄いですね。
Commented by eilakuyagarden at 2009-11-08 15:16
veronica-tさん、こんにちわ。
手入れしなくなった竹林の状態って本当にすごいですよね。
山だと竹が樹木を枯らしてしまい、
浅くしか根を張らない竹が土砂崩れの原因になったりして、
問題は深刻化しますよね。

以前、京都のほうだったかなぁ、竹林で遊んでもらい、
そのついでに整備するみたいな取り組みをTVでやってました。
楽しそうに竹を切り、その竹で遊ぶ子供の姿が印象的でした。
夜には、切った竹にロウソクを立て、竹林の中にキャンドルの明かりが沢山揺らめく姿も楽しそうでした。
今の時代、竹も雑木も日常生活ではなかなか利用しませんから、様々な取り組みを通して、自然の荒廃の現状を知ってもらい、再生に協力してもらう活動って必要ですよね。

僕の庭造りもそういった活動も盛り込めるようになると良いなぁ〜といつも思っています。

ぜひ、これからも自然再生の取り組み頑張ってくださいね。


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